千古の愛、天上の詩 第30話 あらすじ/ネタバレ
天雷の洗礼、真神の覚醒
蒼穹の下、天雷が轟く中、清穆(せいぼく)は毅然と立ち向かう。彼は天命に逆らい、三界に「人定勝天」の決意を宣言する。神力を掌に集め、天雷を受け止めるたびに、彼の不屈の意志が示される。傍観する蕪浣(ぶかん)は、清穆(せいぼく)が神力を操る様子が上古(じょうこ)真神?白玦(はくけつ)と瓜二つであることに驚きを隠せない。一方、天界の主である暮光(ぼこう)は、清穆(せいぼく)の真意を見抜いていた。彼は天雷の力を借りて自身の霊脈を再構築し、超凡入聖の境地に至ろうとしているのだ。
81回目の真神の雷が落ちると、すべての謎が解き明かされる。清穆(せいぼく)の正体は、行方不明になっていた真神?白玦(はくけつ)その人だったのだ。
天雷の後、それぞれの思惑
天雷の洗礼を受けた清穆(せいぼく)は、疲れた体を顧みず、弱った後池(こうち)のもとへ駆け寄り、神力を使って彼女の傷ついた霊体を癒す。その隙を突いて蕪浣(ぶかん)が襲いかかろうとするが、天啓(てんけい)が間に合い、彼女の企みを阻止する。
その後、古君(こくん)上神が青龍台に姿を現す。彼は後池(こうち)の出生の秘密を明かし、彼女を保護すると宣言する。蕪浣(ぶかん)の疑念と挑発に対して、古君(こくん)は上神の威厳を示し、彼女の行いは死罪に値すると断言。後池(こうち)と清穆を連れ去ろうとする。
天后(てんこう)は清穆の妖力を理由に、彼らの出発を阻止しようとするが、古君(こくん)は天宮が恩人をこのように扱うのかと反論。その鋭い言葉に、誰も反論できない。最終的に、暮光(ぼこう)は古君(こくん)の立場を考慮し、清穆は後池(こうち)に求婚する。古君(こくん)の許可は得られなかったものの、二人の強い絆は誰の目にも明らかだった。
それぞれの決意
清穆の決意に、景昭(けいしょう)は絶望に陥る。失意の彼女は部屋に引きこもってしまう。一方、天啓(てんけい)は蕪浣(ぶかん)への怒りを募らせ、青龍台を破壊して暮光(ぼこう)と蕪浣(ぶかん)に自分の立場と決意を表明する。
暮光(ぼこう)は大殿で緊急会議を開き、妖族の侵入に備える。同時に、蕪浣(ぶかん)の欺瞞に怒りを覚えるが、彼女の涙と苦衷に心を動かされ、許すことにする。しかし、後池(こうち)と清穆の生活に干渉しないよう釘を刺す。
清池宮では、鳳染(ほうせん)が後池と古君に、清穆と後池の超越的な愛の物語を明かす。古君は不安を隠せないが、受け入れるしかない。後池の来訪は、沈んだ雰囲気を少し和ませる。彼女は古君に仙薬を差し出し、古君は慈しみの眼差しで彼女に応える。二人の親密な様子が伝わってくる。
清穆は古君の認めを得るため、武器庫の掃除を始める。彼の誠意は明らかだが、古君の態度は変わらず、後池は思わず口を挟んでしまう。鳳染(ほうせん)は、古君の試練は二人の愛を試すものだと諭す。
一方、蕪浣(ぶかん)は天啓(てんけい)の帰還が新たな嵐の到来を意味することを感じ取り、魔器を使って力を高めようと決意する。仙妖両界では、誤解から衝突が激化し、双方に被害が出る。天啓(てんけい)は三首火竜を要所に配置し、事態の悪化を防ぐ。
清池宮の奥深くで、清穆と後池の愛は、古君の試練と時間の洗礼を受けながら育まれていく。彼らは互いに寄り添い、未来の未知数に立ち向かい、真の愛の力を証明していく。
第30話 感想
第30話は、清穆の正体が明らかになるなど、大きな展開が続いた回でした。天雷の洗礼を受けて超凡入聖の境地に達した清穆は、古君上神と後池を連れて天宮を去ります。一方、蕪浣(ぶかん)は魔器を使って力を高め、仙妖両界の衝突は激化の一途を辿ります。
清穆と後池の愛は、古君の試練と時間の洗礼を受けながら、ますます深まっていく様子が描かれました。また、天啓(てんけい)と蕪浣(ぶかん)の関係にも変化が見られ、今後の展開が気になります。
つづく