千古の愛、天上の詩 第13話 あらすじ/ネタバレ

遠い昔、混沌の神と梧桐の樹心は、白玦(はくけつ)を救う霊薬を作るという特別な使命を託されました。混沌の神は白玦(はくけつ)と共に生死を共にすることを誓い、どんな困難があっても前に進む決意を固めました。

その後、白玦(はくけつ)は目覚め、紫涵(しかん)が盗んだ物を追跡している最中に、天啓(てんけい)が三界を滅ぼす破滅の陣を起動しようとしているという衝撃的な事実を知ります。この真実を知った上古(じょうこ)と白玦(はくけつ)は驚きを隠せませんでしたが、天啓(てんけい)は元々悪人ではなく、何か言えない事情があるのではないかと考えました。

解決策を見つけるために、上古(じょうこ)は月弥(げつび)に助けを求め、伝説の尋仙鈴を借ります。月弥(げつび)は天啓(てんけい)と何万年も親交があり、彼女の目には、天啓(てんけい)は簡単に戦争を起こしたり、世界を滅ぼしたりするような人物には見えませんでした。月弥(げつび)の焦りと無条件の信頼から、上古(じょうこ)は彼女が天啓(てんけい)に深い愛情を抱いていることを悟ります。

月弥(げつび)の協力により、上古(じょうこ)は尋仙鈴を手に入れ、未来がどうなろうとも、天啓(てんけい)を全力で守り、傷つけないことを固く約束します。

しかし、天啓(てんけい)の決意は揺るぎないようで、淵嶺沼沢で滅世の陣を起動させ、三界の運命を支配しようとします。上古(じょうこ)は淵嶺沼沢を訪れ、感情で天啓(てんけい)を動かそうとしますが、冷たく拒絶され、傷つけられてしまいます。天啓(てんけい)は、これはすべて芝居であり、自分がこの大芝居の主宰者になると言います。上古は心を痛めながらも、現実を受け入れなければなりません。三界の安寧のためには、天啓(てんけい)とは一線を画さなければならないことを理解します。

神界に戻った白玦(はくけつ)は、上古の怪我を心配し、自ら淵嶺沼沢に行って天啓に問いただそうとしますが、上古に止められます。上古は天啓の頑固さと決意を知っており、白玦を無意味な争いに巻き込みたくありません。彼女は一人でこの苦しみと責任を背負い、白玦の支えを得ながら、徐々に心の平静と確固たる意志を取り戻していきます。

一方、天啓は淵嶺沼沢で滅世の陣の起動の準備を進めています。彼は自分の神力を引き出して陣を活性化させようとしており、紫涵(しかん)は陣の外で忠実に守っています。紫涵(しかん)は、陣が成功すれば故郷の妖界はなくなってしまうことを知っていますが、それでも天啓に従い、命を懸けて忠誠を尽くします。

天啓の計画を知った上古は、すぐに神々の集会を開き、淵嶺沼沢に行って天啓を阻止するよう命じます。月弥(げつび)が志願し、上古はそれを認め、白玦と一緒に彼らを送り出します。しかし、神々の行動は魔族にすでに知られており、雪迎(ゆきむかえ)は魔族と手を組み、魔器を蕪浣(ぶかん)に渡し、功績を立てようと企みます。利益に目がくらんだ蕪浣(ぶかん)は、魔器を持って淵嶺沼沢に潜入し、天啓を捕獲しようとします。

戦闘が始まる前に、月弥は白玦から得た一炷香の時間を使って、滅世の陣に侵入し、天啓に最後の説得を試みます。蕪浣(ぶかん)は月弥の後を追い、彼女が天啓と何か企んでいると思い込み、陣に侵入します。月弥の深い愛情と犠牲精神に、天啓はついに心を動かされ、陣の一部を解除して月弥の前に現れます。しかし、その瞬間、蕪浣(ぶかん)の突然の出現が均衡を崩します...

蕪浣(ぶかん)の出現により、状況は一変します。天啓は蕪浣(ぶかん)の魔器に攻撃され、重傷を負います。月弥は天啓を守るために蕪浣(ぶかん)と戦い、命を落とします。天啓は月弥の死を目の当たりにして、悲しみに暮れます。

一方、上古と白玦は淵嶺沼沢に到着し、天啓と対峙します。上古は天啓の苦しみを理解し、彼を救うために説得を試みます。しかし、天啓は心を閉ざしており、上古の言葉に耳を貸しません。

絶望的な状況の中、白玦は天啓に最後の決断を迫ります。三界を救うために、天啓は自らの命を犠牲にして滅世の陣を破壊することを決意します。天啓は上古に別れを告げ、陣を破壊して命を落とします。

天啓の死後、三界は平和を取り戻します。上古は天啓の意志を継ぎ、三界の安寧のために尽力します。白玦は上古を支え続け、二人は永遠に愛し合います。

第13話の感想

第13話は、衝撃的な展開と切ない別れが印象的な回でした。天啓の真意が明らかになり、彼の苦悩と決意に胸を打たれました。月弥の犠牲は、天啓の心を揺さぶり、彼の決断を後押ししました。また、上古と白玦の絆の強さにも感動しました。二人は困難を乗り越え、三界の安寧のために戦い続けます。

つづく