美しき骨~後編:一生一世~ 第16話 あらすじ/ネタバレ

周生辰(ジョウション・チェン)は時宜(シー・イー)を強く抱きしめながら夜を明かし、二人はいつまでも起き上がる気配がない。周生辰(ジョウション・チェン)はふいに、男女が同室に寝泊まると查房されるのではないかと尋ねる。時宜(シー・イー)はこれまで出張の際はいつも美霖(メイリン)と同室だったため、そのことには全く気付いていなかった。周生辰(ジョウション・チェン)は結婚証を手に入れたその日に、いざという時のために写真を携帯電話に保存していたのだ。

佟佳人(トン・ジアレン)は周生辰(ジョウション・チェン)の住居を訪れるが、そこには既に人影はなく、周生辰(ジョウション・チェン)は何も残していなかった。佟佳人(トン・ジアレン)は落胆する。ここは周生辰が9年間住み慣れた場所だったのに、時宜(シー・イー)のためにあっさりと去ってしまったのだ。周生辰と時宜(シー・イー)は外に出ると、美霖(メイリン)や王応東(ワン・ヨウドン)らと鉢合わせする。同僚たちは時宜(シー・イー)をからかい、周生辰を紹介するように言う。時宜(シー・イー)は堂々と周生辰が自分の夫だと認め、美霖(メイリン)たちは今日上海に戻る予定だった。時宜(シー・イー)は周生辰ともう一日過ごしたいと考える。

時宜(シー・イー)と周生辰は手をつないで烏鎮の路地を散策し、いつまでも帰りたくない様子で、尽きることのない情話を交わす。正午、時宜(シー・イー)は周生辰を宏晓誉(ホン・シャオユー)と杜風(ドゥ・フォン)に紹介する。杜風(ドゥ・フォン)は周生辰を誘って酒を飲むが、周生辰は酒が飲めないため、時宜(シー・イー)が代わりに飲み、すぐに酔っ払ってしまう。食事の後、杜風(ドゥ・フォン)は周生辰と少しだけ話を交わし、自分は警察官であることを明かさずに、公務員だと軽く認めるだけだった。

時宜(シー・イー)は酔っ払ってよろよろと歩き、周生辰は彼女の頭を自分の膝に乗せて少し休ませる。時宜(シー・イー)は周生辰が商売を嫌っていることを知り、家事の面倒を見たら金星の研究に専念するように勧める。また、周生辰を上海に連れて行って、鎮江の紛争から遠ざけようとする。周生辰は彼女の気持ちに深く感動する。

周生仁(シュウ・セイジン)は家に帰りたがらず、穗穗(すいすい)を連れて時円円(シー・エンエン)を訪ねる。時円円(シー・エンエン)は祖父に茶葉を買ってあげたいと言い、周生仁(シュウ・セイジン)は車で周家の手工茶工場に連れて行く。周生仁(シュウ・セイジン)は穗穗(すいすい)に一番良い茶葉を時円円(シー・エンエン)に持たせ、茶工場と周家の全財産は周生辰と時宜(シー・イー)のものだと説明する。そして、時円円(シー・エンエン)に周生辰の好意を家族に伝えてくれるよう頼む。

周文幸(ジョウ・ウェンシン)は梅行(メイ・シン)を玄関先で待ち続け、激しい雨が降ってきても家の中に戻ろうとしなかった。梅行(メイ・シン)が駆けつけてくると、周文幸(ジョウ・ウェンシン)は雨の中を迎えに出てくる。梅行(メイ・シン)は慌てて彼女の頭と体についた雨水を拭き取り、雨に濡れてはいけない、また体調を崩してしまうと心配する。梅行(メイ・シン)は上着を脱いで彼女にかけ、部屋まで送っていく。梅行(メイ・シン)は周文幸(ジョウ・ウェンシン)を上海に連れて行って、心臓病の専門医に診てもらいたいと思うが、周文幸(ジョウ・ウェンシン)は自分の病気を自覚しており、これ以上時間を無駄にしたくないと考える。

時宜(シー・イー)は周生辰の膝枕で眠りにつく。周生辰は起こすのに忍びないが、雨が激しくなってきたため、客栈の老板が車で送ってくれると申し出る。周生辰は時宜(シー・イー)を部屋に抱き上げ、体についた雨水を拭いてあげる。時宜(シー・イー)は彼の首に強く抱きつき、どんな女性とも親密にならないと誓うように迫る。たとえ自分が先にこの世を去っても、周生辰は他の女性を愛してはいけないと。時宜(シー・イー)は来世で必ず償うと約束し、周生辰はすべて承諾する。時宜(シー・イー)は再び深い眠りにつく。

周生辰はベッドに横になると、夢の中で時宜(シー・イー)が彼を抱きしめながら、ザクロを食べたいとつぶやく。周生辰は朝一番に客栈の老板にザクロを売っている場所を尋ねる。老板は24時間営業のコンビニエンスストアを教えてくれるが、車がないため、周生辰は彼の電動バイクを借りてスーパーに向かう。周生辰は車で烏鎮中を探し回り、ようやくザクロを購入する。彼はザクロの種を一つ一つ取り出し、時宜(シー・イー)は子供の頃からザクロが大好きだった。彼女は嬉しそうに頬張る。

時宜(シー・イー)と周生辰は一緒に上海に戻る。周生辰は独身寮に住むつもりだったが、時宜(シー・イー)は彼を家に連れ帰り、書斎を用意して同棲生活を始める。

第16話の感想

第16話は、周生辰と時宜(シー・イー)の甘く切ないラブストーリーがさらに加速する回となりました。二人は乌镇で束の間の幸せな時間を過ごし、周生辰は時宜(シー・イー)への愛情を再確認します。しかし、周生辰の家族や時宜(シー・イー)の病など、二人の行く手にはまだ多くの困難が待ち受けていることを予感させる終わり方でした。

特に印象に残ったシーンは、周生辰が時宜(シー・イー)のためにザクロを探すシーンです。周生辰は時宜(シー・イー)の夢の中で彼女がザクロを食べたいとつぶやくのを聞いて、朝一番に探しに行きます。彼は烏镇中を探し回り、ようやくザクロを見つけ出し、時宜(シー・イー)にプレゼントします。このシーンは、周生辰の時宜(シー・イー)への深い愛情と献身的な性格を表現しており、視聴者の心を打つものでした。

また、周生辰と時宜(シー・イー)の同棲生活が始まるのもこの回の見どころです。二人は同じ屋根の下で生活することで、より一層絆を深めていきます。しかし、周生辰の家族や時宜(シー・イー)の病など、二人の行く手にはまだ多くの困難が待ち受けていることを予感させる終わり方でした。

つづく