夢華録(むかろく)第4話 あらすじ/ネタバレ

趙盼児(ちょうふんじ)は、顧千帆(こせんはん)が簡単には信用しないことを知っており、夜宴図の詳細を詳しく説明して、自分の言葉が真実であることを証明した。実は、この夜宴図は賭博の借金のために彼女の手に渡ったもので、彼女の茶坊は雅致を重んじており、名家の書画を飾ることが多かったため、楊知遠(よう・ちえん)はよく借りていた。トラブルを避けるため、趙盼児(ちょうふんじ)は偽物を複製して楊知遠(よう・ちえん)に贈ったが、その背後に大きな秘密が隠されているとは知らなかった。

宋引章(そういんしょう) は窮地に陥り、趙盼児(ちょうふんじ)は見過ごすことができず、顧千帆(こせんはん)は冷酷なわけではないが、腰牌が重要であるため、自分の秘蔵の和田玉を趙盼児(ちょうふんじ)に渡し、銀を工面させた。彼は趙盼児(ちょうふんじ)に秘密を守るように警告し、災いを招くのを避けた。

趙盼児(ちょうふんじ)は顧千帆(こせんはん)の恩義に感じ入り、二人は東京で会う約束をし、王記鉄鋪の旗を合図にした。赤い旗なら安全、旗がないなら危険である。その後、顧千帆(こせんはん)は一人で追っ手を引き付け、密かに調査を行った。彼は陳廉(ちんれん)の市舶司の身分を利用して出城し、南洋の物資が頻繁に流入し、異常なほど価格が安いことを知り、禁商令を思い出し、疑念を抱いた。顧千帆(こせんはん)はさらに調査することを決意し、陳廉(ちんれん)に翌日海辺に同行するよう命じた。

一方、趙盼児(ちょうふんじ)は資金を調達し、香雲楼(きょううんろう)の2階を借り、宋引章(そういんしょう) を救うための罠を仕掛けた。彼女は夜に周府に侵入し、宋引章(そういんしょう) に周舍(しゅうしゃ)にわざと従うように指導した。周舍(しゅうしゃ)はまんまと騙され、宋引章(そういんしょう) を寵愛するようになったが、途中で趙盼児(ちょうふんじ)の「深い愛情」の訴えと暴行に遭遇した。趙盼児(ちょうふんじ)はわざと簪を落とし、周舍(しゅうしゃ)を誘い出す。孫三娘(そんさんじょう)はそれを機に債権者に連絡した。

翌日、陳廉(ちんれん)は皇城司の仕事を求めて、積極的に顧千帆(こせんはん)を支援し、鄭青田(てい・せいてん)の手下を監視して逮捕することに成功した。尋問の結果、鄭青田(てい・せいてん)が私的に関を閉じて禁を破り、市舶税を貪ったこと、そして皇城司の中に情報を漏らし、顧千帆(こせんはん)を殺そうとしている人物がいることが判明した。顧千帆(こせんはん)は、この背後に于忠全の陰謀があると推測し、密かに行動することを決めた。

陳廉(ちんれん)の助けを借りて、顧千帆(こせんはん)は友人である万奇(まんき)に連絡を取り、一時的に身を隠すことにした。しかし、万奇(まんき)は酒に薬を混ぜ、顧千帆(こせんはん)に危害を加えようとした。顧千帆(こせんはん)はすぐに気づかなかったが、皇城司内部の複雑さと危険さを認識し、より慎重に行動することを決意した。

この時、趙盼児(ちょうふんじ)は香雲楼(きょううんろう)の中で、周舍(しゅうしゃ)を巧妙に設計された罠に誘い込み、宋引章(そういんしょう) を救出する準備をしていた。二人は遠く離れているものの、それぞれの目標に向かって、暗流渦巻く状況の中で奮闘している。

夢華録 第4話 感想

第4話は、趙盼児(ちょうふんじ)と顧千帆(こせんはん)の信頼関係が深まり、それぞれが困難に立ち向かう姿が描かれた回だった。

趙盼児(ちょうふんじ)は、夜宴図の秘密を明かし、宋引章(そういんしょう) を救うための資金を集めるなど、機転を利かせて行動する姿が印象的だった。また、顧千帆(こせんはん)は、腰牌の重要性にもかかわらず、和田玉を趙盼児(ちょうふんじ)に託すなど、彼女を信頼していることが伝わってきた。

一方、顧千帆(こせんはん)は、南洋の物資の流入や皇城司内部の腐敗など、大きな陰謀に巻き込まれていく。陳廉(ちんれん)の協力もあり、真相に近づいていくが、万奇(まんき)の企みなど、新たな危険も待ち受けている。

つづく