千古の愛、天上の詩 第11話 あらすじ/ネタバレ
上古(じょうこ)の戦い
上古(じょうこ)は一人で窮奇(きゅうき)の攻撃を破り、墨羽(ぼくう)の攻撃を防ぎ、主神としての役割を果たし、他の神々から崇拝を受けました。三大真神も上古(じょうこ)に敬意を表しました。この窮奇(きゅうき)の攻撃は、墨羽(ぼくう)と雪迎(ゆきむかえ)が仕組んだものでした。炙陽(せきよう)は雪迎(ゆきむかえ)に、窮奇(きゅうき)の攻撃をどうやって知ったのかと尋ねると、雪迎(ゆきむかえ)は偶然見かけて知らせに来ただけだと答えました。彼女は神界に戻りたいと願い、炙陽(せきよう)は彼女の千年の真心からの悔悟を信じ、四季を司る神としての地位を彼女に返しました。
朝聖殿での会話
朝聖殿で、上古(じょうこ)は他の三人の真神に九幽での出来事を話しました。この千年、彼女は冥冥のうちに誰かが自分を護っていると感じており、それが白玦(はくけつ)なのかを知りたがっていました。白玦(はくけつ)はそれを認めず、いつものように冷たい表情を浮かべていました。神識が弱っているため、白玦(はくけつ)は長く滞在することはできず、上古(じょうこ)が羽神令を引き継ぐことを願っていました。上古が半月後に羽神令を引き継ぐと聞いた白玦(はくけつ)は、体調が悪いことを理由に長淵殿に戻りました。
上古と蕪浣(ぶかん)
上古は朝聖殿に戻り、蕪浣(ぶかん)に千年間の世話になったことを感謝しました。しかし、蕪浣(ぶかん)の霊力は依然として低く、上古は彼女に熱心に修炼して神力を高めるように勧めました。蕪浣(ぶかん)はこの千年、夢を見ていました。上古が戻ってきたことで、彼女は自分が朝聖殿の主人ではなく、永遠にここに留まることはできないことを悟りました。
雪迎(ゆきむかえ)の苦悩
雪迎(ゆきむかえ)は神界に戻って最初に白玦(はくけつ)に会いに行きました。白玦は雪迎に二度と自分に会いに来ないように告げ、彼女に気持ちはないと言いました。冷酷な白玦の姿を見て、雪迎は心を痛めました。彼女は神界に戻るために大きな努力をしましたが、白玦の心には彼女の存在はありませんでした。
月弥(げつび)の誕生日
上古は月弥(げつび)の十万歳の誕生日を盛大に祝いました。月弥(げつび)は蕪浣(ぶかん)に宴会で神々をもてなすように頼み、上古を連れて桃淵林に行きました。上古がまだ白玦を気にかけていることを知った月弥(げつび)は、白玦の近況を話しました。白玦はここ千年、公式の場にしか姿を現さず、その度に体調が悪そうだったそうです。これを聞いた上古は、白玦が千年もの間神識を離れて九幽で自分を助けてくれていたことを悟りました。神識を離れることは大きな消耗を伴いますが、白玦は彼女のためにそれを喜んで行っていました。上古はすぐに月弥(げつび)のもとを離れ、長淵殿に向かいました。
白玦の想い
白玦は殿におらず、上古は白玦が修理した凧を見つけました。そして、紅日(こうじつ)からも白玦が千年もの間自分にしてくれたことを聞きました。上古は喜び勇んで朝聖殿に戻り、白玦を迎え入れる準備をしました。その後、上古は下界に降り、3日後に蕪浣(ぶかん)に月弥に令羽を届けてもらいました。月弥はそれを聞いて笑顔を見せ、上古の頼みを叶えることにしました。そこで、彼女は上古が危険に遭ったと嘘をついて白玦を下界に誘い出しました。
七巧の夜
白玦は急いで下界に降りると、上古が根付を集めているところを見ました。上古は集めた根付をすべて白玦にプレゼントし、自分の気持ちを伝えました。白玦は上古が混沌之力になったことを知り、躊躇することなく自分の気持ちを伝え、七巧の夜を一緒に過ごすことにしました。二人はすべての誤解を解き、すべての重荷を下ろして街を散策しました。しかし、そのとき窮奇(きゅうき)が襲ってきました。上古は水神(すいじん)に神界に知らせに行かせ、白玦と一緒に窮奇(きゅうき)を倒すことにしました。今日窮奇を逃がせば、将来大きな災いになるからです。
第11話の感想
第11話は、上古と白玦の愛が大きく進展した回でした。上古は九幽での白玦の助けを知り、感謝の気持ちと愛の告白をしました。白玦もまた上古への愛を認め、ついに二人は結ばれました。
特に印象的なシーンは、上古が白玦に根付をプレゼントする場面です。一つ一つに込められた想いが伝わってきて、とても感動的でした。七巧の夜に街を散策するシーンも、二人の幸せそうな姿が微笑ましく、見ていてほっこりしました。
一方で、窮奇の襲撃という不穏な要素も描かれていました。上古と白玦は窮奇を倒すことに成功しましたが、今後も様々な困難が待ち受けていることが予想されます。
つづく