星河長明 運命の妃と不滅の帝 第1話 あらすじ/ネタバレ
太古の昔、真師大神と呼ばれる強大な存在が地上に現れた。彼らは姿を隠したが、その後、人間と羽族が大陸の覇権を争うようになった。やがて、一人の若き将軍が五族を統一し、大晁国を建国した。しかし、夜北の地だけは、七つの部族が争いを続けていた。
夜北の公主、七海蕊(しつかい・ずい)は、葉凌霜(よう・りょうそう)という少女と共に夜北に戻ってきた。葉凌霜(よう・りょうそう)は、公主を連れ出したことで父親の叶景清から叱責を受ける。彼女は一族から疎まれ、父親からも嫌われていた。しかし、七海蕊(しつかい・ずい)は葉凌霜(よう・りょうそう)を庇い、いじめさせなかった。夜北の首長、七海震宇(しつかい・しんう)も、大淵古への敬意を忘れてはならないと諭した。叶景清は葉凌霜(よう・りょうそう)を禁足にしようとしたが、七海蕊(しつかい・ずい)の懇願により、秋の選抜に参加を許される。
大晁の皇帝は、夜北に縁談を持ちかけてきた。叶景清は、拒否すれば災いが起こるのではないかと危惧し、七海震宇(しつかい・しんう)に時間稼ぎをするよう進言する。しかし、大晁の皇帝は凶暴で、嫁いだ公主は悲惨な運命を辿ることは周知の事実だった。叶景清は葉凌霜(よう・りょうそう)を逃がそうとするが、彼女は拒否する。7歳の時に叶景清によって星辰力が封じられた葉凌霜(よう・りょうそう)は、苦しみ続けており、封印を解きたいと願っていた。叶景清は彼女の苦しみを知りながらも、封印を解くことに躊躇する。一族の人々は彼女を凶兆と呼ぶが、七海蕊(しつかい・ずい)だけは彼女を信じていた。
秋の選抜の日、七海蕊(しつかい・ずい)と葉凌霜(よう・りょうそう)は祭りを見物していた。突然、雪狼王が現れ、人々はパニックに陥る。葉凌霜(よう・りょうそう)は七海蕊(しつかい・ずい)を守るために狼に襲われそうになるが、一人の勇士に助けられる。しかし、狼は葉凌霜(よう・りょうそう)を狙い続ける。彼女は勇敢に刀で抵抗するが、結局は勇士に助けられる。しかし、その狼は夜北の人々の神であり、人々は勇士を憎んだ。その勇士こそ、大晁の縁談の使者、謝語安だった。七海震宇(しつかい・しんう)は彼を屋敷に招こうとするが、人々は葉凌霜(よう・りょうそう)を生贄に捧げようとする。謝語安はそれに反対し、葉凌霜(よう・りょうそう)に宝物を与えて、これからは誰も彼女をいじめないと約束する。
宝物を手にした葉凌霜(よう・りょうそう)は突然気を失い、謝語安の腕の中に倒れる。目覚めた後、七海蕊(しつかい・ずい)は彼女を看病し、部族は謝語安をもてなすために篝火の宴を催した。宴を見物していた時、謝語安は葉凌霜(よう・りょうそう)に大晁へ来るように誘うが、彼女は断る。美食と美景は魅力的だが、葉凌霜(よう・りょうそう)は良い日が長く続かないことを知っている。謝語安は運命を信じず、人は運命を切り開くことができると言う。
実は、その勇士は謝語安ではなく、大晁の皇帝彧修明(いく・しゅうめい)だった。界諸嬰(かい・しょえい)は彧修明(いく・しゅうめい)が葉凌霜(よう・りょうそう)に惚れたと思ったが、彧修明(いく・しゅうめい)の心は夜北の公主にのみあった。公主七海怜(しつかい・れい)はかつて大晁に留学し、界諸嬰(かい・しょえい)と恋仲になっていた。七海震宇(しつかい・しんう)は七海怜(しつかい・れい)を嫁がせようとしたが、彧修明(いく・しゅうめい)は七海蕊(しつかい・ずい)を指名した。葉凌霜(よう・りょうそう)は叶景清に七海蕊(しつかい・ずい)を嫁がせないように懇願するが、叶景清はそれが公主の使命だと言う。
葉凌霜(よう・りょうそう)は決意し、彧修明(いく・しゅうめい)に会い、七海蕊(しつかい・ずい)の代わりに皇后になると申し出る。彧修明(いく・しゅうめい)は彼女の言葉を一蹴する。葉凌霜(よう・りょうそう)は焦り、彧修明(いく・しゅうめい)に毒入りの奶茶を飲ませ、自分を皇后にするよう脅迫する。この展開は、ドラマよりもスリリングだ!
第1話の感想
第1話は、壮大な世界観と複雑な人間関係が描かれた、興味深いスタートでした。
世界観:
- 真師大神の存在や、五族が争う大陸という設定は、ファンタジー好きにはたまらないでしょう。
- 夜北の七つの部族が争っている様子は、政治的な駆け引きや権力闘争を予感させます。
その他:
- 七海蕊(しつかい・ずい)と葉凌霜(よう・りょうそう)の友情は、とても微笑ましかったです。七海蕊(しつかい・ずい)が葉凌霜(よう・りょうそう)を庇う姿は、彼女の優しさと強さを表していました。
- 葉凌霜(よう・りょうそう)の苦悩は、見ていて胸が痛くなりました。しかし、彼女は勇気を持って運命に立ち向かおうとする姿に感動しました。
- 彧修明(いく・しゅうめい)の真の目的が気になります。彼は本当に七海蕊(しつかい・ずい)を愛しているのでしょうか?それとも、別の思惑があるのでしょうか?
- 秋の選抜での雪狼王の襲撃は、迫力満点でした。葉凌霜(よう・りょうそう)が勇敢に戦う姿は、かっこよかったです。
- 葉凌霜(よう・りょうそう)の毒入りの奶茶事件は、ハラハラドキドキしました。彧修明(いく・しゅうめい)は彼女の企みに気づくのでしょうか?
第1話は、見どころ満載の素晴らしいスタートでした。今後の展開がますます楽しみです。
つづく
叶凌霜と翼无忧、第8話で再会
第8話で、葉凌霜(よう・りょうそう)と翼無憂(よく・むゆう)が再会を果たしました。葉凌霜(よう・りょうそう)は酒楼を訪れ、そこで療養中の翼無憂(よく・むゆう)と出会います。翼無憂(よく・むゆう)は以前負った重傷から回復し、葉凌霜(よう・りょうそう)を探していました。しかし、翼無憂(よく・むゆう)の容態は悪化し、山中で一晩眠った後、七海蕊(しつかい・ずい)の姿が消えていました。その後、翼無憂(よく・むゆう)は叶景清と遭遇しますが、叶景清は重傷が原因で亡くなってしまいました。