千古の愛、天上の詩 第24話 あらすじ/ネタバレ

祁連山脈

清穆(せいぼく)は後池(こうち)を探す旅に出る。そこで出会ったのは、清池宮で有名な迦葉(かよう)だった。迦葉(かよう)は清穆(せいぼく)に好意を抱いており、彼に話しかける。一方、妖界では、天啓(てんけい)は淨淵(じょうえん)の姿となり、後池(こうち)に妖界へ来るように誘う。彼は後池(こうち)の体内の封印を解くことを目的としている。後池(こうち)は、手錠が自分を保護してくれることは知っているが、長続きはしないと理解している。天啓(てんけい)の提案に、彼女は葛藤を抱く。

旅の途中、後池(こうち)の心は山道のように曲がりくねっていた。そんな彼女に、清穆(せいぼく)は花束を差し出す。それは彼が祁連山で探し求めたもので、後池への深い愛情の証だった。しかし、この突然のプレゼントは誤解を招いてしまう。後池は、それが長闕(ちょうけつ)が百年かけて育てた貴重な薬草の花だと勘違いし、清穆(せいぼく)の軽率さを責めてしまう。清穆(せいぼく)は、彼女の言葉を聞いて複雑な気持ちになり、花を探す旅に出ることを決意する。それは、長闕(ちょうけつ)への謝罪の意味も込められていた。

天宮

景昭(けいしょう)公主は清穆への愛を勇敢に告白し、瞭望山の羽化傘の異変について言及する。天后(てんこう)である蕪浣(ぶかん)は、羽化傘を調べた際に天啓(てんけい)の妖力の痕跡を発見する。それは、彼女に過去の怨恨、特に月弥(げつび)を誤って殺してしまった悲劇を思い出させる。その後、蕪浣(ぶかん)は朝聖殿を訪れ、天啓(てんけい)が生きていることに驚きと警戒を覚える。彼女は、天啓(てんけい)の存在が自分の地位を脅かす可能性があると理解し、どのように対処するかを密かに計画する。

清池宮

蕪浣(ぶかん)は、仮面をかぶって天啓(てんけい)を暗殺しようとする。しかし、白玦(はくけつ)と後池が及时に現れたため、彼女の計画は失敗に終わる。蕪浣(ぶかん)は、天啓(てんけい)がまだ完全に上神としての力を回復していないことに気づくが、暮光(ぼこう)が天啓(てんけい)を利用して自分を牽制することを防ぐため、この事実を隠すことにする。彼女は清穆に目を向け、彼を天啓(てんけい)に対抗したり、自分の力を強めるための道具として利用することを考える。

清池宮

天啓(てんけい)は後池と率直な会話を交わす。彼は、後池の体内の封印の秘密を明かす。それは、彼女の霊脈を封じているだけでなく、彼女を三界最強の存在にする可能性を秘めた、非常に強力な神識である。しかし、その背後には未知の代償とリスクが隠されている。天啓は後池に考える時間を与え、自分は虚弱を装って清池宮で休養する機会を得る。清穆はそれを目の当たりにして、嫉妬心を募らせ、医術を名目に天啓に「針灸」を施す。それは、自分の不満をぶつけるためだった。

天宮

一方、暮光(ぼこう)は権力を固めるため、清穆と景昭(けいしょう)を結婚させ、天宮三軍を指揮させようとする。景澗(けいかん)は清穆の気持ちを理解し、それを断ろうとするが、蕪浣(ぶかん)の強硬な介入に遭う。清池宮では、後池は最終的に天啓の提案を断る。彼女は別人になりたくない、自分らしくいたいと願っていた。天啓は彼女の選択を尊重し、自分の令羽を記念として残す。

祁連山脈

清穆は後池の誕生日を知り、長寿面を丁寧に作り、彼女を連れて祁連山で蛍を見る。満天の星と点々と輝く蛍を見つめながら、清穆は後池に永遠に寄り添うことを誓う。後池は重責を背負っているものの、清穆の真心に心を打たれ、二人は北海で抱きしめ合う。二人の心は完全に一つになる。

清池宮では、花火が二人の幸せな姿を映し出す。後池は万年の中で最も楽しい誕生日を過ごす。しかし、そのすべての中で、天啓は黙って見守るしかなく、上古(じょうこ)への言いようのない愛情と後悔の念に満ちていた。

第24話の感想

第24話では、多くのドラマチックな展開が繰り広げられ、視聴者を釘付けにしました。特に印象的なのは、後池と天啓の複雑な関係です。天啓は後池の体内の封印を解くことを提案しますが、後池はそれを拒否します。彼女は自分らしくいたいと願っており、天啓が望むような存在になることを望んでいません。

また、清穆と後池の愛も大きな見どころでした。清穆は後池に心から尽くしており、彼女の幸せを第一に考えています。彼は後池の誕生日を祝い、祁連山で蛍を見るというロマンチックな時間を過ごします。二人は北海で抱きしめ合い、永遠の愛を誓います。

一方、天啓は後池への想いを胸に秘めたまま、遠くから見守るしかありません。彼は上古(じょうこ)への愛と後悔の念に苦しんでいます。

つづく