劉皇后的仰せのままに 第32話 あらすじ/ネタバレ

太后が突然倒れた!

太后は午後に美容パックをした後、言葉が乱れ、昏睡状態に陥りました。金鳳(きんぽう)は素早く太后を背負い走り回り、詰まった痰を吐き出させます。御医は金鳳(きんぽう)の行動を称賛し、痰を取り除くことが救命のカギだったと説明します。

しかし、御医は太后的吐血と美容パックの匂いが一致することに気づきます。段雲嶂(だん・うんしょう)はすぐに霊枢院の調査を命じます。

魚長崖(ぎょちょうがい)の正体は…

栓子(せんし)が魚長崖(ぎょちょうがい)が捕まったことを報告します。段雲嶂(だん・うんしょう)は魚長崖(ぎょちょうがい)を尋問し、美容パックに毒草である薄蘭草が含まれていたことを指摘します。魚長崖(ぎょちょうがい)は薄蘭草は少量であれば保湿効果があると主張し、山谷関の通行許可証を持っていたため、薬草採取のために両国を行き来していたと弁明します。

しかし、段雲嶂(だん・うんしょう)は魚長崖(ぎょちょうがい)が実は西玥(せいげつ)の元皇太子黎崖であることを暴きます。しかし、彼の動機には疑問が残ります。最終的に魚長崖(ぎょちょうがい)は大理寺に送られます。

徐(じょ)太妃の策略

徐(じょ)太妃は黎遠(れい・えん)からの手紙を受け取ります。手紙には懇願の言葉が書かれていましたが、実は殺意が隠されていました。黎遠(れい・えん)は徐(じょ)太妃が裏切ったと思い込み、莫蘭茶を使って毒殺を企てたのです。しかし、徐(じょ)太妃は莫蘭茶を太后に贈り、結果的に太后が毒に当たってしまいました。

徐(じょ)太妃は劉歇(りゅう・けつ)に解毒剤を届けるよう密かに手配し、万一に備えていました。

段雲嶂(だん・うんしょう)の苦悩

段雲嶂(だん・うんしょう)は深夜に側近を集め、魚長崖(ぎょちょうがい)の正体を明かします。しかし、側近たちは魚長崖(ぎょちょうがい)を庇います。雲重(うんちょう)は魚長崖(ぎょちょうがい)の少年時代の境遇と、劉歇(りゅう・けつ)が彼を助けたことを話し、段雲嶂(だん・うんしょう)に慎重に考えるよう促します。段雲嶂(だん・うんしょう)は苦笑し、そのような言葉は白玉にしか言えないと答えます。

劉歇(りゅう・けつ)の決断

劉歇(りゅう・けつ)は黎遠(れい・えん)が撤退を拒否したことを知り、魚長崖(ぎょちょうがい)を人質にして撤退を迫ることを決意します。しかし、段雲嶂(だん・うんしょう)は西玥(せいげつ)との戦争を避けるため、約束を守るべきだと強く反対します。

しかし、(えい・ふく)は密かに魚長崖(ぎょちょうがい)を救出し、金鳳(きんぽう)の助けで逃亡させます。最終的に魚長崖(ぎょちょうがい)は劉歇(りゅう・けつ)に引き渡されます。

金鳳(きんぽう)と段雲嶂(だん・うんしょう)の確執

金鳳(きんぽう)は段雲嶂(だん・うんしょう)に不信感を抱き、口論になります。彼女は父のために裏切ったのではないと主張しますが、段雲嶂(だん・うんしょう)は彼女を信じることができません。金鳳(きんぽう)は怒って立ち去り、段雲嶂(だん・うんしょう)は一人反省します。

彼は幼い頃に皇宮から逃げ出した夜のことを思い出します。そのとき、一人の少女に出会い、彼女の稚拙な言葉にハッとさせられました。その少女の姿は金鳳(きんぽう)と重なります。

すれ違う想い

金鳳(きんぽう)は宮殿で一人悶々と過ごし、段雲嶂(だん・うんしょう)からもらった福袋を捨ててしまいます。劉歇(りゅう・けつ)は福袋を拾い、その大切さを金鳳(きんぽう)に伝えます。段雲嶂(だん・うんしょう)は福袋がなくなったことを知り、捜索を命じます。同時に、劉歇(りゅう・けつ)の言葉に気づきます。

夜遅く、金鳳(きんぽう)は香羅殿で眠れずにいます。彼女は段雲嶂(だん・うんしょう)との誤解を解くには、誰かが一歩踏み出す必要があると悟ります。そして、このすれ違いは、二人の関係を成長させるための試練なのかもしれません。

第32話感想・記事

第32話は、衝撃の展開が続く怒涛のエピソードでした。太后的毒殺未遂事件、魚長崖(ぎょちょうがい)の正体判明、そして金鳳(きんぽう)と段雲嶂(だん・うんしょう)の確執など、見どころ満載の内容でした。

特に印象に残ったのは、金鳳(きんぽう)と段雲嶂(だん・うんしょう)の確執です。これまで信頼関係を築いてきた二人でしたが、魚長崖(ぎょちょうがい)のことで意見が対立し、大きな溝ができてしまいました。金鳳(きんぽう)の怒りと悲しみ、段雲嶂(だん・うんしょう)の苦悩が伝わってくるシーンは、見ていて胸が痛くなりました。

しかし、この確執は二人の関係をさらに深めるための試練なのかもしれません。金鳳(きんぽう)は段雲嶂(だん・うんしょう)の真意を理解し、段雲嶂(だん・うんしょう)は金鳳(きんぽう)への信頼を取り戻すことができるのでしょうか。今後の展開が気になります。

また、黎遠(れい・えん)の策略も気になるところです。徐(じょ)太妃に莫蘭茶を贈り、太后を毒殺しようとしたのは、一体どのような目的があったのでしょうか。黎遠(れい・えん)の真意が明らかになる日が待ち遠しいです。

つづく