西遊記 第8話 あらすじ/ネタバレ

黄風嶺の険しい山々を吹き抜ける突風。唐三蔵は妖怪にさらわれてしまいました。孫悟空(そんごくう)は師匠を救うため、黄風怪(こうふうかい)と激しい戦いを繰り広げます。しかし、妖術によって視力を失い、窮地に陥ります。

そこに現れたのは、黎山老母(りざんろうぼ)に変身した老婆。彼女は悟空の目を癒し、再び光を取り戻させます。悟空は霊吉菩薩(れいきつぼさつ)に助けを求め、黄風大王を退治してもらいます。

一行は流沙河に到着しますが、沙悟浄(さごじょう)が行く手を阻みます。激しい戦いの末、木吒(もくてい)が現れ、沙悟浄(さごじょう)は実は観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)の弟子で、彼もまた西天への旅に加わる運命であることが明らかになります。唐三蔵は沙悟浄(さごじょう)を弟子として迎え入れ、4人揃って西への旅を続けます。

ある村で、美しい女性が悟空たちを家に招き入れます。彼女は唐三蔵に恋心を抱き、3人の娘を悟空、八戒、沙悟浄に嫁がせようとします。八戒は色欲に目がくらみ、娘たちに近づこうとしますが、失敗して笑いものになってしまいます。

実は、この女性と娘たちは、黎山老母(りざんろうぼ)と観音、文殊、普賢菩薩(ふげんぼさつ)の化身でした。彼女たちは、唐三蔵たちの決意と心の試練のためにこの芝居を打ったのです。八戒の弱点が露呈し、彼は深く反省します。

試練を乗り越えた悟空たちは、西天への旅を続ける決意を新たにします。困難が待ち受けていても、信仰と団結があれば、乗り越えられると信じて、未知への道を歩み続けます。

第8話の感想

第8話は、黄風怪(こうふうかい)との激闘、沙悟浄との出会い、そして八戒の試練と、見どころ満載のエピソードでした。

黄風怪(こうふうかい)との戦いは、悟空が苦戦を強いられる展開がハラハラドキドキしました。しかし、黎山老母(りざんろうぼ)の助けで視力を回復し、見事勝利を収めたのは痛快でした。

沙悟浄との出会いは、最初は敵同士でしたが、木吒(もくてい)の登場によって意外な展開に。沙悟浄が実は観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)の弟子だったという事実には驚かされました。

八戒の試練は、彼の弱点が露呈し、見ていて少し可哀想になりました。しかし、その経験を通して成長できたのは良かったと思います。

つづく