夢華録(むかろく)第37話 あらすじ/ネタバレ
趙盼児(チャオ?パンアル)の説得により、傅子方は渋々ながら学堂へ足を踏み入れる。孫三娘(そんさんじょう)は心配でならないが、杜長風(とちょうふう)は傅子方が14歳で成人目前であり、自立すべきだと諭す。将来は実の息子のように面倒を見ると約束し、三娘は感動して杜長風(とちょうふう)に軽くキスをする。
顧千帆(こせんはん)と趙盼児(ちょうふんじ)は復縁し、愛は深まるばかり。盼児は冗談で千帆を試すことがあり、池蟠(ちはん)への嫉妬を垣間見て可愛らしいと思う一方で、少し笑ってしまう。千帆は盼児の心にまだ昔の傷跡が残っていることを知っており、時間をかけて優しく接し、共に未来を歩むことを誓う。
歐陽旭(おうようきょく)は宿州に転属となり、降格は免れたものの、心中は納得せず、家財を売って復職しようとする。德叔は必死に止めるが、歐陽旭(おうようきょく)はもはや鬼と化しており、子明を殴打し、さらには德叔を殺害する。人としての心を完全に失ってしまった。
千帆は盼児のためにプレゼントを丹念に選び、部屋中が愛に溢れている。池蟠(ちはん)は諦めきれず、横取りしようと企む。盼児が現れると、千帆はすぐに手を繋いで愛をアピールし、池蟠(ちはん)を挑発する。3人は一触即発となるが、盼児の仲裁により休戦となる。
榷酒買撲について、盼児は永安楼はまだ基盤を固める必要があるため、急いで拡大すべきではないと考える。池蟠(ちはん)も同意する。宴会に向かう途中、刺客に襲われ、千帆は盼児を守るために身を挺して怪我をする。2人は顧府に滞在して療養することになる。
杜長風(とちょうふう)は三娘の安否を気にして探すが、傅子方のことで婚期を延期すると告げられる。
永安楼は長楽郡主から腐った食べ物を売っていると告発される。幸いなことに、宋引章(そういんしょう) と医官の証言により、食べ物がすり替えられたことが証明され、郡主府は謝罪する。しかし、酒を卸していた李慶家が突然供給を停止し、永安楼は危機に陥る。引章は池蟠(ちはん)に助けを求めるが、過去の出来事の影に囚われた池蟠(ちはん)は門を閉ざしたまま。引章は焦り、このままでは永安楼は存続できなくなってしまうと訴える。
第37話感想
第37話は、愛と陰謀が交錯する回でした。趙盼児(ちょうふんじ)と顧千帆(こせんはん)の復縁は喜びに満ちていましたが、歐陽旭(おうようきょく)の悪行は衝撃的でした。池蟠(ちはん)の企みも気になるところです。
盼児と千帆の愛は深まり、千帆は盼児の過去を理解し、優しく寄り添う姿が印象的でした。一方、歐陽旭(おうようきょく)は復讐に囚われ、人としての心を失ってしまったのは残念です。池蟠(ちはん)は盼児への想いを募らせていますが、その行動は不誠実で、今後の動向が気になります。
永安楼は新たな危機に直面しましたが、宋引章(そういんしょう) の活躍で乗り越えることができました。しかし、李慶家の突然の供給停止は、永安楼の存続を脅かしています。今後の展開が楽しみです。
つづく