西遊記 第10話 あらすじ/ネタバレ
荒涼とした白虎嶺にたどり着いた三蔵一行。空腹の三蔵は悟空に食料を探しに行かせます。悟空が去ると、白骨精(はっこつせい)という妖怪が現れ、三蔵を食べて不老不死になろうと企みます。
若い村娘に変身した白骨精(はっこつせい)は、魔法でイモリと蛆虫を美味そうな食べ物に見せかけ、三蔵たちを騙そうとします。八戒がその食べ物を食べようとした瞬間、托鉢から戻ってきた悟空が妖怪を見破り、倒そうとします。しかし、悟空の行動を理解できない三蔵は阻止しようとし、悟空は妖怪を倒し損ねてしまいます。
三蔵は悟空を叱責し、緊箍咒で罰します。苦しむ悟空は許しを請い、三蔵は再びチャンスを与えます。しかし、諦めない白骨精(はっこつせい)は老婆に変身して再び近づきます。悟空は再び見破り、攻撃しますが、三蔵は激怒し、緊箍咒を唱え続け、悟空を追い出そうとします。悟空は傷つけることはしないと約束し、三蔵は渋々許します。
それでも諦めない白骨精は、今度は老人に化けて家族を探していると偽ります。悟空は騙されていると分かっていますが、三蔵の反応を気にして行動できません。しかし、白骨精が三蔵を連れ去ろうとした瞬間、悟空は山神(さんしん)と土地神(とちがみ)の力を借りて妖怪を退治します。妖怪は倒され、白骨の姿を現します。
それでも三蔵は悟空を信じず、八戒の扇動もあり、悟空を追放してしまいます。悟空は必死に引き止めますが、三蔵の決意は固く、悟空は涙ながらに去ります。別れ際、悟空は沙悟浄(さごじょう)に三蔵を守るよう言い残し、去っていきます。
第10話の感想
第10話は、三蔵一行と白骨精の戦いを描いたスリリングなエピソードでした。白骨精の変身能力と三蔵の頑固さは、悟空を苦しめ、緊張感のある展開が続きました。
特に印象に残ったのは、三蔵が悟空を追い出すシーンです。悟空の忠誠心と三蔵の頑固さがぶつかり合い、切ない気持ちになりました。しかし、悟空は最後まで諦めず、沙悟浄(さごじょう)に三蔵を守るよう言い残して去っていく姿には、悟空の優しさと強さを感じました。
つづく