永楽帝~大明天下の輝き~ 第22話 あらすじ/ネタバレ
妙雲が最後の晩餐を作る
妙雲は最後の晩餐として、父のために焼鵝を作ります。子供たちは悲しみをこらえながら、父が焼鵝を食べるのを見守ります。その様子は、かつての楽しい思い出を呼び起こします。
朱元璋(シュゲンショウ)の悲しみと怒り
朱元璋(シュゲンショウ)は宮殿に戻ると、徐達(ジョタツ)の死を太子朱標(シュヒョウ)から聞かされます。朱元璋(シュゲンショウ)は子供の頃や共に戦った兄弟たちのことを思い出し、悲しみに暮れます。彼は徐達(ジョタツ)の死を悼み、3日間の服喪を命じます。
朱棣(シュテイ)の漠北遠征
朱棣(シュテイ)は元軍の隙をついて、彼らの陣営を襲撃します。しかし、張玉は温泉地帯であるため、長居は無用と忠告します。彼らは襲撃した陣営の首謀者が枢密院知院のアマラタイであることを知ります。
朱棣(シュテイ)は無事に帰還し、戦死した兵士たちへの褒賞を上奏します。鄭亨率いる兵士たちは、朱棣(シュテイ)の勇気と胆力を称賛し、彼に従うことを誓います。朱棣(シュテイ)は再び漠北への遠征を上奏しますが、朱元璋(シュゲンショウ)はすぐに返事をせず、朱標(シュヒョウ)に手紙を送ります。
李善長の進言と藍玉の任命
李善長は朱棣(シュテイ)の功績を軽く評価し、諸大臣もそれに賛同します。退朝後、朱元璋(シュゲンショウ)と朱標(シュヒョウ)は李善長の態度を批判します。呂氏と朱標(シュヒョウ)は藍玉を推挙し、朱元璋(シュゲンショウ)は藍玉を征北大将軍に任命します。
藍玉の漠北遠征
洪武20年、寒冬の漠北に藍玉率いる20万の兵が侵攻します。北元の開元王ナハチュは10万の兵と共に降伏し、遼東は平定されます。しかし、大雪が降り続き、多くの兵士が凍死します。藍玉は撤退を拒否し、撤退を主張する者は斬首すると宣言します。
明朝の勝利と藍玉の栄誉
1388年4月、藍玉は捕魚児海で援軍を破り、北元の天帝トグス?テムルは辛うじて逃亡します。18年にわたる6度の遠征を経て、明朝はついに元朝の残党を完全に駆逐します。
藍玉の勝利を伝える報告が北平城に届きます。朱棣(シュテイ)は藍玉に馬を贈り、戦勝報告を急使に託します。藍玉は梁国公に昇進し、鉄券を賜ります。また、親王以下の人物は藍玉を迎えるために郊外まで出迎えるよう命じられます。
黄湜の進言と藍玉の傲慢さ
翰林院修撰の黄湜は、郊迎の礼について上奏します。常氏は呂氏に感謝の贈り物を送り、藍玉の復活を喜びます。朱高熾と朱高熙は武術の稽古に励みます。藍玉は凱旋後も軍を北平に駐留させず、朱棣(シュテイ)を大営の外で待たせます。藍玉は朱棣(シュテイ)を大営に招き入れると、捕獲した戦馬を誇らしげに披露します。
第22話の感想
第22話は、朱元璋(シュゲンショウ)の悲しみと怒り、朱棣(シュテイ)の勇気と功績、そして藍玉の勝利と傲慢さが描かれた、見応えのあるエピソードでした。
特に印象に残ったのは、朱元璋(シュゲンショウ)が徐達(ジョタツ)の死を悼むシーンです。朱元璋(シュゲンショウ)は徐達(ジョタツ)を信頼し、共に戦ってきた戦友として深く尊敬していました。徐達(ジョタツ)の死は、朱元璋(シュゲンショウ)にとって大きな痛手であり、彼の悲しみは視聴者にも伝わってきました。
また、朱棣(シュテイ)の漠北遠征も迫力がありました。朱棣(シュテイ)は少数精鋭の兵を率いて、元軍の陣営を奇襲します。このシーンは、朱棣(シュテイ)の勇気と胆力を示すものであり、視聴者を興奮させます。
しかし、藍玉の傲慢さは気になりました。彼は勝利に酔いしれ、朱棣(シュテイ)に対しても傲慢な態度をとります。藍玉の傲慢さは、彼の将来に暗い影を落とすことになるでしょう。
第22話は、明朝の歴史における重要な転換点を描いたエピソードであり、今後の展開にも期待が高まります。
つづく