- 繁体字:張豊毅
- 簡体字:张丰毅
- 英語名:Zhang Fengyi
- 発音:チャン・フォンイー
- 身長:182cm
- 体重:72kg
- 血液型:AB型
- 星座:おとめ座/乙女座
- 国籍:中国男優
- 公式サイト:https://weibo.com/u/1670363013(Weibo)
張豊毅(チャン・フォンイー)は、中国を代表する実力派俳優として、その確かな演技力と深い役柄理解で高く評価されています。数十年にわたる俳優人生で、彼は多くの記憶に残る役柄を演じ、幅広い層から賞賛を集めてきました。
生い立ちと経歴
1956年、湖南省長沙市に生まれた張豊毅ですが、彼の故郷は河南省です。軍人の家庭に育ち、幼い頃から両親の厳しい教育を受け、それが彼の不屈の精神を育みました。中学校を卒業する前に雲南省東川市の文工団に入り、最初は京劇を学び、後にダンスに転向しました。これらの経験は、後の俳優としてのキャリアの礎を築きました。1978年、北京電影学院演技科に見事合格し、より専門的な訓練を受けることになります。
在学中から積極的に実践活動に参加し、豊富な演技経験を積んだ張豊毅は、1980年に映画『塞外奪宝』で主演の荊大雷を演じ、スクリーンデビューを果たします。この作品で一躍有名になることはありませんでしたが、映画界への扉を開くきっかけとなりました。翌年には映画『駱駝祥子』で主役を演じ、祥子という役柄を深く解釈した演技で観客から広く認められ、賞賛を浴び、一躍スターダムにのし上がりました。
人物像
硬派なイメージで知られる張豊毅ですが、その内面は複雑で多面的です。
映画やドラマでは、勇敢で剛毅な役柄を多く演じ、「中国一の男前」と称されるほど、硬派なイメージが定着しています。このイメージは、彼の役柄選びだけでなく、仕事に対する真摯な姿勢や私生活での決断にも表れています。例えば、個人的な理由で息子の結婚式への出席を辞退したことは、彼の強い意志と信念を象徴する出来事と言えるでしょう。
しかし、私生活では、繊細で感受性が豊かな一面も持ち合わせています。ドキュメンタリー番組や本、音楽に感動して涙を流すこともあると語り、スクリーンで見せる強靭なイメージとは裏腹に、豊かな感情と繊細な内面世界を持つ人物であることを明かしています。
また、前妻の呂麗萍との離婚後、12歳年下の霍凡と再婚し、彼女を深く愛し、継娘にも惜しみなく愛情を注いでいることからも、彼の優しさと思いやりの深さが窺えます。
演技の特徴
- 細やかな表現力:わずかな表情の変化やボディランゲージで複雑な感情を表現することに巧みです。例えば、『孤舟』で演じた顧希形役では、威厳と深い愛情を見事に表現し、観客に強い印象を残しました。
- 幅広い役柄への対応力:時代劇、現代劇、ホームドラマなど、どんなジャンルでも高い演技力を発揮します。汚職撲滅をテーマにしたドラマ『人民的名義』の沙瑞金役も高く評価されました。
- 自然でリアルな演技:リアリティを重視し、どの役柄も生き生きと演じます。『大宅門』などで見せた自然な演技は、観客の共感を呼びます。
- 献身的な姿勢:役作りのために徹底的な準備を行い、人物背景を深く理解し、必要なトレーニングも欠かしません。『人民的名義』の撮影中は、沙瑞金役のために腹筋ローラーを持ち歩き、体型維持に努めました。
- 謙虚でひたむきな姿勢:輝かしい実績を持ちながらも、私生活では非常に謙虚で、社交活動やメディアへの露出は控えめです。この芸術への真摯な姿勢が、彼の演技をより純粋で専門性の高いものにしています。
役柄
徐達(ジョタツ)
永楽帝~大明天下の輝き~
愛新覚羅·胤禛/雍正帝(ヨウセイテイ)
如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~
雍王 (ようおう)
黒豊と白夕~天下を守る恋人たち~
李世民(り・せいみん)
武則天-The Empress-