中国ドラマ「夢華録（むかろく）」23話ネタバレと感想

夢華録(むかろく)第23話あらすじ/ネタバレ

官伎の苦悩と宋引章(そういんしょう) の奮闘

官伎は、教坊司(きょうぼうし)に所属し、一時的に華やかな生活を送るものの、士農工商の下に位置する賤しい身分である。張好好(ちょうこうこう)はそれに慣れていたが、宋引章(そういんしょう) は初めてこの境遇を経験し、苦しんでいた。そこに顧千帆(こせんはん)が現れ、彼女を励まし、琵琶を剣のように振るうよう促した。

宴席での駆け引き

顧千帆(こせんはん)が宴席に入ると、それぞれが思惑を巡らせていた。蕭謂(しょうい)は不快感を露わにして席を立ち、庭で怒りを爆発させた後、再び戻ってきた。芸が終わると、老相柯政は歌には興味を示さなかったが、琵琶の音色には興味津々だった。そこで、宋引章(そういんしょう) に再び演奏を依頼した。張好好(ちょうこうこう)は黙って退場し、心の中で競い合っていたが、蕭謂(しょうい)は単調さを理由に、顧千帆(こせんはん)と宋引章(そういんしょう) に古人のように剣舞で盛り上げるよう要求した。これは明らかに挑発だった。

宋引章(そういんしょう) の機転と顧千帆(こせんはん)の剣術

宋引章(そういんしょう) は機転を利かせ、古を借りて今を諷し、蕭謂(しょうい)を黙らせた。面子を保つため、顧千帆(こせんはん)は剣術を披露し、見事な技で満場の喝采を浴びた。柯政も珍しく賞賛した。その後、宋引章(そういんしょう) は『涼州大遍』を熱演し、曲には憤りや不満が込められており、作曲者の心情を完璧に表現し、大きな拍手を浴びた。柯政は琵琶に「風骨」という言葉を書き、群臣に奢りから遠ざかり、清廉潔白を重んじるべきだと諭した。蕭欽言は表面上は同意したが、内心は不快だった。柯政は剛直さを示して席を立った。

宋引章(そういんしょう) の成功と趙盼児(ちょうふんじ)の喜び

宋引章(そういんしょう) は一躍有名になり、教坊司(きょうぼうし)の他の楽伎たちは羨ましがったが、張好好(ちょうこうこう)は嫉妬心から池蟠(ちはん)と争って決裂した。趙盼児(ちょうふんじ)は宋引章(そういんしょう) の活躍を聞き、蕭府まで迎えに行ったが、途中で馬車が故障し、高慧(こうけい)の助けで同乗することになった。高慧(こうけい)は再会した際に、歐陽旭(おうようきょく)の本性を見抜いており、趙盼児(ちょうふんじ)に謝罪した。二人は誤解を解き、和解した。

顧千帆(こせんはん)の葛藤と齊牧との密会

顧千帆(こせんはん)と宋引章(そういんしょう) は西門で趙盼児(ちょうふんじ)を待っていたが、宋引章(そういんしょう) は軽薄な男に絡まれた。沈如琢(しんじょたく)が助けに入り、彼女に好意を寄せていることを伝え、画舫に乗るよう誘った。顧千帆(こせんはん)は蕭欽言の酒宴を断り、宋引章(そういんしょう) と趙盼児(ちょうふんじ)の関係を明かして蕭家の疑念を払拭した。その後、顧千帆(こせんはん)は齊牧と密会し、帽妖事件の真相を知り、犯人を引き渡す計画を立てた。また、結婚する意思を伝え、齊牧に媒人を頼んだ。

齊牧の忠告と顧千帆(こせんはん)の決意

齊牧は直接承諾せず、仕途と個人の選択の衝突について顧千帆(こせんはん)に忠告した。彼は顧千帆(こせんはん)が趙盼児(ちょうふんじ)と結婚すれば、世間の圧力を受け、仕途に影響することを知っていた。顧千帆(こせんはん)も亡き母への追封を考えており、内心葛藤していた。最終的に顧千帆(こせんはん)は計画通りに犯人を引き渡し、齊牧が帽妖事件に関与しているかどうかを密かに調査することにした。