永楽帝~大明天下の輝き~ 第42話 あらすじ/ネタバレ

伯颜帖木児の決断

伯颜帖木児は現在のハーンに不満を抱き、昭宗皇帝の嫡孫である本雅失里をハ烈に探させる。楊子栄は、今は大軍を起こすべきではないと諫言するが、朱棣(シュテイ)は都司に屯田と兵馬の備蓄を命じる。また、使者を和林に派遣し、タタールの大ハーンに友好関係を築きたいと伝えるが、返事はなかった。

夏原吉の献策

夏原吉は、上海の生員である葉宗行から治水の策を献上する。朱棣(シュテイ)は喜び、葉宗行を銭塘知県に任命する。夏原吉は、朱棣(シュテイ)の治世について疑問を呈するが、朱棣(シュテイ)は彼を信頼し、午後に食事をしながら詳細を説明する。

国庫の充填

朱棣(シュテイ)は、国庫を充填するために、屯田や冗食の削減などの政策を実施する。夏原吉は、賦役の平準化、塩法の厳格化、銭鈔の禁止、倉場の整理など、さらに多くの策を提案する。朱棣(シュテイ)は喜び、奏本を作成するように命じる。

進士の処罰

解春雨は、新科進士の中から28人を翰林院に選抜するが、彼らは学力が不十分だった。朱棣(シュテイ)は怒り、彼らを辺境に流罪とする。夏原吉は、彼らに民間での苦労を経験させるべきだと考える。

道衍の諫言

妙雲は、28人の進士について朱棣(シュテイ)に尋ねる。朱棣(シュテイ)は、彼らの学力が不十分だったことを説明する。その後、朱棣(シュテイ)は道衍に還俗を命じ、広孝と名乗らせる。道衍は、朱棣(シュテイ)の治世について諫言し、朱棣(シュテイ)が後継者を指名する必要があると主張する。朱棣(シュテイ)は、朱高熾を太子に決定する。

鄭和の海外遠征

朱棣(シュテイ)は、鄭和に海外諸国との友好関係を築くための遠征を命じる。同時に、朱允炆(シュインブン)の行方を捜索し、名医を探して皇后の病を治療するように命じる。28人の進士は京師に戻り、朱棣(シュテイ)の意図を理解し、再び翰林院で学ぶことを許される。

鄭和の航海

永楽3年から宣徳8年にかけて、鄭和は7回の航海を行い、中国史上最大規模の海上遠征となった。朱棣(シュテイ)は、この遠征を通じて、武力ではなく外交によって諸国との友好関係を築こうとした。

妙雲の病

妙雲の体調は悪化し、朱棣(シュテイ)は朝議を中断して見舞いに訪れる。朱棣(シュテイ)は、妙雲と一緒に以前のことを語り合いながら、庭園を散歩する。

第42話の感想

第42話は、様々な要素が絡み合った、非常に興味深い回でした。

伯颜帖木児の決断

伯颜帖木児が、正統な世祖皇帝の血筋である本雅失里を探し出すという展開は、今後のストーリーに大きな影響を与えそうです。彼がどのような人物なのか、そして朱棣(シュテイ)とどのように関わっていくのか、注目したいところです。

夏原吉の献策

夏原吉が、治水や国庫の充填など、様々な政策を提案するシーンは、朱棣(シュテイ)の治世における彼の重要性を示しています。夏原吉の献策が、今後どのように実現していくのか、楽しみです。

道衍の諫言

道衍が、朱棣(シュテイ)の後継者について諫言するシーンは、非常に印象的でした。朱棣(シュテイ)が最終的にどのような決断を下すのか、気になるところです。

鄭和の海外遠征

鄭和の海外遠征は、中国史上最大の海上遠征であり、歴史的な意義を持つ出来事です。この回では、鄭和の遠征の目的や規模が描かれ、彼の偉業を改めて認識させられました。

妙雲の病

妙雲の体調が悪化していることが明らかになり、朱棣(シュテイ)の心情を慮らずにはいられません。彼女の病が、今後のストーリーにどのような影響を与えるのか、心配です。

その他

他にも、進士の処罰や朱棣(シュテイ)と妙雲の会話など、見どころ満載の回でした。第43話以降の展開がますます楽しみになりました。

つづく