西遊記 第12話 あらすじ/ネタバレ

唐三蔵一行は、数日間の旅を経て、平頂山という場所にたどり着きました。そこには、金角大王(きんかくだいおう)と銀角大王(ぎんかくだいおう)という2人の妖怪が住む蓮華洞があります。2人の妖怪は、唐三蔵の肉を食べれば不老不死になれると聞き、唐三蔵一行を捕らえようと企てていました。

猪八戒(ちょはっかい)が偵察に出かけたところ、妖怪に見つかり捕まってしまいます。その後、銀角大王(ぎんかくだいおう)は怪我をした道士に変身し、孫悟空(そんごくう)を騙そうとします。しかし、孫悟空(そんごくう)は妖怪の変装を見破り、何も知らないふりをして、妖怪から情報を聞き出そうとします。

妖怪は呪文を使って山を孫悟空(そんごくう)の上に降ろし、彼を降伏させようとします。しかし、孫悟空は力強く、3つの山の重圧にも耐えます。最終的に、妖怪は全力で泰山を呼び出し、孫悟空を山の下に閉じ込めることに成功します。一方、妖怪は唐三蔵たちを蓮華洞に連れ去りました。

師匠を救うため、孫悟空は神通力を使い、山神(さんしん)と土地公(とちこう)に助けを求めて山を移動させます。そして、老道士に変身し、妖怪の手下である精細鬼(せいさいき)と伶俐虫(れいりちゅう)に近づきます。孫悟空は巧妙な計略で、妖怪の持つ法宝である紫金紅葫芦と羊脂玉净瓶を手に入れ、小妖(しょうよう)たちに蓬莱仙人として、彼らを助けるふりをして信用させます。

孫悟空は、法宝の力と自分の知恵と力を使って、妖怪の陰謀を徐々に暴き、最終的に危機を脱します。彼は捕らえられていた師匠と仲間を救出するだけでなく、妖怪から法宝を取り戻すことに成功します。一連の知恵と勇気の戦いで、孫悟空は並外れた知恵と勇気を示しました。

最終的に、孫悟空は金角大王(きんかくだいおう)と銀角大王(ぎんかくだいおう)が太上老君(たいじょうろうくん)の童子であることを知ります。激しい戦いの後、孫悟空は法宝を使って2人の妖怪を降伏させ、太上老君(たいじょうろうくん)に返します。師匠と3人の弟子は、再び西天取経の旅に出発しました。

第12話の感想

第12話は、孫悟空の知恵と勇気が存分に発揮された回でした。妖怪の策略に一度は捕らわれてしまうものの、持ち前の機転と法宝の力を駆使して危機を脱し、さらに妖怪を降伏させるという見事な展開に興奮しました。

特に印象に残ったのは、孫悟空が老道士に変身して妖怪の手下を騙すシーンです。巧みな話術と演技力で、妖怪の信頼を勝ち取り、法宝を手に入れるという孫悟空の知略には感心させられました。また、泰山によって押しつぶされそうになりながらも、諦めずに神通力を使って危機を乗り越える孫悟空の姿には勇気をもらいました。

つづく