夢華録 第38話 あらすじ/ネタバレ

傅子方と孫三娘(そんさんじょう)の危機

傅子方は、孫三娘(そんさんじょう)と杜長風(とちょうふう)の親密な関係を目撃し、衝動的に川辺で自殺を図ります。宋引章(そういんしょう) は、川の水深さを理解しており、冷静に傅子方を水中に突き落とし、救助します。孫三娘(そんさんじょう)は傅子方の行動に失望し、黙って立ち去ります。夜になり、傅子方は家に帰り、母に謝罪します。母子は和解し、関係は修復します。

永安樓の繁盛と顧千帆(こせんはん)の危機

宋引章(そういんしょう) の経営手腕により、永安樓は趙盼児(ちょうふんじ)の茶坊に負けないほど繁盛します。顧千帆(こせんはん)は、趙盼児(ちょうふんじ)に歐陽旭(おうようきょく)が旅の途中で不慮の死を遂げたことを知らせます。しかし、犯人は不明であり、朝廷では顧千帆(こせんはん)が商人である趙盼児(ちょうふんじ)と結婚したことを非難する声が高まります。

顧千帆(こせんはん)は、侍衛司都虞侯である張允によって逮捕され、侍衛私獄に収監されます。皇帝は拷問を禁じていますが、張允は水責めによって夜宴図の在りかを探ろうとします。顧千帆(こせんはん)は、夜宴図を見たことも偽造を指示したこともないと主張します。崔指揮は、猫妖に扮した犯人として張允と共謀し、顧千帆(こせんはん)に復讐しようとします。顧千帆(こせんはん)が屈しないため、張允はさらに拷問を強化します。

趙盼児(ちょうふんじ)の決断と池蟠(ちはん)の提案

顧千帆(こせんはん)と趙盼児(ちょうふんじ)の関係に関する噂が広まり、皇帝は彼らの背後にいる勢力が結託しているのではないかと疑い始めます。夜宴図事件も、彼らが共謀して捏造したのではないかと疑っています。

齊牧が不在のため、趙盼児(ちょうふんじ)は蕭欽言が黙っているはずがないと判断し、静観して冷静さを示すことで皇帝の信頼を得ようとします。

池蟠(ちはん)は、趙盼児(ちょうふんじ)が噂に巻き込まれるのを防ぐため、彼女に結婚を申し出ます。しかし、趙盼児(ちょうふんじ)は顧千帆(こせんはん)への想いを断ち切れず、池蟠(ちはん)と結婚しても顧千帆(こせんはん)との関係を解消できないことを理解しています。

杜長風(とちょうふう)の報告と蕭欽言の企み

趙盼児(ちょうふんじ)は、顧千帆(こせんはん)の安否を心配しますが、永安樓の掌柜である杜長風(とちょうふう)は直接面会することができません。そこで、杜長風(とちょうふう)は顧千帆(こせんはん)に代わって趙盼児(ちょうふんじ)に報告します。顧千帆(こせんはん)は、今は行動を起こすべきではなく、皇帝は永安樓を疑っているものの、顧千帆(こせんはん)が雷敬の弱みを持っているため、危機を脱することができると伝えます。

趙盼児(ちょうふんじ)は、陳廉(ちんれん)に監視役を遠ざけさせ、蕭欽言に顧千帆(こせんはん)を救うよう懇願します。蕭欽言は表面上は承諾しますが、実際には別の思惑があります。最終的に、蕭謂(しょうい)は趙盼児(ちょうふんじ)を連れ出し、蕭欽言が利益のために手段を選ばないことを暴露し、趙盼児(ちょうふんじ)に蕭欽言を信用しないよう忠告します。

雷敬の証言と歐陽旭(おうようきょく)との対決

顧千帆(こせんはん)の予想通り、雷敬は皇帝に対して顧千帆(こせんはん)を擁護します。陳廉(ちんれん)は、歐陽旭(おうようきょく)を買収して罪を清流派に転嫁することを提案します。趙盼児(ちょうふんじ)は、歐陽旭(おうようきょく)が生きていることを知り、直接会いに行くことを決意します。陳廉(ちんれん)は趙盼児(ちょうふんじ)を暗に守り、二人は歐陽旭(おうようきょく)の住居を訪れます。

趙盼児(ちょうふんじ)は、歐陽旭(おうようきょく)に何故このようなことをしたのかと直接問いただします。歐陽旭(おうようきょく)は絶望から感情を制御できなくなり、趙盼児(ちょうふんじ)を殺そうとします。趙盼児(ちょうふんじ)は巧みに反撃しますが、歐陽旭(おうようきょく)には敵いません。しかし、陳廉(ちんれん)が駆け付け、趙盼児(ちょうふんじ)を救出します。

第38話の感想

第38話は、波乱に満ちた展開で、視聴者を釘付けにしました。傅子方と孫三娘(そんさんじょう)の危機、永安樓の繁盛と顧千帆(こせんはん)の危機、趙盼児(ちょうふんじ)の決断と池蟠(ちはん)の提案、杜長風(とちょうふう)の報告と蕭欽言の企み、雷敬の証言と歐陽旭(おうようきょく)との対決など、見どころ満載でした。

特に印象的だったのは、傅子方と孫三娘(そんさんじょう)の危機です。傅子方は、孫三娘(そんさんじょう)と杜長風(とちょうふう)の親密な関係を目撃し、衝動的に自殺を図ります。孫三娘(そんさんじょう)は傅子方の行動に失望し、黙って立ち去ります。このシーンは、傅子方の心の弱さと、孫三娘(そんさんじょう)の強さを浮き彫りにしています。

つづく