『星河長明 運命の妃と不滅の帝』第17話のあらすじ/ネタバレです。

樊如晦は彧修明(いく・しゅうめい)に葉凌霜(よう・りょうそう)を妃に迎えることを提案しますが、彧修明(いく・しゅうめい)はそれに応じず、葉凌霜(よう・りょうそう)を大切に扱い、樊如晦に自分の考えを勝手に推測しないように警告します。葉凌霜(よう・りょうそう)は雲紋を顧大哥に託しますが、雲紋は顧大哥に対して異常なほど従順で、葉凌霜に対する態度とは全く異なります。

夜北族は越州に移住しましたが、食糧危機が深刻で生活は苦しいです。彧修明(いく・しゅうめい)は視察に出かけ、葉凌霜も同行しますが、この行動は朝臣たちの非難を招きます。葉凌霜は最初は緊張していましたが、轎の中で眠ってしまいました。潦陽では、大都護の蔡驂が樊如晦の唆しを受けて反乱を企てます。蔡驂の甥である蔡忱は彧修明を歓待する宴を催しますが、彧修明は翌日南巡することを発表し、蔡家の贈り物に不満を示します。これは蔡家への警告を意味しています。

彧修明は葉凌霜を連れて枕霞山神殿に行き、軍隊は山下に駐屯します。葉凌霜は異変に気づき、蔡家の反乱を知ります。彧修明はすでに準備をしており、鎧を着て応戦します。彼は蔡驂について葉凌霜に質問し、葉凌霜は流暢に答えます。2人は冗談を交わしながら、彧修明は援軍を求めるために下山することを決意し、葉凌霜には神殿を守るように命じます。

彧修明は葉凌霜のために鎧を用意し、自ら着せてあげます。そして必ず戻ると約束します。葉凌霜は彧修明を信じ、援軍が来るまで守る決意をします。士気が下がっている兵士たちを前に、葉凌霜は彼らを励まし、神殿を守ることは天啓と故郷を守ることを意味すると強調します。彧修明は風隠を葉凌霜の護衛に残し、もし危険な状況になったら彼女を先に避難させるように命じます。しかし、葉凌霜は残ることを主張し、反乱軍を撃退し、この土地を守ると誓います。

17話 感想

第17話は、彧修明と葉凌霜の絆が深まる一方で、蔡家の反乱という新たな脅威が迫る緊迫感のある展開でした。

前半では、樊如晦の提案を拒否した彧修明の姿勢に、葉凌霜への深い愛情と信頼を感じました。また、雲紋の忠誠心が彧修明ではなく、葉凌霜に向いていることが伺える描写も興味深かったです。夜北族の苦しい生活描写は、彼らの置かれた厳しい状況を浮き彫りにし、共感を誘いました。

後半では、彧修明の南巡が蔡家の反乱を誘発する引き金となりました。しかし、彧修明は冷静に対処し、葉凌霜の聡明さも際立ちました。彧修明が葉凌霜に鎧を着せるシーンは、二人の絆の深さを表現しており、感動的でした。

神殿を守る決意をした葉凌霜の勇気と、兵士たちを鼓舞する彼女のリーダーシップも印象的でした。士気が下がっている兵士たちを鼓舞する葉凌霜の姿は、彼女が単なる妃ではなく、民衆の希望の光となる存在であることを示唆しています。

次回以降は、蔡家との戦いが描かれることが予想されます。彧修明と葉凌霜は、この危機を乗り越えることができるのでしょうか?今後の展開が楽しみです。

つづく