夢華録(むかろく)最終回結末 第40話 あらすじ/ネタバレ
顧千帆(こせんはん)は歐陽旭(おうようきょく)の処罰を強く求め、趙盼児(ちょうふんじ)の名誉回復を図ります。しかし、皇后は自身の思惑から、歐陽旭(おうようきょく)を利用して政敵?斉牧を倒そうと考えており、顧千帆(こせんはん)の願いを聞き入れません。窮地に陥った顧千帆(こせんはん)は、自らの命を賭して皇后に訴えかけます。
皇后は顧千帆(こせんはん)の言葉を聞き、趙盼児(ちょうふんじ)が夜宴図の偽造を暴き、皇后を救ったことを知ります。趙盼児(ちょうふんじ)の行動は、皇后と同じ楽籍出身であることから、身分の苦しみを理解し、共感したためでした。皇后は趙盼児(ちょうふんじ)の思いに心を打たれ、皇帝のもとを訪れます。
一方、高鵠(こうこく)は趙盼児(ちょうふんじ)の事件を知り、敬意を表して薬を与え、回復を助けます。趙盼児(ちょうふんじ)は病を押して登聞鼓院に向かい、訴えを続けます。しかし、朝廷はすでに別の役人を派遣していました。趙盼児(ちょうふんじ)は杖刑を受けようとしたその時、中貴人が皇帝の命を伝え、女性に対する杖刑を廃止し、金銭による罰金に改めることを発表します。趙盼児(ちょうふんじ)は、人々や芸妓たちの助けにより、30貫の罰金を支払い、14回の杖刑を免れます。
歐陽旭(おうようきょく)は婚約を否定しますが、趙盼児(ちょうふんじ)は詳細な文状で二人の関係を証明します。さらに、歐陽旭(おうようきょく)が詐欺を行ったことを告発し、質流れの証拠や証言を提出します。法律では歐陽旭(おうようきょく)は死刑に値しますが、官職にあるため、裁判官は躊躇します。そのとき、屏風の後ろにいた皇帝は、厳罰を与えるよう指示します。皇后は自分の過ちを認めつつも、斉牧を倒すために簡単に諦めようとしません。皇帝は、皇后を皇后に選んだのは、野心と能力を認めたからであり、ためらわずに行動するよう励まします。
趙盼児(ちょうふんじ)の反撃に、歐陽旭(おうようきょく)は狼狽します。そこに、宋引章(そういんしょう) が現れ、歐陽旭(おうようきょく)が罪のない人を傷つけたことを証言します。言い逃れのできなくなった歐陽旭(おうようきょく)は、錯乱状態となり、裁判官に襲い掛かりますが、屏風にぶつかり、皇帝と皇后の姿を目撃します。確たる証拠を目の当たりにした皇帝は、歐陽旭(おうようきょく)を皇城司に引き渡し、顧千帆(こせんはん)が厳しく取り調べ、死刑が確定します。
人々は歐陽旭(おうようきょく)の悪行に怒り、物を投げつけて抗議します。皇帝は、趙盼児(ちょうふんじ)たちの功績を称え、それぞれに願いを叶えることを約束します。孫三娘(そんさんじょう)は鳳冠霞帔を着て嫁ぎたいと願い、宋引章(そういんしょう) は登聞鼓院の改革を訴えます。趙盼児(ちょうふんじ)は、身分の偏見がなくなり、賤籍の人々も尊重される世の中を願います。趙盼児(ちょうふんじ)の言葉は、皇后と中貴人の心を動かし、人々は皇帝に対して、楽人、職人、奴婢たちの待遇改善を訴えます。皇帝は、道のりは険しいことを承知しつつも、優秀な人材を内侍省翰林院に登用することを約束します。
騒動の後、永安楼は再び賑わいをみせます。宋引章(そういんしょう) の才能は多くの人々を引きつけ、池蟠(ちはん)もその一人です。孫三娘(そんさんじょう)は鳳冠霞帔を身にまとい、杜長風(とちょうふう)と幸せな結婚式を挙げます。顧千帆(こせんはん)と趙盼児(ちょうふんじ)は、困難を乗り越えて結ばれ、幸せな未来を築きます。
第40話の感想
第40話は、夢華録の感動的なフィナーレでした。顧千帆(こせんはん)と趙盼児(ちょうふんじ)の強い絆、そして彼らの正義と真実への揺るぎない信念が描かれていました。
皇后の葛藤と成長も印象的でした。彼女は当初、自身の野心のために歐陽旭(おうようきょく)を利用しようとしましたが、趙盼児(ちょうふんじ)の行動に心を打たれ、最終的には正義の味方として立ち上がりました。
歐陽旭(おうようきょく)の悪行が暴かれ、厳罰を受ける結末は、勧善懲悪の物語として視聴者を満足させたと思います。
また、孫三娘(そんさんじょう)と杜長風(とちょうふう)、宋引章(そういんしょう) と池蟠(ちはん)の幸せな結末も、ドラマに温かい余韻を与えてくれました。