雲間の月は輝きて ~運命の恋人~ 第2話 あらすじ/ネタバレ

雲浅月(うん・せんげつ)は、一連の失敗の後、崖から飛び降りるという極端な考えを持つようになりました。しかし、運命のいたずらで、彼女は崖から落ちて、隠れた温泉の中に落ちてしまいました。

目を覚ますと、斗篷に包まれていました。好奇心に駆られて、近くの亭に近づくと、容景(よう・けい)の姿が見えました。容景(よう・けい)は、未来の太子妃としての礼儀作法を雲浅月(うん・せんげつ)に諭しますが、雲浅月(うん・せんげつ)はそれを無視し、容景(よう・けい)も異世界から来たのかと唐突な質問をします。容景(よう・けい)は意味が分からず、立ち去ってしまいました。

下山途中、雲浅月(うん・せんげつ)はバランスを崩し、転倒しそうになりますが、容景(よう・けい)がすぐに助けてくれました。しかし、容景はすぐに離れて、雲浅月(うん・せんげつ)に軽薄な行為をするなとからかいます。雲浅月は腹を立てます。

その後、雲浅月は機転を利かせて、容景の馬車に乗り込み、一緒に去りました。

王府に戻った雲浅月は、夜軽染(や・けいせん)と再会します。二人は笑い合い、怒り合いながら、夜軽染(や・けいせん)は桃を使って雲浅月をからかおうとします。しかし、雲浅月は桃アレルギーで、激しい反応を示します。一連の騒動の後、夜軽染(や・けいせん)は雲浅月の記憶喪失が尋常ではないことに気づきます。

皇家狩猟の日、雲浅月は望春楼の放火事件の真相を解明するため、容景に助けを求めます。彼女の懇願と主張に、容景は心を動かされ、商人としての原則である見返りを要求します。雲浅月は、身をもって償う以外なら何でも応じると快諾します。

狩猟場では、雲浅月と容景は肩を並べて歩き、静かな時間を過ごします。しかし、突然、林の中から暗殺者が現れ、矢を放ちます。容景は素早く反応して雲浅月を守りますが、雲浅月は矢に当たってしまいます。容景は緊急に助けを求め、夜軽染(や・けいせん)が駆けつけて暗殺者を追跡します。

容景は矢を持って皇帝に謁見します。矢には特殊な毒が塗られており、太子を指していました。また、夜軽染(や・けいせん)が連れ帰った暗殺者の死体から、太子が死士を飼っていたことが明らかになります。黄六(こう ろく)の忠誠心と決意は太子の罪を隠すことはできませんでしたが、柳茵茵(やなぎ いんいん)の証言は太子の野心と悪行を明らかにしました。黄袍を着ていたという事実は、太子の言い訳を完全に覆しました。

雲浅月が目を覚ますと、容景が治療をしてくれていました。雲浅月は気まずい気持ちになりますが、容景は医者として彼女の気まずさを解消します。柳茵茵(やなぎ いんいん)を探した時のことを話すと、雲浅月は男装して青楼を巡り、重要な証人を見つけたことをさらっと話します。容景はこれを機に、雲浅月に雲王府を継がせることを提案します。この予期せぬ責任に、安穏に暮らそうとしていた雲浅月は、挑戦を受けざるを得なくなります。

帰路、雲浅月は従姉妹の雲香荷(うん きょうか)と遭遇します。雲香荷(うん きょうか)は傲慢で、雲浅月を嘲笑し、雲浅月の侍女に手を上げるほどです。雲浅月は屈することなく、雲香荷(うん きょうか)に反撃し、人前で彼女を恥をかかせ、屈しない強い一面を見せます。

一方、容景は竹の小屋で茶を飲みながら、上官茗玥(じょうかん めいげつ)と時局について話し合います。容景は、望春楼が太子の私物であることは知っていましたが、放火事件の裏にはより複雑な勢力が関わっていると考えています。太子の行為は行き過ぎでしたが、ここまで大胆な行動に出るほど狂っているわけではなく、誰かが裏で操っている可能性が高いと分析します。この分析は、今後さらに多くの暗流が渦巻くことを示唆しており、雲浅月と容景の運命は密接に結びついていくことになります。

雲間の月は輝きて ~運命の恋人~ 第2話 感想

第2話は、雲浅月と容景の関係に大きな進展があった回でした。雲浅月は崖から落ちた後、容景に助けられ、彼に惹かれていく様子が描かれました。また、容景も雲浅月に興味を持ち始め、彼女に商人としての原則である見返りを要求するなど、二人の関係が徐々に変化していく様子が伺えました。

一方で、望春楼の放火事件の真相が明らかになり、太子の悪行が暴かれました。雲浅月と容景は事件の解決に協力し、太子を追い詰めていきます。この事件を通して、二人の絆が深まり、運命が大きく動き始めることが示唆されました。

つづく