ロマンスは椿の花のように 第3-4話 あらすじ/ネタバレ
周母は心優しい人で、許純純(きょしゅんしゅん)が家を失ったことを知ると、周(しゅう)家に住まわせることにしました。そして、息子である周君玦(しゅうくんけつ)に、許純純(きょしゅんしゅん)に用意した挨拶の品を渡すように頼みます。しかし、この2人は曲者です。周君玦(しゅうくんけつ)は許純純(きょしゅんしゅん)を追い出す方法を考え、許純純(きょしゅんしゅん)は周君玦(しゅうくんけつ)との婚約を破棄する方法を考えていました。
2人はまだ会ってもいないのに、裏で意地を張り始めます。お互いに皮肉を言い合い、相手を怒らせて目的を達成しようとしています。しかし、2人はこのやり取りが周母に誤解され、2人が仲良くしていると思われてしまいます。
周君玦(しゅうくんけつ)は作戦が失敗して誤解を招いたことに落胆します。そんな時、親友の倪東陵(げいとうりょう)から「もっと頑張ってみたらどうだ。周(しゅう)家で居心地が悪くなって、自分から出て行くかもしれない」というアドバイスを受けます。周君玦(しゅうくんけつ)は良い考えだと思い、実行に移します。
彼はまず、汚れた服を許純純(きょしゅんしゅん)の部屋の前に置き、周(しゅう)家は衛生観念がないと思わせようとします。しかし、許純純(きょしゅんしゅん)は文句を言わずに服を洗い、きれいに干してしまいます。周君玦(しゅうくんけつ)は作戦が失敗したことにさらに落胆します。
次に、彼はさらに意地悪な作戦を考えます。足を洗った後の水をかけた魚を許純純(きょしゅんしゅん)に渡し、気持ち悪くなって食べられなくしようとします。しかし、許純純(きょしゅんしゅん)はすぐにそれが周君玦(しゅうくんけつ)の仕業だと気づきます。彼女は怒るどころか、笑顔で魚を受け取ります。そして、夜になると、わざと周君玦(しゅうくんけつ)の前に魚スープを作り、「ほら、この魚は美味しいでしょう。あなたがくれた魚で作ったのよ」と自慢します。周君玦(しゅうくんけつ)は呆然とします。彼は許純純(きょしゅんしゅん)がこんなに我慢強いとは思わず、自分が失敗したことに気づきます。
これで、周君玦(しゅうくんけつ)は完全に諦めました。彼は許純純(きょしゅんしゅん)を追い出すどころか、周(しゅう)家に居座らせてしまったことに気づきます。許純純(きょしゅんしゅん)も腹を立てていますが、簡単に諦めるわけにはいきません。彼女は周君玦(しゅうくんけつ)に心から婚約破棄をしてもらう方法を考えなければなりません。
第3-4話の感想
周君玦(しゅうくんけつ)と許純純(きょしゅんしゅん)の意地の張り合いがコミカルに描かれていて、とても楽しめました。特に、周君玦(しゅうくんけつ)が汚れた服を許純純(きょしゅんしゅん)の部屋の前に置いたり、洗脚水に浸した魚をプレゼントしたりするシーンは、思わず笑ってしまいました。
また、周母が2人の様子を誤解するシーンも面白かったです。周母は2人が仲良くしていると思い込んでいますが、実際は全く逆です。この誤解が今後どのように解けていくのか、楽しみです。
一方で、2人の心の内も描かれていて、切ない気持ちにもなりました。周君玦(しゅうくんけつ)は許純純(きょしゅんしゅん)を追い出したいと思っているし、許純純(きょしゅんしゅん)も周君玦(しゅうくんけつ)との婚約を破棄したいと思っています。しかし、どちらも本心では相手のことを大切に思っているのです。
つづく