第24話 あらすじ/ネタバレ

魚長崖(ぎょちょうがい)は軒宸殿内をくまなく探したが見つからず、疑念を抱く。金鳳(きんぽう)は、段雲嶂(だん・うんしょう)に願い事を孔明灯に書いて飛ばすことを提案し、天に祈ることを勧める。金鳳(きんぽう)自身の願いは「母が幸せになること」、段雲嶂(だん・うんしょう)は「金鳳(きんぽう)が幸せになること」と書いた。孔明灯が夜空に舞い上がり、二人は夜空の下で抱き合い、金鳳(きんぽう)は段雲嶂(だん・うんしょう)を優しく慰め、願いが叶うと約束する。

朝廷では、事態が急変する。劉歇(りゅう・けつ)は偽の聖旨を使って、深夜に凌老将軍を捕らえた。凌将軍は先帝の遺詔があると主張するが、劉歇(りゅう・けつ)は冷笑を浮かべ、凌家の運命を嘲笑する。

朝堂では、段雲嶂(だん・うんしょう)は劉歇(りゅう・けつ)の偽の聖旨と忠臣への陥れに激怒する。劉歇(りゅう・けつ)は偽の聖旨を見せ、凌家に対する様々な罪状を列挙する。大理寺卿時代の収賄、征南大将軍時代の敵国との通謀、そして弑君篡位など、ありとあらゆる罪をでっち上げ、段雲嶂(だん・うんしょう)は劉歇(りゅう・けつ)を非難し、人間なのか悪魔なのかと問いただす。二人の対立は激化する。

金鳳(きんぽう)は、魚長崖(ぎょちょうがい)の捜索が失敗したことを知るが、それほど心配はしていない。しかし、魚長崖(ぎょちょうがい)は劉歇(りゅう・けつ)の悪意を指摘し、金鳳(きんぽう)に皇宮から逃げるように忠告する。金鳳(きんぽう)は名残惜しい思いをするが、皇宮内の暗闘を理解し始める。

劉二夫人は、娘の白玉の婚約に不満を持ち、段雲嶂(だん・うんしょう)に文句を言おうと皇宮を訪れる。白玉を連れて軒宸殿に押し入り、金鳳(きんぽう)が妖術を使って段雲嶂(だん・うんしょう)と魚長崖(ぎょちょうがい)を惑わせて皇后の座を奪おうとしていると非難する。段雲嶂(だん・うんしょう)は激怒し、劉二夫人を掌掴する。白玉は母を庇うが、金鳳(きんぽう)への嫉妬と不満を隠せない。

魚長崖(ぎょちょうがい)は軒宸殿への侵入に失敗した後、凌老将軍の従者と密会し、放火によって段雲嶂(だん・うんしょう)に密室の場所を暴露させる計画を立てる。しかし、段雲重(だん・うんちょう)に発見され、阻止される。魚長崖(ぎょちょうがい)は段雲重(だん・うんちょう)を気絶させ、計画を実行する。

金鳳(きんぽう)は軒宸殿の火事を知り、馬に乗って駆けつけるが、乗馬ができないため、馬に任せるしかない。一方、段雲重(だん・うんちょう)は意識を取り戻し、魚長崖(ぎょちょうがい)の姿が見えないことに気付き、不安になる。

就寝時、金鳳(きんぽう)は段雲嶂(だん・うんしょう)に心を開き、劉二夫人の讒言を信じるのではないかと不安を吐露する。段雲嶂(だん・うんしょう)は、他人の影響を受けないと断言し、金鳳(きんぽう)を理解し、支えていくと約束する。二人は様々な困難を乗り越えたことで、絆がより深まる。

宮廷闘争の背後では、暗流が渦巻いている。劉歇(りゅう・けつ)と魚長崖(ぎょちょうがい)の戦いは始まったばかりであり、金鳳(きんぽう)と段雲嶂(だん・うんしょう)の運命は、波乱に満ちている。

第24話の感想

第24話は、緊迫感と感動が入り混じった、見応えのあるエピソードでした。特に、劉歇(りゅう・けつ)の偽の聖旨による凌老将軍の逮捕、段雲嶂(だん・うんしょう)と劉歇(りゅう・けつ)の激突、金鳳(きんぽう)と段雲嶂(だん・うんしょう)の絆の深まりなど、見どころ満載でした。

劉歇(りゅう・けつ)の悪辣な策略には、思わず憤慨させられました。先帝の遺詔を無視し、忠臣を陥れる劉歇(りゅう・けつ)の行為は、許されるものではありません。段雲嶂(だん・うんしょう)が劉歇(りゅう・けつ)を糾弾するシーンは、見ていてスカッとしました。

金鳳(きんぽう)と段雲嶂(だん・うんしょう)の絆の深まりも、感動的でした。金鳳(きんぽう)は、劉二夫人の讒言を信じるのではないかと不安を吐露しますが、段雲嶂(だん・うんしょう)は金鳳(きんぽう)を理解し、支えていくと約束します。二人は様々な困難を乗り越えたことで、絆がより深まったように感じました。

また、魚長崖(ぎょちょうがい)の暗躍も気になりました。軒宸殿への侵入に失敗した後、凌老将軍の従者と密会し、放火によって段雲嶂(だん・うんしょう)に密室の場所を暴露させる計画を立てています。魚長崖(ぎょちょうがい)の真の目的は何なのか、今後の展開が気になります。

つづく