雲間の月は輝きて ~運命の恋人~』第10話 あらすじ/ネタバレ

雲浅月(うん・せんげつ)と容景(よう・けい)の運命の恋は、より繊細で本格的な筆致で描かれ、生き生きとした深い描写がされています。

弦歌(げんか)は、彩蓮(さいれん)を通じて容景(よう・けい)の近況を雲浅月(うん・せんげつ)に伝えようとします。雲浅月(うん・せんげつ)は、弦歌(げんか)と彩蓮(さいれん)の微妙なやり取りを軽く冗談でかわし、一緒に街を散策します。目立たないリサイクルショップで、雲浅月(うん・せんげつ)は現代の万年筆を見つけ、異世界に自分と同じ魂を持つ人がいるのではないかと考えます。

天聖城では、幼い頃から武術を学んでいた容楓(ようふう)が帰郷します。賞金首の対句で遊んでいる雲浅月(うん・せんげつ)に出会い、容楓(ようふう)は簡単に上句を出します。雲浅月は驚いて、容楓(ようふう)も転生者だと思ってしまいます。しかし、実はその対句は10年前に雲浅月が容楓(ようふう)に教えたものでした。再会した容景(よう・けい)は、弟の容楓(ようふう)の帰りを喜び、昔日の兄弟の絆と家族の温かさを思い出し、時局が混乱しているため、身分を隠して行動するよう、容楓に厳しく戒めます。

一方、夜軽染(や・けいせん)は、一見のんびりとした生活を送っていますが、軍機大営で鋭い眼光を光らせています。ある日、兵士の服を着た拓跋葉倩(たくばつ・ようせい)が「皇上驾到!」といたずらをして、夜軽染(や・けいせん)を慌てさせてひざまずかせます。拓跋葉倩(たくばつ・ようせい)は内心で喜び、二人のやり取りは緊張した場所に少しだけ楽しさを加えます。

雲浅月は栄王府を訪れ、容楓は容景(よう・けい)と同行するよう巧妙に手配します。馬車の中で、二人は容景(よう・けい)の寒毒について話します。雲浅月は、容景が自分が作った祛寒散を受け取らなかったことに少し落胆します。火烧粮草大営の事件について聞くと、雲浅月は、容景が事件に関与しているかどうかを探ろうとします。しかし、容景は雲浅月と夜天逸(や・てんいつ)の関係を誤解してしまいます。感情がもつれて、雲浅月は怒って馬車から飛び降り、容景は一人考え込むことになります。

夜が更けても、容景は眠れず、弦歌(げんか)は彼の気持ちを察して、雲浅月と祛寒散について話します。容景は何も言いませんが、雲浅月の祛寒散を握りしめて、色々なことを考えます。翌日、容景は雲浅月を訪ねますが、夜天逸(や・てんいつ)からもらった金の葉を見つけてしまい、雲浅月が夜天逸(や・てんいつ)を愛していると思ってしまいます。雲浅月は、容景の誤解を否定し、思わず夜天逸(や・てんいつ)が好きだと言います。容景は感情を抑えきれず、キスをしてしまいます。二人の誤解と深い愛情が交錯します。

軍営では、拓跋葉倩(たくばつ・ようせい)と夜軽染(や・けいせん)の仲も波乱万丈です。拓跋葉倩(たくばつ・ようせい)は、夜軽染(や・けいせん)に近づこうと何度も試みます。同じ幕舎で寝たり、同じ部屋で寝たりと、喧嘩をしながらも二人の仲は深まっていきます。夜軽染(や・けいせん)は、拓跋葉倩(たくばつ・ようせい)のいたずらに困っていますが、心の奥底では、この異国の王女を受け入れ始めています。

雲浅月と容景は、様々な誤解と困難を乗り越え、愛が深まっていきます。容景の細やかな気遣いで、雲浅月は今までにない幸せと安らぎを感じます。二人は月明かりの下で美しい景色を眺め、容景の霸道宣言に雲浅月の心は再び揺さぶられます。彼女は、この愛は深く、かけがえのないものだと悟ります。

第10話の感想

第10話は、雲浅月と容景の運命の恋が大きく進展する回でした。二人の誤解と深い愛情が交錯し、視聴者を釘付けにする展開が続きました。

特に印象に残ったのは、容景が雲浅月にキスをするシーンです。このシーンは、二人の関係が大きく変わるターニングポイントとなりました。容景の霸道宣言も、彼の強い愛情が伝わってきて、とても素敵でした。

また、拓跋葉倩と夜軽染の恋模様も気になるところです。最初はいたずらばかりしていた拓跋葉倩ですが、徐々に夜軽染に心を開いていく様子が描かれていました。二人の関係が今後どのように発展していくのか、楽しみです。

つづく