星河長明 運命の妃と不滅の帝 第9話 あらすじ/ネタバレ
星瀚大典の混乱
星瀚大典の日、七海怜(しつかい・れい)は侍女に扮して潜入に成功。人混みの中で葉凌霜(よう・りょうそう)と密会する。葉凌霜(よう・りょうそう)は彧修明(いく・しゅうめい)が七海怜(しつかい・れい)のことを口にしたのを聞いて計画が漏れたのではないかと心配していた。七海怜(しつかい・れい)は霍陸が頼りにならないことを知りながらも、葉凌霜(よう・りょうそう)に迷惑をかけたくないと決意する。葉凌霜(よう・りょうそう)は七海怜(しつかい・れい)を心配し、脱出用の魔法陣と氷珏を託す。
大典では、彧修明(いく・しゅうめい)は万民の上に君臨し、官吏たちは一斉に跪拝する。彧修明(いく・しゅうめい)は樊如晦を衛公に封じ、その栄光を誇示する。その瞬間、七海怜(しつかい・れい)は献芸の機会を利用して彧修明(いく・しゅうめい)に突撃し、会場は騒然となる。しかし、七海怜は彧修明(いく・しゅうめい)には敵わず、さらに彧修明は事前に準備をしていた。葉凌霜(よう・りょうそう)は焦りを感じ、霍陸が裏切ったことで状況はさらに悪化する。葉凌霜は翼無憂(よく・むゆう)に救援信号を送るが、界諸嬰(かい・しょえい)は七海怜を見て躊躇なく参戦する。
翼無憂(よく・むゆう)の救出と七海怜の捕縛
翼無憂(よく・むゆう)の到着により、七海怜は救出される。葉凌霜は安堵するが、彧修明の顔を見て再び不安に駆られる。彧修明は七海怜の全城捜索を命じ、界諸嬰(かい・しょえい)は七海怜を密かに匿い、捕縛を躊躇する。楚夜は葉凌霜が七海怜を救ったことを知りながらも助けを拒否し、翼無憂(よく・むゆう)は怒りながらも単独で行動する。夜北は兵士を失い、葉凌霜は牢獄の中で焦燥に駆られる。
彧修明の神鏡の力は弱まり、傷の治癒も遅くなる。界諸嬰(かい・しょえい)は七海怜に刺され、翼無憂(よく・むゆう)は彼の裏切りを信じない。彧修明は界諸嬰(かい・しょえい)に失望し、七海怜を逃がしたことで自分を裏切ったと責める。彧修明は界諸嬰(かい・しょえい)に七海怜を捕らえて功を償うよう命じるが、界諸嬰は七海怜の居場所を知らず、また彼女を捕らえる気もない。
七海怜の捕縛と封印
夜、七海怜は葉凌霜を救出するため牢獄に侵入するが、待ち伏せに遭う。界諸嬰は彧修明に七海怜を解放するよう懇願し、投降を説得する。しかし、七海怜はすでに捕らえられていた。七海怜と葉凌霜は同じ牢獄に入れられ、夜北の兵士が殺される様子を目の当たりにした七海怜は自責の念に駆られる。界諸嬰は七海怜の身代わりになることを申し出て、彼女の命乞いをする。彧修明は七海怜の星辰力を封印することを決意する。
七海怜の絶望と希望
星辰力を封印された七海怜は絶望し、自分が無力になったと感じる。葉凌霜は七海怜を慰め、每个人都有使命があり、彧修明が彼女を生かしたのには理由があると励ます。七海怜は葉凌霜に謝罪し、以前は彼女を誤解していたが、今は誰よりも強い人だと気づく。
一方、欽天監は混乱に陥り、狄蘭章は解任され、彧修明に新しい監正を任命する必要がある。誰もが責任を回避しようとする中、端木が名乗り出る。七海怜は落ち込んでいたが、葉凌霜の励ましにより徐々に立ち直っていく。彼女は生きている限り希望があると信じる。
第9話の感想
第9話は、星瀚大典での七海怜の決死の行動とその後の展開が描かれた、物語の大きな転換点となる重要なエピソードでした。
七海怜の勇敢さと無謀さ
七海怜は、彧修明を倒すために単身で乗り込むという無謀ともいえる行動に出ました。彼女の勇気は称賛に値しますが、同時に無謀さも感じさせられました。計画が漏れた可能性を考慮していなかったことや、霍陸の裏切りを見抜けなかったことは、彼女の判断力の甘さを露呈しています。
葉凌霜の優しさ強さ
葉凌霜は、七海怜を心配し、脱出用の魔法陣と氷珏を託すなど、彼女を助けるために全力を尽くしました。また、七海怜が捕らえられた後も、彼女を励まし、希望を持たせるために尽力しました。葉凌霜の優しさと強さは、このエピソードでも際立っていました。
翼無憂の怒りと葛藤
翼無憂は、七海怜を救出するために駆けつけましたが、楚夜が助けを拒否したことで怒りをあらわにしました。また、界諸嬰の裏切りを信じられず、葛藤を抱えていました。翼無憂の感情の起伏は、このエピソードの見どころの一つでした。
つづく