雲間の月は輝きて ~運命の恋人~ 第6話 あらすじ/ネタバレ

雲浅月(うん・せんげつ)はうっかり、夜空を飛ぶハトをパチンコで撃ち落としてしまいました。しかし、そのハトは夜天逸(や・てんいつ)の密書を運んでおり、中には雲浅月(うん・せんげつ)に返事をしなかった理由を尋ねる内容が書かれていました。

夜軽染(や・けいせん)は偶然その手紙を拾い、いたずら心で手紙に添えられていた樹の葉を飲み込み、雲浅月(うん・せんげつ)に「ハトは滋養強壮に良い」と笑って言います。その後、雲浅月(うん・せんげつ)は自分で作ったハトのスープを持って栄王府を訪れます。ちょうど上官茗玥(じょうかん めいげつ)が容景(よう・けい)にカッピング療法を行っており、体内の寒毒とこれから向かう月岐の厳しい寒さへの対策をしていました。

月岐は辺鄙な場所に位置し、気性の荒い人々が住む国です。国王は病に倒れ、現国師はかつて天聖大理寺卿を務めており、雲老王爷(うんろうおうじゃ)とは深い縁があり、特に慕容(ぼよう)府の事件解決にも関わっていました。容景(よう・けい)はこの旅で、天子に代わって月岐の実情を探り、慕容(ぼよう)府の滅門事件の真相を究明するという二重の使命を負っています。

竹林小屋の前で、雲浅月(うん・せんげつ)は容景(よう・けい)と上官茗玥(じょうかん めいげつ)が二人きりになっている場面に遭遇します。容景(よう・けい)は上半身裸で、雲浅月は驚愕します。上官茗玥(じょうかん めいげつ)はすぐに気づき、覗き見していた雲浅月を捕まえます。容景(よう・けい)はいつものように淡々と雲浅月に注意し、雲浅月は容景が同性愛者であることをほのめかす言葉で返します。一通り冗談を言い合った後、雲浅月は慌てて逃げ出し、ハトのスープを残します。容景にとっては、そのスープは複雑な味がして、結局飲むことができませんでした。

雲浅月と彩蓮(さいれん)は従者を装って、容景の随行部隊に紛れ込もうとします。雲浅月は無事に紛れ込むことができましたが、彩蓮(さいれん)は身元がバレて弦歌(げんか)に助けを求め、無事に加わることに成功します。弦歌(げんか)は容景にこのことを報告し、容景は表面上は動じない様子でしたが、密かに雲浅月を旗持ち役に任命し、罰として扱います。

旅は過酷で、雲浅月は重さに耐え切れず、容景の「配慮」に文句を言います。休憩中、兵士たちが一緒に風呂に入ることを誘いますが、容景がちょうど現れて雲浅月を助けます。二人の間に微妙な感情が芽生え始めます。

雲浅月が出府したことがうっかり漏れてしまい、雲老王爷(うんろうおうじゃ)は家丑外揚を防ぐために口止めを厳命します。夜軽染(や・けいせん)はそれを聞いて馬で追いかけ、秦雲玉(ちん・ゆんゆう)は雲浅月が容景と一緒にいることに不満を持ち、暗殺を企てます。

一行は驿站に到着し、雲浅月は兵士と同じ部屋に泊まらざるを得なくなります。仕方なく容景に助けを求めますが、冷たくあしらわれます。窮地に陥った雲浅月は、容景に接近することで譲歩を強要します。一方、冷昭卓(れいしょうたく)は密かに容景の通行証を盗み、容景を窮地に陥れます。容景は機転を利かせて、通行証を直接取り戻すことはできませんでしたが、秦玉凝(しん・ぎょくぎょう)が鷹揚衛の影であることを暴露します。夜軽染(や・けいせん)は追跡中に鷹揚衛と冷昭卓(れいしょうたく)の勢力と衝突し、誤って水に落ちてしまいますが、拓跋葉倩(たくばつ・ようせい)に助けられます。しかし、冰蟾のことで別のトラブルに巻き込まれてしまいます。

驿站で雲浅月は赤練蛇に襲われますが、容景は自分の身を顧みずに口で毒を吸い出し、雲浅月を救います。この行為により、雲浅月の正体が明らかになり、同行していた人々は容景が雲浅月に特別な感情を持っていることを目の当たりにします。上官茗玥(じょうかん めいげつ)は容景の危険な行動を心配しますが、黙って支持し、容景を守るために驅寒散を贈ります。

雲間の月は輝きて ~運命の恋人~ 第6話 感想

第6話は、雲浅月と容景の距離が縮まり、二人の関係に大きな進展が見られた回でした。特に、ハトのスープのシーンと赤練蛇のシーンは、容景の雲浅月に対する特別な感情を強く感じさせるものでした。

また、月岐への旅の目的や、秦玉凝(しん・ぎょくぎょう)の企みなど、物語の謎が少しずつ明らかになり、今後の展開がますます気になります。

つづく