美人骨~後編:一生一世~ 第24話 あらすじ/ネタバレ
周生辰(ジョウション・チェン)は魂を抜かれたように病室から出てきました。周文幸(ジョウ・ウェンシン)はすでに命が危うく、息も絶え絶えです。周生辰(ジョウション・チェン)は梅行(メイ・シン)と時宜(シー・イー)に周文幸(ジョウ・ウェンシン)のもとへ入るように促しました。周文幸(ジョウ・ウェンシン)は時宜(シー・イー)に録音を残し、命の最後の時間を梅行(メイ・シン)に与え、来世で早く彼を見つけられるようにしたいと願っていました。
周文幸(ジョウ・ウェンシン)は、幼い頃から梅家と病院を行き来していたと言い、周家には愛着がなく、周生辰(ジョウション・チェン)と周文川(ジョウ・ウェンチュアン)だけが自分を一番大切にしてくれていたと語りました。周文幸(ジョウ・ウェンシン)は、周文川(ジョウ・ウェンチュアン)と一緒に秘密を知っていることを認めましたが、時宜(シー・イー)に不幸をもたらさないために、もう彼女に伝えることはできないと述べました。周文幸は、周生仁(シュウ・セイジン)を時宜(シー・イー)のそばに置いておくことで、誰も彼女を傷つけることができなくなるようにしたと明かしました。また、時宜(シー・イー)が不来梅で遭遇した危険は偶然ではなく、人為的に引き起こされたものだと打ち明けました。周文幸は時宜に謝罪し、あの時わざと時宜を水に落としたのは、周生辰(ジョウション・チェン)に時宜を連れ出して家のいざこざに巻き込まないようにするためだったと説明しました。時宜は周文幸の録音を聞き終えると、すでに涙が流れていることに気づきました。
周文幸は最後の力を振り絞って、梅行(メイ・シン)に自分の面倒を見るように言い残しました。梅行(メイ・シン)は息も絶え絶えの周文幸を見つめ、悲しみに暮れて声を上げて泣きました。周文幸は逆に彼を慰め、悲しむ必要はないと言いました。梅行(メイ・シン)は常にそばにいることを約束し、周文幸は梅行の腕の中で安らかに息を引き取りました。梅行は悲しみに打ちひしがれ、時宜は窓越しにその様子を見て、思わず声を上げて泣きました。
周文川(ジョウ・ウェンチュアン)は周文幸の死を聞いて急いで病院に駆けつけると、周生辰(ジョウション・チェン)に殴る蹴るの暴行を加えました。小曼(しょうまん)と秦婉(シン・エン)が慌てて止めようとしますが、周生辰は怒りが収まりません。小曼(しょうまん)は誤って流産し、大量出血を起こしました。秦婉(シン・エン)は驚き、大声で助けを求めます。周文川(ジョウ・ウェンチュアン)は急いで小曼(しょうまん)を抱き上げ、医師を探しに行きました。周生行(シュウ・セイコウ)が駆けつけると、周文幸の遺体が冷たいベッドに横たわっているのを見て、悲しみに暮れて泣き崩れました。
杜風(ドゥ・フォン)が周生辰を警察署に連れて行こうとしたところ、宏暁誉(コウ・ギョウヨ)がちょうど時宜を訪ねてきました。宏暁誉(コウ・ギョウヨ)は杜風(ドゥ・フォン)が警察官であることを知り、彼に詰め寄り、なぜ身分を隠していたのかと問い詰めました。時宜は慌てて宏暁誉(コウ・ギョウヨ)を引き離しました。
梅行は魂を抜かれたように周家老宅の敷居に座り、周文幸と一緒に過ごした幼い頃から大人になるまでの日々や、周文幸の臨終の言葉を思い出していました。彼の心は様々な思いが交錯していました。
梅行は突然、おなじみの声が自分を呼んでいるのを聞いて振り返ると、周文幸が目の前に現れました。梅行は手を伸ばして彼女をつかもうとしましたが、周文幸の姿は消えてしまいました。梅行は自分が幻覚を見たことに気づきました。
周生辰は時宜を連れて周文幸の葬儀のために家に帰りました。一族全員が周文幸の葬儀に参列し、周生辰は周文幸の霊位を周家祠堂に安置しました。梅行は列の最後尾に立ち、祠堂に向かって三度深くお辞儀をしました。秦婉(シン・エン)は泣き崩れ、時宜は周生辰に録音の内容を伝えようとは思いませんでした。周生辰がこれ以上悲しみ失望する姿を見たくないと考えたからです。時宜は周文幸に償いをしてもらいたいとは思っておらず、ただ彼女の魂が周生辰を守ってくれることを願っていました。時宜は外に出ると、周生仁(シュウ・セイジン)が木の下で一人泣いているのを見て、優しく声をかけました。
周生辰は数日間、食事も睡眠も取らず、悲しみのあまり声も枯れてしまいました。時宜は心配し、必死に彼を慰めようとしましたが、周生辰は悲しみを拭い去ることができませんでした。周生辰は警察署で事情聴取を受けました。杜風(ドゥ・フォン)は彼に悲しみを乗り越えるように勧めました。
周文川(ジョウ・ウェンチュアン)は祠堂で反省させられ、入口に座って悄然としていました。周生行(シュウ・セイコウ)は彼を祠堂に呼び寄せ、事情も聞かずに容赦なく蹴りつけました。周文川は周生行(シュウ・セイコウ)に、自分と周文幸はどちらも周生行(シュウ・セイコウ)の子どもであり、周生行(シュウ・セイコウ)を「爸爸」と呼び、情状酌量を求めました。祠堂に閉じ込められるようなことはしたくないと訴えました。しかし、周生行もどうすることもできませんでした。周家は誰のものでもなく、周生行と秦婉(シン・エン)のものではありません。周文川は罪を犯したのだから、罰を受けなければなりません。周生行は彼に自業自得だと告げました。
第24話感想
第24話は、周文幸の死によって、周家の人々がそれぞれに悲しみや後悔を抱えながら生きていく姿が描かれた回でした。
周生辰は、周文幸の死をきっかけに、自分の家族や大切な人との絆を再確認し、これまで以上に時宜を大切にしようとするようになりました。
周文川は、周文幸の死によって、自分の罪を深く反省し、周生辰に許しを請うようになりました。
周文幸の死は、周家の人々に大きな影響を与えましたが、同時に、彼らを強く結びつけるきっかけにもなりました。
つづく