『劉皇后の仰せのままに』第35話 あらすじ/ネタバレ

劉歇(りゅう・けつ)は(えい・ふく)に、問題は解決し、すぐに宮殿に戻れること、魚公子は無事であることを伝えるために仙葩(せんぱ)村に使いを送りました。金鳳(きんぽう)は急いで荷造りをしますが、(えい・ふく)は段雲嶂(だん・うんしょう)が迎えに来るまで勝手に動くことはできないと彼女を落ち着かせます。

段雲嶂(だん・うんしょう)は対策を練るために雲重(うんちょう)たちを召集します。雲重(うんちょう)は宮女への調査に基づき、花を贈ったり、贈り物をする、温かい言葉をかけたりするなど、女性を喜ばせるための秘訣を3つ提案します。小唐は陛下にありのままの姿を見せることを提案し、小舟は仙葩(せんぱ)村の結婚式の詳細を探ります。しかし、段雲嶂(だん・うんしょう)は3人の提案はどれも重要ではないと感じ、彼らを退かせます。

金鳳(きんぽう)は仙葩(せんぱ)村の村長である牛大力が村民を集めて会議をしているのを目撃します。牛大力は、村に新しい命を吹き込んだ男性がやってくると話し、皆が計画に従って準備をする必要があると伝えます。金鳳(きんぽう)は、この男性が段雲嶂(だん・うんしょう)だと思い込み、喜んで質問しようとしますが、山に枝を拾いに行くという任務を言い渡されます。金鳳(きんぽう)は皇后であることを主張しますが、牛大力は労働に貴賤はないと主張します。金鳳(きんぽう)は、これは段雲嶂(だん・うんしょう)のロマンチックな演出だと思い込みますが、山に登ると誰かに襲われ、袋に入れられて連れ去られてしまいます。

一方、段雲嶂(だん・うんしょう)は村民が集まっているのを見て歓迎の儀式だと思い込みますが、牛大力は段雲嶂(だん・うんしょう)を問い詰めます。段雲嶂(だん・うんしょう)は誠意をもって問題を解決したいと話し、金鳳(きんぽう)を返すことを条件に出しますが、牛大力は彼を略奪者だと非難し、村民たちは武器を持って襲いかかります。段雲嶂(だん・うんしょう)と栓子(せんし)は逃げ出すしかありません。

金鳳(きんぽう)は目を覚ますと、洞窟の中にいることに気づきます。魚長崖(ぎょちょうがい)は新郎の衣装を着ており、彼女に着替えを命じます。金鳳(きんぽう)は魚長崖(ぎょちょうがい)がすでに帝位に就いたと思い込みます。牛大力は段雲嶂(だん・うんしょう)と雲重(うんちょう)を牛小屋に閉じ込め、段雲嶂(だん・うんしょう)を悪徳地主だと勘違いして、保証書を書かせようとします。段雲嶂(だん・うんしょう)は解放されるために承諾します。

金鳳(きんぽう)は魚長崖(ぎょちょうがい)との結婚を拒否しますが、魚長崖(ぎょちょうがい)は段雲嶂(だん・うんしょう)の行動を例に挙げ、真の愛は苦難を共にするものだと反論します。金鳳(きんぽう)は段雲嶂(だん・うんしょう)の不義を非難し、真実を確かめようとします。魚長崖(ぎょちょうがい)はすぐに尋問できると笑い、段雲嶂(だん・うんしょう)を呼びますが、段雲嶂(だん・うんしょう)は村に閉じ込められていることが判明します。

段雲嶂(だん・うんしょう)と栓子(せんし)は村民に労働を強いられ、ひどい目に遭います。(えい・ふく)が戻ってきて真相が明らかになり、牛大力は恐れて謝罪し、誤解の理由を説明します。段雲嶂(だん・うんしょう)は寛大に許し、牛大力は地主からの嫌がらせから村民を守るために聖旨を賜りたいと懇願します。しかし、金鳳(きんぽう)は根本的な問題を解決すべきだと主張します。

段雲嶂(だん・うんしょう)は婚礼衣装に着替え、金鳳(きんぽう)と一緒に夕日を見ながら誠心誠意謝罪し、夫婦として敬意を払うことを約束します。金鳳(きんぽう)は段雲嶂(だん・うんしょう)に佃農の権利を守るように進言し、段雲嶂(だん・うんしょう)は彼女の先見の明を称賛します。

洞房の夜、2人は仙葩(せんぱ)村の風習に従って交杯酒を飲み、再会を祝います。翌日、牛大力は山神が再び呪いをかけ、男たちが皆眠りについてしまったと報告します。段雲嶂(だん・うんしょう)と金鳳(きんぽう)は真相を究明するために村に残ることを決意します。魚長崖(ぎょちょうがい)はこれが疫病だと告げ、村を封鎖することを提案します。段雲嶂(だん・うんしょう)は心配しながらも、村民と一緒に困難を乗り越えると誓います。魚長崖(ぎょちょうがい)は念のために薬を調合し、金鳳(きんぽう)と段雲嶂(だん・うんしょう)は村民を守り、皇族としての品格と責任を示します。

第35話の感想

第35話は、誤解と混乱に満ちた、波乱に富んだエピソードでした。金鳳(きんぽう)と段雲嶂(だん・うんしょう)は、お互いへの愛情と信頼にもかかわらず、離ればなれになり、困難に直面しました。

まず、金鳳(きんぽう)の行動は、彼女の衝動的で、時には短絡的な性格を浮き彫りにしています。皇后としての地位に固執するあまり、牛大力の指示に従わず、結果として危険な目に遭います。しかし、彼女が段雲嶂(だん・うんしょう)への強い愛情を持ち、真実を明らかにしようと決意していることも明らかです。

一方、段雲嶂(だん・うんしょう)は、誠実さと決意を示しています。彼は金鳳(きんぽう)を救うためにあらゆる手段を尽くし、村民との誤解を解くために努力します。また、金鳳(きんぽう)の提案に耳を傾け、彼女の知恵と洞察力を認めていることも印象的です。

牛大力は、頑固で疑い深い人物として描かれています。彼は段雲嶂(だん・うんしょう)を悪徳地主と勘違いし、誤解を招く行動を取ります。しかし、彼の行動は、村を守るという強い責任感から来ていることも理解できます。

魚長崖(ぎょちょうがい)は、謎めいた存在として登場します。彼は金鳳(きんぽう)を救出し、段雲嶂(だん・うんしょう)と対峙しますが、その真の目的は不明です。彼の行動は、今後の展開に大きな影響を与えそうです。

つづく