雲間の月は輝きて ~運命の恋人~ 第20話 あらすじ/ネタバレ

容景(よう・けい)の過去と玉洛瑶(ぎょくら)の決意

容景(よう・けい)は慕容(ぼよう)将軍の旧友を訪ねようとするが、玉洛瑶(ぎょくら)が同行を申し出る。彼女は容景(よう・けい)が慕容(ぼよう)府の悲劇と雲家との因縁を忘れているのではないかと心配するが、容景(よう・けい)は黙り込む。玉洛瑶(ぎょくら)は夜天逸(や・てんいつ)の謀反を利用して天聖を混乱に陥れ、その隙に復讐を果たそうと提案するが、容景(よう・けい)は無辜の民を犠牲にしたくないと断る。

夜天逸(や・てんいつ)の謀反と雲浅月(うん・せんげつ)の介入

夜天逸(や・てんいつ)は秦玉凝(しん・ぎょくぎょう)を密道から逃がそうとするが、途中で藍家の人間に襲わせることで皇上の疑いを晴らそうとする。秦玉凝(しん・ぎょくぎょう)は夜天逸(や・てんいつ)の計画に不満を漏らし、二人は単なる利益関係だと告げる。そこに雲浅月(うん・せんげつ)が偶然姿を現し、夜天逸(や・てんいつ)に問い詰められる。雲浅月(うん・せんげつ)は自分が食料と武器に細工をしたことを認め、秦玉凝(しん・ぎょくぎょう)は彼女を殺そうとするが、夜天逸は雲浅月(うん・せんげつ)はまだ利用できると反対する。

鳳凰関の陥落と秦相(しんしょう)の策略

鳳凰関が陥落したとの知らせが皇城に届き、皇上は激怒する。秦相(しんしょう)は夜軽染(や・けいせん)を推挙し、虎符を与えて十万の兵を率いて叛乱鎮圧に向かわせる。大雨の中、玉洛瑶(ぎょくら)は再び容景を説得しようとするが、容景は民衆の犠牲を払ってまで復讐を果たそうとはしない。一方、秦玉凝(しん・ぎょくぎょう)は藍家軍と激戦を繰り広げているところに夜軽染(や・けいせん)が到着し、叛乱軍の黒幕を容景だと告げる。

容景と夜天逸の対決

城楼で容景と夜天逸が対峙する。夜天逸は容景に共闘を持ちかけるが、容景は拒否する。二人は雲浅月(うん・せんげつ)を巡って再び争いになり、ついに刀を交える。容景が優勢となり、夜天逸を降伏させようとしたその時、藍漪(らんぎ)と雲浅月が現れる。玉洛瑶(ぎょくら)が煙幕を張り、容景と雲浅月を救い出す。

夜軽染(や・けいせん)の策略と雲浅月の昏倒

夜軽染(や・けいせん)は鳳凰関を攻め落とし、夜天逸は淇国人の情報を用いて容景が慕容(ぼよう)府の長男であると偽装する。雲浅月は目を覚まし、容景と仲直りしようとするが拒絶される。玉洛瑶は容景への忠誠を誓うが、雲浅月は誤解する。容景は玉洛瑶に距離を置くよう厳しく告げるが、雲浅月への複雑な想いを抱えている。雲浅月は突然倒れ、容景は手当てをするが、一人去ってしまう。

容景の逮捕と夜軽染(や・けいせん)の葛藤

夜軽染と秦玉凝(しん・ぎょくぎょう)は容景を追跡し、容景は自首する。皇上が容景を疑い、夜天逸こそが真の黒幕であると気づく。容景は投獄され、夜軽染は複雑な気持ちになる。皇上が容景を処刑しようと決める。

雲王府の動きと雲浅月の奇跡

雲王府では容景の逮捕を知り、雲老王爷(うんろうおうじゃ)は動揺する。南凌睿(なん・りょうえい)と雲香荷(うん きょうか)は雲浅月を探す旅に出る。一方、雲浅月は村人の助けで一命を取り留めるが、再び倒れてしまう。これらの出来事は、人々の感情と知恵を試し、乱世の中で人間模様を浮き彫りにする。

第20話の感想

第20話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。容景と玉洛瑶の複雑な関係、夜天逸の謀反、そして雲浅月の運命など、見どころ満載の内容でした。

特に印象に残ったのは、容景と夜天逸の対決シーンです。二人は似た境遇を持ちながら、全く異なる道を歩んでいます。容景は復讐のために手段を選ばない夜天逸とは違い、無辜の民を犠牲にしたくないという強い意志を持っています。二人の戦いは、正義と悪の戦いでもあり、非常に緊迫感のあるシーンでした。

また、雲浅月が再び倒れてしまったことも気になるところです。彼女の運命は、今後どのように展開していくのでしょうか。

つづく