『劉皇后的仰せのままに』第17話 あらすじ/ネタバレ
段雲嶂(だん・うんしょう)の奮闘と金鳳(きんぽう)の想い
王城を走る段雲嶂(だん・うんしょう)。宮女たちの声援を受けながらも、金鳳(きんぽう)は彼の苦しむ姿に心を痛める。劉歇(りゅう・けつ)に懇願するも聞き入れられず、金鳳(きんぽう)は自らの手で解決しようと決意する。
彼女は愛犬「旺財」を連れてきて、段雲嶂(だん・うんしょう)を驚かせ潜在能力を引き出そうとする。旺財に追いかけられ、段雲嶂(だん・うんしょう)の速度はみるみるうちに上昇。劉歇(りゅう・けつ)もその成果に満足する。
一方、段雲重(だん・うんちょう)は白玉を問い詰め、試験場で段雲嶂(だん・うんしょう)を陥れた犯人が彼女だと疑う。白玉は否定するが、段雲重(だん・うんちょう)は劉歇(りゅう・けつ)のもとへ連れて行く。その途中、疲弊した金鳳(きんぽう)を背負いながら走る段雲嶂(だん・うんしょう)。2人の距離は縮まり、魚長崖(ぎょちょうがい)は複雑な思いを抱く。
白玉は劉歇(りゅう・けつ)と太后に責められ、涙ながらに段雲嶂(だん・うんしょう)を助けたい一心だったと訴える。しかし、2人は彼女の行動を失望の目で見る。傷心の白玉。
太后は段雲嶂(だん・うんしょう)に走るのをやめるよう説得するが、彼は10周を走り切ると決意。金鳳(きんぽう)は彼のそばで支える。ゴールにたどり着いた2人は、疲労困憊ながらも幸せに満ち溢れ、周囲から祝福を受ける。
夜空の下、2人で星を眺める。金鳳(きんぽう)は段雲嶂(だん・うんしょう)を助けることがお互いの利益になると説明し、試験前に彼が安眠できるようにろうそくに鏡月砂を入れたことを明かす。段雲嶂(だん・うんしょう)は「母さんの匂いは変だ」と笑いながらも、心の中では感謝の気持ちを抱く。
翌朝、金鳳(きんぽう)は明月清風の新しい小説に夢中になり、その中のラブストーリーに心を奪われる。段雲嶂(だん・うんしょう)が状元になったと聞き、心から喜ぶ。自分の順位は気にしていない様子。雲嫣(うんえん)は、魚長崖(ぎょちょうがい)が最下位、金鳳(きんぽう)が2番目から2番目だと伝えるが、金鳳(きんぽう)は淡々と受け止める。
段雲嶂(だん・うんしょう)は金鳳(きんぽう)にプレゼントを渡そうとするが、段雲重(だん・うんちょう)たちに誤解され、結局彼らの謝礼になってしまう。金鳳(きんぽう)は段雲嶂(だん・うんしょう)のプレゼントが自分へのものだと思い込み、桃花の木の下で待ち合わせをする。しかし、現れたのは魚長崖(ぎょちょうがい)だった。
彼は白紙答案を出したのは金鳳(きんぽう)との賭けのためだと説明し、整形手術の計画を明かす。金鳳(きんぽう)は驚きを隠せない。
『劉皇后的仰せのままに』第17話 感想
第17話は、段雲嶂(だん・うんしょう)の成長と金鳳(きんぽう)の献身、そして魚長崖(ぎょちょうがい)の思惑が交錯する、見どころ満載のエピソードでした。
劉歇(りゅう・けつ)の無慈悲な命令に苦しむ段雲嶂(だん・うんしょう)の姿は、見ていて胸が痛みます。しかし、金鳳(きんぽう)の機転と旺財の活躍で、彼は潜在能力を引き出し、見事な走りを見せました。金鳳(きんぽう)の段雲嶂(だん・うんしょう)に対する献身的な姿は、2人の絆の深さを物語っています。
一方、白玉は段雲嶂(だん・うんしょう)を助けようとした結果、劉歇(りゅう・けつ)と太后の失望を買ってしまいました。彼女の純粋な想いは報われず、切ない気持ちになりました。
そして、衝撃的な展開となったのが、魚長崖(ぎょちょうがい)の告白です。白紙答案を出したのは金鳳(きんぽう)との賭けのためであり、整形手術で別人になる計画を明かしました。この大胆な行動は、彼の金鳳(きんぽう)への執着と、自身の野心を垣間見せるものでした。
つづく