美人骨~後編:一生一世~ 第2話 あらすじ/ネタバレ

周生辰(ジョウション・チェン)は時宜(シー・イー)が上海に帰る前夜、心中に溢れる想いを言葉にできずにいました。梅行(メイ・シン)は冗談交じりに電話で別れを告げることを提案しますが、周生辰(ジョウション・チェン)は手紙で自分の気持ちを伝えたいと固執します。

翌日、時宜(シー・イー)は友人である宏暁誉(コウ・ギョウヨ)と共に古城壁を散策します。城壁の滄桑さは、時宜(シー・イー)に周生辰(ジョウション・チェン)の過去の物語、特に映画の中で彼と切っても切れない縁を持つ皇太子妃の姿を思い起こさせ、彼女を夢中にさせます。宏暁誉(コウ・ギョウヨ)の言葉で現実に戻された時、梅行(メイ・シン)は城楼から撮影しており、時宜(シー・イー)の穏やかな姿が彼のレンズに映り、心を揺さぶります。しかし、彼が急いで階下へ降りると、時宜(シー・イー)と宏暁誉(コウ・ギョウヨ)は車に乗って去った後であり、彼は落胆を隠せませんでした。

周生辰(ジョウション・チェン)はより含蓄的な方法を選び、西安の文化に関する書籍をホテルのフロントを通して時宜に渡すことで、自分の気持ちを伝えようとします。書籍を見つけた時宜は急いで周生辰(ジョウション・チェン)を追いかけますが、彼の姿を見つけることはできませんでした。そこで、彼女はメールで彼に連絡を取り、研究所の電話番号を尋ねます。電話一本で、二人の距離は少し縮まったように感じられ、時宜は勇気を出して研究所の見学を申し出ます。周生辰は快諾します。

研究所の見学中、時宜は周生辰の専門性と熱意に深く惹かれ、二人の間の雰囲気は徐々に盛り上がっていきます。しかし、昼食時に何善(ホー・シャン)が加わり、学生たちが二人の関係を誤解したことで、時宜は少し気まずさを感じます。特に周生辰のかつての婚約者の話題が出た時、時宜は席を立ってしまいました。周生辰はすぐに追いかけ、辛抱強く説明し、連絡先を交換して連絡を取り合うことを約束します。

上海に戻った時宜はすぐに仕事に取り掛かりましたが、忙しい中でも周生辰のことを考えていました。何度か連絡を試みましたが、周生辰は西安を離れており、落胆を隠せませんでした。一方、周生辰は鎮江の実家で複雑な家族の集まりを経験します。母親からの結婚の催促、家族内部の意見の相違など、彼は大きなプレッシャーを感じていました。夜が更け、時宜への想いが押し寄せてきた周生辰は、彼女に会うためだけに車で上海に向かうことを決意します。

深夜、時宜は録音の仕事を終え、休息しようとしていたところ、周生辰から電話がかかってきます。二人は夜食を一緒に食べる約束をし、周生辰の細やかな気遣いに時宜は心が温まります。食卓では、周生辰は少し寡黙でしたが、時宜の積極的な会話で徐々に雰囲気が和らいでいきます。周生辰のスーツ姿は、彼の成熟した落ち着きをより一層際立たせ、時宜は彼への賞賛と信頼をさらに強めます。

この夜は、二人にとって忘れられない思い出となりました。忙しい生活と複雑な感情が交錯する中で、彼らは互いに支え合い、未来の可能性を切り開いていくことを予感させます。

第2話の感想

第2話は、周生辰と時宜の心の距離が少しずつ縮まっていく様子が丁寧に描かれており、二人の恋の芽生えを感じさせる回でした。

特に印象に残ったのは、研究所の見学シーンです。周生辰の専門性と熱意に惹かれる時宜の姿は、とても可愛らしかったです。また、昼食時に何善(ホー・シャン)が加わり、学生たちが二人の関係を誤解したことで、時宜が少し気まずさを感じてしまう場面は、二人の恋路が簡単ではないことを予感させました。

しかし、周生辰は辛抱強く時宜に説明し、連絡先を交換して連絡を取り合うことを約束します。このシーンは、周生辰の誠実さと時宜への想いの強さを感じさせるものでした。

つづく