千古の愛、天上の詩 第41話 あらすじ/ネタバレ
景澗(けいかん)の告白と後悔
景澗(けいかん)は鳳染(ほうせん)に心を開き、梧桐林で初めて出会った時に、彼女を守るために離れるべきだと誤解していたことを打ち明ける。しかし、世の中は思い通りにはならず、暮光(ぼこう)にその秘密を伝えられなかったことを悔やむ。混元の陣に閉じ込められた鳳染(ほうせん)が倒れそうになると、景澗(けいかん)は構わず陣を破り、冷たくなる彼女の身体を強く抱きしめる。長時間陣に閉じ込められていた鳳染(ほうせん)は、脱出しても思うように動けず、命の火が消えかかりそうになる。
後池(こうち)の蒼穹之境への侵入と白玦(はくけつ)との再会
後池(こうち)は蒼穹之境に足を踏み入れると、無数の蛍が白玦(はくけつ)を囲み、彼女の到着を告げる。白玦(はくけつ)はそれを理解しているが、古君(こくん)にだけ密かに知らせを送る。古君(こくん)が到着する前に、後池(こうち)は白玦(はくけつ)と直接対峙し、清穆(せいぼく)がまだ生きているのかどうかを確認したいと願う。白玦(はくけつ)は相変わらず冷たく答えるが、景昭(けいしょう)は得意げに、自分は正妻であり、後池(こうち)は捨てられたのだと嘲笑する。後池(こうち)は冷静に反論し、景昭(けいしょう)の気持ちは、単に自分には届かない相手に負けたことが悔しいだけではないかと指摘する。この言葉に怒った景昭(けいしょう)は、後池に襲いかかり、蕪浣(ぶかん)も加勢する。後池の髪飾りが落ち、白玦は清穆(せいぼく)と後池の過去の思い出を思い出す。蕪浣(ぶかん)はしつこく迫り、白玦は苦悩するが、蕪浣(ぶかん)の探りを入れる様子を見て、我慢せざるを得ない。幸いなことに、古君(こくん)が駆けつけ、後池を助けようとするが、白玦はそれを阻止し、古君(こくん)に後池を清池宮に連れ戻すように命じる。
後池の決意と白玦の葛藤
後池は清池宮に戻ることを拒否し、かつて清穆(せいぼく)と結婚した約束を主張し、今白玦が別の女性と結婚した以上、縁を切るための離縁状が欲しいと求める。白玦は不本意ながらも、渋々書いて二人の縁を切る。後池は心が死んだように古君(こくん)と共に去る。しかし、蕪浣(ぶかん)はこれで終わらせるつもりはなく、天宮の兵士が後池を取り囲む。天啓(てんけい)が現れて後池を守り、白玦に結婚式を中止するよう要求し、月弥(げつび)の死を持ち出して、蕪浣(ぶかん)に過去の罪を償わせることを誓う。彼は白玦に、このことが上古(じょうこ)に知れたら絶対に許してもらえないと警告する。天啓(てんけい)はさらに、後池と上古(じょうこ)が辱められるのを見たくないと言い、白玦は上古(じょうこ)が復活したことを隠そうとする。二人は激しく争う。天啓(てんけい)は妖族の修行に必要な紫月の力を取り上げ、妖族の根幹を損なうが、上古(じょうこ)のためにどんな犠牲を払っても正義を貫く決意をする。戦いの最中、後池が止めに入ろうとしたところ、蕪浣(ぶかん)が毒を盛って重傷を負わせ、後池の霊脈を破壊し、命を落としかける。天啓(てんけい)は後池を守り、蕪浣(ぶかん)に血の復讐を誓う。
古君の告白と自己犠牲
古君は後池の窮地を見て、ついに彼女の出生の秘密を明かす。自分は後池の生みの親ではなく、上古(じょうこ)の源から生まれたものであると告白する。彼は仙人の前で真神の跪拝の礼を行い、万年にわたって蓄えてきた源の力を上古に返し、上古が目覚めた後、後池とそのお腹の中の子供を守ってくれるように願う。古君はそう言うと、命を懸けて後池を助け、源の力を後池の体内に注ぎ込み、自分は灰となって消えてしまった。
後池の覚醒と復讐の誓い
古君の命を懸けた行動により、上古の混沌の源が覚醒する。白玦と天啓(てんけい)は、後池の肉体がこの力を支えられないことを理解し、すぐに源を追い出すように促す。後池は涙を流しながら、白玦が私欲のために清穆(せいぼく)と柏玄(はくげん)を殺したことを責め、天宮と白玦への復讐を誓う。彼女はかつて、一人を愛し、一人の妻となり、一人の母となるために一生を捧げることを願っていたが、今は追い詰められており、運命を変えることを誓う。彼女は古帝の剣を召喚し、躊躇なく白玦の胸に突き刺し、その後剣を抜き、恩讐は清算されたと宣言し、これからはそれぞれの人生を歩むと告げる。
景澗(けいかん)の策と蕪浣(ぶかん)の企み
一方、景澗(けいかん)は蒼穹の包囲網を解くために、単身羅刹の地に向かい、巧妙な計略で天宮の兵士をそこに誘い込む。蒼穹之境では、蕪浣(ぶかん)が再び後池を殺そうとするが、暮光(ぼこう)がそれを阻止する。その瞬間、羅刹の地で戦いの太鼓が鳴り響き、暮光(ぼこう)は景昭(けいしょう)に軍を率いて援軍を送り、蕪浣(ぶかん)に月弥(げつび)の件を問い詰める。二人は不和になり、それぞれが腹に一物を抱えて別れる。蒼穹之境の風雲急を告げ、さらなる嵐が近づいていることを予感させる。
第41話の感想
第41話は、衝撃的な展開が続く怒涛のエピソードでした。景澗(けいかん)の告白、後池と白玦の再会、古君の自己犠牲、そして後池の覚醒と復讐の誓いなど、見どころ満載の内容でした。
特に印象に残ったのは、古君の自己犠牲です。彼は、後池を救うために命を懸けて源の力を注ぎ込み、灰となって消えてしまいました。彼の深い愛情と自己犠牲の精神には、心を打たれました。
また、後池の覚醒と復讐の誓いも、今後の展開を大きく左右する重要なシーンでした。彼女は、白玦への復讐を誓い、古帝の剣を手に取りました。果たして、彼女の復讐は成功するのでしょうか?
つづく