永楽帝~大明天下の輝き~ 第33話 あらすじ/ネタバレ
朱高炽の息子誕生
朱高炽の妻が出産し、焦燥する朱高炽と大広間で待つ妙雲と朱棣(シュテイ)。無事に男子が誕生し、朱高炽は朱棣(シュテイ)に名前を賜る。朱棣(シュテイ)はかつて父皇から20代先までの子孫の名前を授かっていたことを思い出し、この子を「瞻基」と名付ける。
朱元璋(シュゲンショウ)の体調悪化
薬を飲んだ朱元璋(シュゲンショウ)は朱允炆(シュインブン)と共に散歩をする。数年後には朱瞻基、晋王家の美圭、朱允炆(シュインブン)の息子文奎を一緒に学ばせたいと考える。朱允炆(シュインブン)は方孝孺を翰林侍講として登用したいと提案し、朱元璋(シュゲンショウ)も承諾する。
朱元璋(シュゲンショウ)は朱棣(シュテイ)を呼び戻そうとする朱允炆(シュインブン)の提案を拒否する。道衍は朱元璋(シュゲンショウ)の病状が深刻であることを告げ、京師に戻れば北平の麗正門を見ることはできないだろうと忠告する。
晋王との再会
朱棣(シュテイ)は病床に伏す晋王のもとを訪れる。晋王はかつて朱棣(シュテイ)に預けた錦衣衛20数名を再び託し、朱標(シュヒョウ)が描いた3つの円の真意を明かす。それは、大明の未来は兄弟である朱棣(シュテイ)と晋王に託されているということだった。
晋王は妙雲が2年前に書いた手紙を朱棣(シュテイ)に見せ、その慎重さを称賛する。そして、自らの死期が近いことを悟り、息子たちを朱棣(シュテイ)に託す。
朱元璋(シュゲンショウ)の崩御
朱允炆(シュインブン)は朱棣(シュテイ)と晋王の密会を朱元璋(シュゲンショウ)に報告する。斉泰と黄子澄は燕王を厳罰に処し、京師に呼び戻すべきだと進言する。朱元璋(シュゲンショウ)は熟慮の末、詔勅を作成するが、その直後に晋王の訃報が届く。
悲しみに暮れる朱元璋(シュゲンショウ)は詔勅を破り倒れてしまう。太医によると余命はわずかであり、朱元璋(シュゲンショウ)は朱允炆(シュインブン)に国政を託す。朱允炆(シュインブン)は京中の事務を整理し、簡素な葬儀を行うよう命じる。
1398年、朱元璋(シュゲンショウ)は71歳で崩御。朱允炆(シュインブン)が即位し、建文帝となる。
燕王への対応
妙錦は朱允炆(シュインブン)が徐允恭に燕王を阻止するよう命じたことを知り、その策略の深さを理解する。一方、燕王は息子たちと共に京師へ喪に服すため出発するが、徐允恭に阻まれる。徐允恭は燕王を京師へ戻すよう命じ、燕世子と他の2人の郡王が代わりに弔問に向かうことを伝える。
第33話の感想
第33話は、朱元璋(シュゲンショウ)の崩御と建文帝の即位という歴史的な転換点を描いた重要な回でした。朱元璋(シュゲンショウ)の死は、大明王朝に大きな衝撃を与え、建文帝の治世がどのようなものになるのか、今後の展開が気になります。
特に印象に残ったシーンは、以下の3つです。
- 朱元璋(シュゲンショウ)と朱允炆(シュインブン)の会話: 朱元璋(シュゲンショウ)は、朱允炆(シュインブン)に「自分の叔父たちを難しくしないでくれ」と何度も繰り返し、建文帝としての責任の重さを伝えています。
- 晋王の死: 晋王は、朱棣(シュテイ)に錦衣衛を託し、朱標(シュヒョウ)が描いた3つの円の真意を明かします。晋王の死は、朱棣(シュテイ)にとって大きな痛手であり、今後の彼の行動に大きな影響を与えるでしょう。
- 朱棣(シュテイ)と徐允恭の対峙: 朱棣(シュテイ)は、徐允恭の策略によって京師への帰還を阻まれます。この対峙は、建文帝と燕王の対立の始まりを予感させます。
第33話は、今後の展開を予感させる重要な回でした。建文帝は、朱棣(シュテイ)や他の叔父たちをどのように扱うのか、燕王は建文帝の圧政にどのように抵抗するのか、今後の展開が楽しみです。
つづく