『劉皇后的仰せのままに』第5話 あらすじ/ネタバレ

劉金鳳(りゅう・きんぽう)は沈傲(しん・ごう)を呼び止め、段雲璋の病状を尋ねる。沈傲(しん・ごう)は、陛下が喘息を患っていること、新開発の特効薬は慎重に服用する必要があること、段雲璋は仁徳の心から薬を拒否していることを明かす。金鳳(きんぽう)はそれを知ると、自ら薬を投与することを決意し、沈傲(しん・ごう)の薬をすべてスープに混ぜる。

金鳳(きんぽう)は入念にスープを作り、中に薬を隠す。素方(そほう)はそれに気づき、段雲璋に伝える。金鳳(きんぽう)のスープを前に、段雲璋は警戒心を抱くが、金鳳(きんぽう)は疑いを払拭するために残りのスープを自ら飲み、内心では予備の薬を用意していたことに安堵する。金鳳(きんぽう)はこれを機に傾城山への外出を提案し、段雲璋は疑いながらも承諾し、密かに粛静唐を外出させる。

翌日、金鳳(きんぽう)と段雲璋は一緒に傾城山を訪れ、束の間の静けさを楽しむ。しかし、段雲璋は山賊に扮した者を金鳳(きんぽう)を「拉致」させるように仕向け、彼女の真意を探ろうとする。危機的な状況の中、魚長崖(ぎょちょうがい)が現れて金鳳(きんぽう)を救出する。混乱の中、金鳳(きんぽう)と段雲璋は逃げ出し、魚長崖(ぎょちょうがい)は黑衣の者たちと一人で戦うことになる。

逃亡中、段雲璋は喘息の発作を装い、金鳳(きんぽう)は彼を背負って進む。山洞の中で、金鳳(きんぽう)は嫌がる素振りを見せながらも、薬草を使って段雲璋の傷を治療する。二人の関係は微妙に変化する。

魚長崖(ぎょちょうがい)は勝手な行動をしたことで劉歇(りゅう・けつ)から警告を受けるが、彼は入宮を主張し、両者は微妙な均衡状態に陥る。金鳳(きんぽう)と段雲璋は山洞の中で過ごすことで、段雲璋は金鳳(きんぽう)の真意を疑いながらも、彼女の純粋さと優しさを感じ始める。

段雲璋は謝親宴(しゃしんえん)を中止し、小唐に金鳳(きんぽう)の母親を宮殿に連れてくるように命じる。金鳳(きんぽう)は感動し、宮中の規則を学び、段雲璋と母親に恥をかかせないように決意する。しかし、喜びも束の間、二人はすぐに侍衛に見つかり、宮殿に連れ戻される。段雲璋は宮殿に戻ると、すぐに張御史の件に取り掛かり、張御史が劉歇(りゅう・けつ)に追い詰められていることを知り、怒りを覚える。

一方、金鳳(きんぽう)は母親を迎えるための準備に追われ、複雑な宗親のリストに頭を悩ませる。朝廷では、劉歇(りゅう・けつ)が張御史の後任に汪謙を推薦し、段雲璋は劉歇(りゅう・けつ)が異分子を排除しようとしていることに気づく。

段雲璋は雲重(うんちょう)のところで射弩を点検し、心の中で計画を練る。矢は弦に張られ、放たざるを得ない。政治と感情の戦いが幕を開けようとしている。

第5話感想

第5話は、金鳳(きんぽう)と段雲璋の関係が大きく進展する回でした。金鳳(きんぽう)は段雲璋の病気を治すために、沈傲(しん・ごう)の薬をスープに混ぜて飲ませるという大胆な行動に出ます。段雲璋は金鳳(きんぽう)の真意を探るために、山賊に扮した者を彼女を「拉致」させるように仕向けますが、金鳳(きんぽう)は魚長崖(ぎょちょうがい)に助けられ、段雲璋の疑念を晴らすことに成功します。

山洞でのシーンは、二人の関係に大きな変化をもたらします。喘息の発作を装った段雲璋を背負う金鳳(きんぽう)の姿は、彼女の献身的な愛情を象徴しています。また、薬草を使って段雲璋の傷を治療するシーンは、二人の距離を縮め、互いに信頼を深めるきっかけとなります。

一方、劉歇(りゅう・けつ)は張御史を追い詰め、異分子を排除しようとする動きを見せます。段雲璋は雲重(うんちょう)のところで射弩を点検し、政治と感情の戦いに備えます。第6話では、二人の対立が本格化し、物語はさらに加速していくことが予想されます。

つづく