雲間の月は輝きて ~運命の恋人~ 第22話 あらすじ/ネタバレ
夜軽染(や・けいせん) は責めを受けて五十の大板を受けた後、府に帰りました。拓跋葉倩(たくばつ・ようせい) は心配して尋ねましたが、彼は公務が忙しいと言って冷たくあしらいました。叶倩は怒って理由を尋ねましたが、夜軽染(や・けいせん)は黙っていました。彼女は怒りを抑えて、部屋に戻ってゆっくり話そうと誘いましたが、夜軽染(や・けいせん)は疲れていると言って断りました。言葉遣いは丁寧でしたが、よそよそしい態度でした。叶倩は一人残され、複雑な気持ちになりましたが、夜軽染(や・けいせん)の冷たい態度に何もできませんでした。
雲老王爷(うんろうおうじゃ) は 雲浅月(うん・せんげつ) の失踪を聞いて激怒し、気を失いそうになりました。南凌睿(なん・りょうえい) と 雲香荷(うん きょうか) になだめられ、なんとか落ち着きました。老王爷は娘の身に何かあったのではないかと心配し、二人に全力で捜索するよう命じました。
幼い頃から雲浅月(うん・せんげつ)と一緒に育った 容楓(ようふう) は、雲府と慕容(ぼよう)府の血の争いの後、怒りを抑えられず、容景(よう・けい)に仇人の娘と付き合うのはなぜかと詰め寄りました。容景(よう・けい)は復讐の意志は変わっていないが、感情は切り離せないと言いました。容楓(ようふう)はそれを聞いて、容景(よう・けい)が情を切り離さなければ、自分とは別々の道を歩むと宣言しました。容景(よう・けい)は今の状況が複雑で、復讐の道は困難であることを知っています。容楓(ようふう)も武術の怪我で、容景(よう・けい)の行動に失望していました。
容景 は本名を 慕容(ぼよう)景奕 といい、慕容(ぼよう)将軍の長男です。幼い頃から期待されていました。弟の 慕容(ぼよう)宸安 は天雪山に送られて武術を学び、兄を守ることを誓っていました。
夜天逸(や・てんいつ) は酒を飲んで憂さを晴らし、雲浅月(うん・せんげつ)が受けた一矢の仇を思い出すたびに怒りが込み上げてきました。秦玉凝(しん・ぎょくぎょう) は彼の優しさを責めると、夜天逸(や・てんいつ)は衝動的に彼女にキスをして黙らせようとしました。秦玉凝(しん・ぎょくぎょう)は恥ずかしそうに身を引いて、今後のことを尋ねました。夜天逸(や・てんいつ)は、皇帝が疑っていることを認め、失敗しても秦玉凝(しん・ぎょくぎょう)に累は及ばないと約束しました。
容楓(ようふう) は怒って去り、容景は彼が衝動的な行動を起こすのではないかと心配して、上官茗玥(じょうかん めいげつ) を密かに後を追わせました。玉洛瑶(ぎょくら) は容景に仇を忘れないようにと忠告しましたが、容景は淡々と自分の考えがあると答えました。
雲浅月(うん・せんげつ)を排除するために、玉洛瑶(ぎょくら)は彼女を洛水に祈願に行くように騙しました。途中で、雲浅月(うん・せんげつ)は待ち伏せに遭いましたが、容景が駆けつけて救出しました。容景は玉洛瑶(ぎょくら)を厳しく叱責し、二度と雲浅月を利用しないようにと警告しました。
彩蓮(さいれん) は雲浅月に教わった歌を歌って、昏睡状態の彼女を目覚めさせようとしました。その歌声は容景の心を揺さぶりました。実は、数年前、慕容(ぼよう)府が襲われた時、容景は一人の少女に助けられました。その時の歌声は、今響いている歌と同じでした。容景は、雲浅月が自分の命の恩人だったことに気づき、二人の縁はすでに決まっていたのだと悟りました。
容景は、この縁を大切に思い、雲浅月の深い愛情を大切に思っています。彼は涙を浮かべて雲浅月の手を握り、一生守ることを誓いました。その後、容景は雲浅月を連れて世俗を離れて暮らし、平穏で幸せな生活を送りました。彼は雲浅月に自分の身分を明かし、長年隠れていた理由を説明し、亡くなった母親の形見である玉簪を贈りました。
雲浅月は容景と一緒に温泉で療養し、容景は甘えて雲浅月に服を取ってきてもらい、そのまま彼女を抱き寄せてキスをしました。雲浅月は恥ずかしがりながらも平静を装い、容景は愛おしそうに彼女にプロポーズしました。二人は簡素ながらも厳粛な結婚式を挙げ、白頭偕老を誓いました。
結婚式の翌日、雲浅月は首筋のキス痕を見つけて、容景にどうにかするように甘えました。容景は笑って、彼女にキス返しをすればいいと言いました。雲浅月は容景がいつも自分をからかうと文句を言いましたが、容景は彼女を強く抱きしめ、この安らぎと幸せが永遠に続くように祈りました。
第22話 感想
第22話では、雲浅月と容景の運命的な出会いが明らかになり、二人の絆がさらに深まりました。雲浅月は容景を助けた恩人であり、容景は雲浅月を命懸けで守ることを誓いました。二人の愛は、困難を乗り越えても決して揺らぐことはありませんでした。
また、容景と容楓(ようふう)の兄弟関係にも注目が集まりました。容楓は容景が仇人の娘と付き合うことに反対し、二人の間に亀裂が生じてしまいました。しかし、容景は自分の意志を貫き、容楓を説得しようとしました。
つづく