千古の愛、天上の詩 第1話 あらすじ/ネタバレ

神々が誕生したばかりの太古の時代、祖神は神、仙、妖の三界を分け、霊力を修炼する秘訣を授け、その後、塵世を超越して虚空へと消えていきました。三界の頂点である神界は、四大真神によって共同に統治されており、その威厳と秩序は侵されることはありませんでした。

この神聖な地には、瓊花が咲き誇る中で戯れる、姿かたちの美しい二人の少女がいました。一人は、純真無垢な性格を持つ上古(じょうこ)真神であり、もう一人は、彼女の親友である星月女神月弥(げつび)です。ある日、二人は姻縁祠を訪れます。ここは、普華(ふか)神君(ふうかしんくん)が三界の生き物のために姻縁を祈るために作った場所です。月弥(げつび)は思いを込めて祈願し、上古(じょうこ)は祠の中で愛し合うカップルを見て、法術を使ってより多くの良縁を結ぼうとします。しかし、修行が足りなかったため、上古(じょうこ)の善意は予期せぬ事態を引き起こしてしまい、そのことはすぐに天界の真神である炙陽(せきよう)の耳に届きます。二人は急いでその場を離れ、罰を逃れようとします。

天界の学堂では、白衣をまとった白玦(はくけつ)真神が仙法を伝授しています。彼は性格が冷淡で、生徒には厳しく接しますが、天啓(てんけい)真神の突然の訪問によってその静寂は破られます。天啓(てんけい)と白玦(はくけつ)は、親友でありながら、競争相手でもあり、切磋琢磨することで修为を高め合っています。今回、天啓(てんけい)は上古(じょうこ)がもうすぐ万歳の誕生日を迎えることを告げ、未来の混沌主神である上古(じょうこ)の重要性を説きます。白玦(はくけつ)は内心乗り気ではありませんでしたが、神界に祝賀に行くしかありませんでした。

神界では、炙陽(せきよう)真神は上古が勝手に界を離れたことに激怒し、彼女の行方を必死に捜索しています。上古は罰を免れないことを悟り、白玦(はくけつ)の長淵殿に身を隠すことにします。長淵殿は白玦(はくけつ)が万年帰っていないため、ひどく寂れていますが、上古はここが最高の隠れ場所だと勘違いします。

白玦と天啓(てんけい)が戻ってきて、三人は集まり、重要なことを話し合います。炙陽(せきよう)は、上古は生まれつき神脈が通じておらず、混沌の力を修炼することが難しいと指摘し、白玦に指導を依頼します。白玦は最初は断りますが、九幽神界が裂け、混沌の力が消えかかっているのを見て、上古を指導するという重責を引き受けます。

長淵殿では、上古は雪神(せつしん)が藏海花を世話しているところに出くわします。雪神(せつしん)は白玦への思いを隠そうとしません。白玦は彼女の考えを断ち切るために、その場で花を燃やしてしまいます。上古はそれを目撃し、白玦を薄情な男だと誤解して、無礼な言葉を投げかけます。怒った白玦は、彼女を殿外に追い出してしまいます。

上古は怒って神殿に戻り、復讐を誓います。月弥(げつび)はそれを知って、炙陽(せきよう)に助けを求めます。炙陽(せきよう)は上古の性格を熟知しており、月弥(げつび)と一緒に激将法を使って、上古に白玦に弟子入りするように仕向けます。上古は承諾し、修行が完成したら長淵殿を破壊し、白玦を神界から追い出すことを誓います。

そこで、上古は混沌主神の尊厳を捨て、白玦の三つの要求に従います。神衣を脱ぎ捨て、愛するものを破壊し、霊力を封印し、普通の神侍として長淵殿に入ります。そこで彼女は、白玦の麒麟神獣と一緒に働き、いたずらをすることもありますが、修行の辛さと楽しさを徐々に理解していきます。

白玦は上古を試すために、彼女を血の森林に送り、虎族をなだめるように命じます。上古は最初は途方に暮れますが、天啓(てんけい)の助言を得て、誠実な心で虎族を感動させ、ついに虎族の笑顔を取り戻します。この経験は、上古が人を感動させる方法を学ぶだけでなく、修行に対する理解を深めることにもなりました。

そして、長淵殿での生活は、上古が白玦に対する見方を変えるきっかけにもなります。彼女は、一見冷淡に見えるこの真神が、実は深みのある温かい心を持っていることに気づき始めます。二人は日々の交流の中で、特別な感情を芽生えさせ、この伝説的な物語に未知の色を添えていきます。

第1話の感想

第1話は、壮大な世界観と魅力的なキャラクターが印象的な、期待に満ちたスタートでした。神界の美しい描写や、上古と月弥(げつび)の友情など、目を引く要素が満載です。

特に、上古の天真爛漫な性格と、白玦の冷淡ながらも温かみのある性格の対比が興味深いです。二人の関係は、最初は衝突が多いものの、徐々に変化していくことが予想され、今後の展開が楽しみです。

また、混沌の力や神界の秩序など、物語の背景となる重要な情報も明らかになりました。上古が混沌主神としてどのような役割を果たすのか、そして白玦との関係がどのように発展していくのか、今後の展開が気になります。

つづく