『美人骨~後編:一生一世~』第23話 あらすじ/ネタバレ
周文幸(ジョウ・ウェンシン)の決意と家族の絆
周文幸(ジョウ・ウェンシン)は上海での治療を前に、不安と期待が入り混じった気持ちで過ごしていた。彼女は庭の景色を目に焼き付け、最後の時間を大切に過ごそうとする。梅行(メイ・シン)は彼女の姿を見て、車椅子で玄関まで送るのではなく、自ら抱きかかえて車に乗せてあげる。
一方、時宜(シー・イー)と周生辰(ジョウション・チェン)は、小曼(しょうまん)の姉弟の工房で衣装選びをする。そこで、周生辰(ジョウション・チェン)は小曼(しょうまん)の妊娠と、周文川(ジョウ・ウェンチュアン)との関係を知ることになる。時宜(シー・イー)は驚きを隠せない。その後、周生辰(ジョウション・チェン)の母は、周文幸(ジョウ・ウェンシン)を励ますために病院を訪れる。梅行(メイ・シン)は、周文幸(ジョウ・ウェンシン)の治療に関する手続きや、医師への質問など、献身的にサポートする。
周文幸(ジョウ・ウェンシン)は、誕生日までに手術を受けて健康を取り戻したいと願っていた。彼女は梅行(メイ・シン)の詩への興味を打ち明け、一生懸命に学ぶが、なかなか理解できない。また、周生辰(ジョウション・チェン)に梅行(メイ・シン)の過去について尋ねるが、周生辰(ジョウション・チェン)は何も知らないと答える。周文幸は、盛大な結婚式を挙げてほしいと提案し、自分が出席することを約束する。周生辰は彼女の健康を第一に考え、二人は家族としての温かい絆を見せる。
時宜(シー・イー)は、周文幸の梅行(メイ・シン)への想いに気づき、周生辰は梅行が求めるのは両想いだと理解する。周文幸は、入院中にホラー映画を見て恐怖に怯えるが、梅行が優しく止めてくれる。時宜(シー・イー)は、周文幸の病気を心配し、手術が終わるまで結婚式の準備を延期することを決める。また、親友の宏暁誉(コウ・ギョウヨ)と生活のあれこれを共有し、深い友情を育む。
梅行は仕事のため一時的に家を離れることになり、周文幸は名残惜しさをにじませながら、解酒薬を贈り、早く帰ってきてほしいと願う。周文川(ジョウ・ウェンチュアン)は小曼(しょうまん)を連れて周文幸を見舞うが、一人で病室に入る。時宜(シー・イー)は、古筝を弾いて才能を発揮し、周生辰はそれに聞き入る。二人は、息の合った様子を見せる。
しかし、周文幸の容態が急変し、家族は病院に駆けつける。周文川(ジョウ・ウェンチュアン)は、自身の不正を隠蔽するために、周文幸の検査記録を改ざんし、手術のタイミングを逃していたことが判明する。周生辰は激怒し、周文川(ジョウ・ウェンチュアン)を殴り、警察が介入する。家族の争いに、周生辰と梅行は心を痛める。
周生辰は、悲しみを癒すために湯船に浸かり、時宜は寄り添って慰める。二人は、困難を共に乗り越えようと誓い合う。翌朝、病院を訪れると、梅行は徹夜で周文幸の病室の外で看病していた。周文幸の容態は依然として心配だ。梅行は、手術が成功したら周文幸を連れて周家から出て、新しい生活を始めると決意する。同時に、時宜に誤解を招いたことを謝罪し、時宜は寛大に許す。
この突然の出来事は、家族の絆と責任の重さを浮き彫りにし、時宜と周生辰の深い愛情が、互いを支え合う力となる。
第23話の感想
第23話では、周文幸の病状が急変し、家族の絆や責任の重さが浮き彫りになりました。周文幸の治療を前に、家族それぞれが葛藤を抱えながらも、彼女を支えようと奮闘する姿が印象的でした。
特に、周文幸と梅行の関係には胸を打たれました。周文幸は梅行に特別な感情を抱いており、梅行も彼女を大切に思っていることが伝わってきました。しかし、梅行は周文幸の病状を考慮して、自分の気持ちを押し殺しているように感じました。
また、周生辰と時宜の夫婦愛も感動的でした。周生辰は周文幸の兄である周文川(ジョウ・ウェンチュアン)の裏切りに怒りを露わにする一方で、時宜は周生辰を優しく支え、家族の絆の大切さを改めて認識させられました。
つづく