有翡(ゆうひ) -Legend of Love- 第16話 あらすじ/ネタバレ

周翡(しゅうひ)と敵対陣の戦いが決着しようとしたその時、青龍(せいりゅう)門の弟子たちが乱入。一触即発の状況の中、謝允(しゃいん)は驚異的な洞察力で相手の仕掛けた陣を次々と解き明かし、破る方法を指示する。陣は一瞬にして崩壊し、鄭羅生(ていらせい)は自ら戦場に降り立つ。しかし、彼は色欲に駆られ、周翡(しゅうひ)を我が物にしようと企み、下品な言葉を吐く。

周翡(しゅうひ)は鋭い言葉で彼を追い詰め、かつての虚勢を張るだけの姿とは別人のように見える。鄭羅生(ていらせい)は周翡(しゅうひ)と敵対することは、自分自身を無限の脅威にさらすことだと悟り、彼女を排除しなければ、いずれ大きな禍根になると考える。再び二人は激突し、周翡(しゅうひ)は何度も鄭羅生(ていらせい)に重傷を負わせるチャンスを得るが、彼が着ている特殊な衣服「暮雲紗」のために、その願いは叶わない。この紗は殷聞嵐(いんぶんらん)(いんぶんらん)が愛する妻のために作ったもので、非常に軽く、あらゆる刃を防ぐことができる。

暮雲紗の出現により、殷家(いんけ)が遭遇した真実が明らかになる。鄭羅生(ていらせい)が黒幕であることが暴かれる。しかし、殷家(いんけ)の秘宝を手に入れたとしても、鄭羅生(ていらせい)は山川(さんせん)剣のような人物になることはできず、謝允(しゃいん)が口にした「海天一色(かいてんいっしき)」という言葉を聞くと、表情を大きく変えて言葉を濁す。

周翡(しゅうひ)はこれ以上引き延ばすことを望まず、再び鄭羅生と激闘を繰り広げる。謝允(しゃいん)は周翡(しゅうひ)の傍らで彼女を守り、何度も致命的な攻撃を代わりに受ける。鄭羅生は決着がつかないと見るや、無防備な呉楚楚(ごそそ)に狙いを定める。危機的な状況の中、紀雲沉(きうんちん)は「搜魂針」を使って潜在能力を引き出し、呉楚楚(ごそそ)を救うが、その代償として命を落とす。

謝允(しゃいん)は搜魂針の恐ろしさを知り、紀雲沉(きうんちん)が長くはないことを悟り、周翡(しゅうひ)に殷沛(いんはい)のツボを解くように指示する。二人は協力して鄭羅生に立ち向かう。殷沛(いんはい)は鄭羅生を憎み、自らを囮にして彼の暮雲紗を無理矢理引き剥がす。周翡(しゅうひ)はチャンスを逃さず、一刀のもとに鄭羅生を倒し、危機はようやく去る。

紀雲沉(きうんちん)は勇猛果敢な生涯を送ったが、天命には逆らえず、搜魂針の反動で命を落とす。最後の瞬間、彼は暮雲紗を呉楚楚(ごそそ)に贈り、過去の恩に報いる。周翡(しゅうひ)と謝允(しゃいん)は紀雲沉(きうんちん)の葬儀を行い、来世で彼の志が果たされることを願う。

三人は旅を続け、花畑の山中で謝允(しゃいん)は不意に幼少期の悲惨な経験を語る。その言葉には、運命への無力感と闘志が込められている。そのとき、周翡は体内の真気が乱れるのを感じる。枯榮手の反動を抑えきれず、ついに倒れてしまう。謝允(しゃいん)はためらうことなく周翡を背負い、衡陽(こうよう)城で治療を受けようと決意する。道中、聞煜と出会い、呉楚楚(ごそそ)を彼に託す。

周翡は意識が朦朧とする中、謝允(しゃいん)を父である周以棠(しゅういとう)と間違える。謝允(しゃいん)は「阿雲」と名乗り、その言葉には深い意味が込められている。一方、李晟(りせい)は四十八寨(しじゅうはちさい)への帰路で地煞谷の谷天顕(こくてんけん)と遭遇し、やむを得ずルートを変更。聞煜に預けられていた呉楚楚(ごそそ)を偶然救出する。地煞の追跡を受け、李晟(りせい)は猟師の罠を利用して巧みな計略を仕掛け、谷天顕(こくてんけん)の注意を引き、自分と呉楚楚の貴重な逃走時間を稼ぐ。

沈天庶(しんてんしょ)は李瑾容(りきんよう)の動きを察知し、部下を衡陽(こうよう)城に派遣する。因縁と復讐が渦巻く戦いが衡陽(こうよう)城で繰り広げられようとしている。各勢力が集結し、嵐が静かに近づいている。

第16話「激闘と犠牲」

第16話は、アクション、サスペンス、感動が詰まった見応えのあるエピソードでした。周翡と鄭羅生の戦いは、スリリングな展開で目が離せませんでした。特に、暮雲紗の登場によって、殷家(いんけ)の悲劇の真相が明らかになるシーンは衝撃的でした。

また、紀雲沉(きうんちん)の自己犠牲には心を打たれました。彼は搜魂針を使って呉楚楚を救い、周翡と謝允(しゃいん)の勝利に貢献しました。彼の勇気と忠誠心は、視聴者に深い感動を与えたことでしょう。

一方、謝允の過去が明らかになるシーンも印象的でした。彼の悲惨な経験は、彼の性格形成に大きな影響を与えてきたことがわかります。周翡との関係も、より深みを増していくことでしょう。

つづく