夢華録 第36話 あらすじ/ネタバレ

歐陽旭(おうようきょく)の失脚と趙盼児(ちょうふんじ)の決意

夜宴図での失策により、歐陽旭(おうようきょく)は官途を失墜し、自保のために高慧(こうけい)を利用して高妃に面会を求める。しかし、趙盼児(ちょうふんじ)は顧千帆(こせんはん)との再会をきっかけに、父親の趙謙が北原の匪賊を殺害した罪で弾劾された過去を知り、顧千帆(こせんはん)の苦悩を理解する。

永安楼の繁盛と池蟠(ちはん)の告白

永安楼は繁盛を極め、様々な身分の客が訪れる。雷敬は顧千帆(こせんはん)の策略に従い、蕭欽言と斉牧の間を巧みに周旋し、歐陽旭(おうようきょく)の脅威を排除する。一方、王豊は粗悪な蘇合郁金酒を販売し、池蟠(ちはん)は抗議のために負傷する。しかし、趙盼児(ちょうふんじ)は既に手を打っており、山寨品を気にせず、新商品の酒を開発し、池蟠(ちはん)を香薬行の副行長にすることを約束する。池蟠(ちはん)は感激し、趙盼児(ちょうふんじ)に告白するが、彼女は顧千帆(こせんはん)を待っていることを告げる。

顧千帆(こせんはん)と趙盼児(ちょうふんじ)の再会と未来

皇城司から戻った顧千帆(こせんはん)は、黄花を見て趙盼児(ちょうふんじ)を思い、半遮面へ向かう。趙盼児(ちょうふんじ)はそこで顧千帆(こせんはん)を待ち、彼の決意を問いただす。顧千帆(こせんはん)は趙盼児(ちょうふんじ)の深い愛情に心を打たれ、彼女を抱きしめ、共に生きることを誓う。

歐陽旭(おうようきょく)の流刑と顧家への帰還

歐陽旭(おうようきょく)は許しを得るものの、辺境の州へ流刑となる。顧千帆(こせんはん)は趙盼児(ちょうふんじ)を連れて顧家に戻る。屋敷は寂しいが、趙盼児(ちょうふんじ)は未来を描き、家を整え始める。

皇后の決意とそれぞれの未来

皇后は中貴人を呼び、過去の功績を賞賛し、甥の面倒を見ることを約束する。しかし、皇帝の無力さを嘆き、自らの身を守る決意を語る。

新たな始まり

翌朝、趙盼児(ちょうふんじ)の着替えが話題となるが、池蟠(ちはん)は落胆する。趙盼児(ちょうふんじ)は傅子方の悪戯を叱るために葛招娣(かつしょうてい)と共に傅家へ向かう。それぞれの未来に向かって、物語は続いていく。

第36話感想

第36話は、物語が大きく展開する重要な回でした。歐陽旭(おうようきょく)の失脚、永安楼の繁盛、顧千帆(こせんはん)と趙盼児(ちょうふんじ)の再会など、見どころ満載でした。

特に印象に残ったのは、顧千帆(こせんはん)と趙盼児(ちょうふんじ)の再会シーンです。趙盼児(ちょうふんじ)が顧千帆(こせんはん)の苦悩を理解し、彼を支えようとする姿に感動しました。また、顧千帆(こせんはん)が趙盼児(ちょうふんじ)への愛を告白し、共に生きることを誓う場面は、とてもロマンチックでした。

他のキャラクターにも注目です。池蟠(ちはん)は趙盼児(ちょうふんじ)への想いを告白しますが、叶わず落胆する姿が切なかったです。宋引章(そういんしょう) は過去を断ち切り、新たな一歩を踏み出す決意をするなど、それぞれのキャラクターが成長していく様子が描かれていました。

つづく