夢華録 第21話 あらすじ/ネタバレ

萧钦言と顧千帆(こせんはん)の再会

蕭欽言が東京に戻り、顧千帆(こせんはん)を自宅に招いた。しかし、顧千帆(こせんはん)は蕭家との縁を断ちたいと冷たく拒絶する。彼は趙盼児(ちょうふんじ)と結婚する予定であり、彼女の身分が卑しいとしても、彼にとってかけがえのない存在であり、暗闇の中で唯一の光であると語る。顧千帆(こせんはん)は蕭欽言に、二人の結婚に干渉しないよう警告し、もしそうすれば後悔させると告げる。蕭欽言は驚きつつも、顧千帆(こせんはん)が妻と子供を連れて先祖の墓参りをしようとしていることを知り、少し安心する。

蕭欽言と顧千帆(こせんはん)の立場

蕭欽言は首相に復帰し、皇帝の寵愛を受けている。一方、顧千帆(こせんはん)は蕭欽言を支持しないものの、傍観することもできないと表明する。帽子妖事件について、二人は背後に陰謀があるのではないかと考える。蕭欽言の帰京は朝廷で話題となり、皇帝も鬼神を信じているため、お互いに警戒する必要があると忠告する。

趙盼児(ちょうふんじ)と高慧(こうけい)の対決

高家の使用人が钱塘に駆けつけ、傅子方から歐陽旭(おうようきょく)が趙盼児(ちょうふんじ)を裏切ったことを知る。その後、趙盼児(ちょうふんじ)は顧千帆(こせんはん)と共に高慧(こうけい)を訪ね、歐陽旭(おうようきょく)が書いた手紙を見せ、高慧(こうけい)に彼の本性を悟らせ、甘い言葉に惑わされないように説得する。高鵠(こうこく)が現れ、高慧(こうけい)をなだめるが、趙盼児(ちょうふんじ)は顧千帆(こせんはん)への配慮から高鵠(こうこく)の視線を避ける。

顧千帆(こせんはん)と高鵠(こうこく)の思惑

顧千帆(こせんはん)は高鵠(こうこく)がまだ趙盼児(ちょうふんじ)に未練があることに気づくが、趙盼児(ちょうふんじ)は高慧(こうけい)は悪人ではなく、騙されやすいだけだと考える。一方、宋引章(そういんしょう) は沈如琢(しんじょたく)のことで気が動転しており、張好好(ちょうこうこう)は沈如琢(しんじょたく)に注意するよう忠告する。池蟠(ちはん)の突然の登場で、空気が緊張する。張好好(ちょうこうこう)は宋引章(そういんしょう) のために憤慨し、池蟠(ちはん)は悪気なく彼女の琵琶を褒めたことで、張好好(ちょうこうこう)は不快感を示して立ち去る。

孫三娘(そんさんじょう)と葛招娣(かつしょうてい)の確執

孫三娘(そんさんじょう)は恩返しのため、陳廉(ちんれん)に杜長風(とちょうふう)に点心を届けてもらう。葛招娣(かつしょうてい)は陳廉(ちんれん)と会うなり喧嘩を始め、孫三娘(そんさんじょう)が仲裁しようとするが、逆に葛招娣(かつしょうてい)に反抗されてしまう。孫三娘(そんさんじょう)は自身の経験から、葛招娣(かつしょうてい)に忍耐と寛容を学ぶように諭し、葛招娣(かつしょうてい)は徐々に自責の念を感じ、孫三娘(そんさんじょう)の気持ちを理解するようになる。

陳廉(ちんれん)と杜長風(とちょうふう)の出会い

陳廉(ちんれん)は杜長風(とちょうふう)に点心を届けると、彼の生徒たちにからかわれる。陳廉(ちんれん)は生徒たちにさりげなく教訓を与える。実は、杜長風(とちょうふう)は殿前で失態を犯し、視力も悪いため、実職を得ることができず、書院で教えることになったのだ。孫三娘(そんさんじょう)はこれを聞いて、複雑な思いに駆られる。

宋引章(そういんしょう) と沈如琢(しんじょたく)の駆け引き

宋引章(そういんしょう) は沈如琢(しんじょたく)の誘いに応じ、彼は高価な簪を贈り、籍を抜けるのを手伝うと示唆する。宋引章(そういんしょう) は心動かされるが、顧千帆(こせんはん)のことを考えて躊躇する。そこに趙盼児(ちょうふんじ)と顧千帆(こせんはん)が通りかかり、二人が親しげに話しているのを見て、相思相愛だと思い込んでしまう。

顧千帆(こせんはん)と趙盼児(ちょうふんじ)の結婚

顧千帆(こせんはん)は趙盼児(ちょうふんじ)を亡き母に連れて行き、三書六礼を約束し、彼女の両親のために法会を開いて正式に結婚を申し込む。趙盼児(ちょうふんじ)は感動し、顧千帆(こせんはん)の周到な準備に感謝する。顧千帆(こせんはん)は、斉牧を仲人に立てて、盛大に結婚式を挙げると誓う。

第21話の感想

第21話は、蕭欽言と顧千帆(こせんはん)の再会、趙盼児(ちょうふんじ)と高慧(こうけい)の対決、孫三娘(そんさんじょう)と葛招娣(かつしょうてい)の確執など、様々な人間模様が描かれており、見応えのある回でした。

特に印象的だったのは、蕭欽言と顧千帆(こせんはん)の再会のシーンです。蕭欽言は顧千帆(こせんはん)を自宅に招きますが、顧千帆(こせんはん)は蕭家との縁を断ちたいと冷たく拒絶します。顧千帆(こせんはん)にとって、趙盼児(ちょうふんじ)はかけがえのない存在であり、蕭欽言に二人の結婚に干渉しないよう警告します。蕭欽言は驚きつつも、顧千帆(こせんはん)が妻と子供を連れて先祖の墓参りをしようとしていることを知り、少し安心します。

また、趙盼児(ちょうふんじ)と高慧(こうけい)の対決も印象的でした。趙盼児(ちょうふんじ)は高慧(こうけい)に歐陽旭(おうようきょく)が書いた手紙を見せ、彼の本性を悟らせようとします。高鵠(こうこく)が現れ、高慧(こうけい)をなだめますが、趙盼児(ちょうふんじ)は顧千帆(こせんはん)への配慮から高鵠(こうこく)の視線を避けます。

つづく