有翡(ゆうひ) -Legend of Love- 第17話 あらすじ/ネタバレ
深い森の中
罠が仕掛けられた森の中を進む谷天顕(こくてんけん)は、李晟(りせい)の言葉に疑いを持たず、そのまま先に進みます。地煞の姿が見えなくなると、聞煜が駆けつけ、3人は互いの身元を確認します。李晟(りせい)は呉楚楚(ごそそ)を四十八寨(しじゅうはちさい)に送り届けることになり、聞煜は地煞が衡陽(こうよう)城に向かっていることを周以棠(しゅういとう)に伝えるために急ぎます。
衡陽(こうよう)城の客栈
一方、重傷を負った周翡(しゅうひ)を連れて衡陽(こうよう)城の客栈で休んでいる謝允(しゃいん)は、客栈の若い従業員に羽衣(うい)班について情報を集めるように頼みます。しかし、その様子を沈天庶(しんてんしょ)が見ていました。沈天庶(しんてんしょ)は最近、羽衣(うい)班の暗殺者を次々と殺害し、羽翎牌を奪っていました。しかし、暗殺者たちは情報を漏らさないために自殺を選び、沈天庶(しんてんしょ)は行き詰っていました。そんな中、謝允(しゃいん)は千歳憂(せんざいう)という偽名を使い、老人に化けて春升胭脂鋪を訪れます。
春升胭脂鋪
春升胭脂鋪では、羽衣(うい)班が緊張に包まれていました。王掌柜(おうしょうがい)は謝允(しゃいん)が羽衣(うい)班を探していることを知り、慌てて追い返します。しかし、謝允(しゃいん)はすぐに店に戻り、王掌柜(おうしょうがい)が殺害されているのを発見します。実は、王掌柜(おうしょうがい)の部下である凌波が、見張りを怠って寝てしまったため、悲劇が起こりました。凌波と灵雨は店に入り、自分の失態を悔やみます。そして、現場を調べると、謝允(しゃいん)が縛られているのを発見します。
謝允(しゃいん)の正体
灵雨はすぐに謝允(しゃいん)が被害者を装っていることに気づき、彼の本当の目的を見抜きます。謝允(しゃいん)は、内息が乱れて命の危険にある周翡(しゅうひ)を助けるために、霓裳(げいしょう)夫人の助けを求めていることを告白します。霓裳(げいしょう)夫人の浮波手は周翡(しゅうひ)を救う唯一の方法ですが、羽衣(うい)班は危機に瀕しており、灵雨は簡単に危険を冒すわけにはいきません。彼女は迷药を使って謝允(しゃいん)を阻止しようとしますが、謝允(しゃいん)の体にはすでに毒が深く浸透しており、迷药は効きません。
樵雲居(しょううんきょ)
謝允は周翡(しゅうひ)を連れて樵雲居(しょううんきょ)に行き、霓裳(げいしょう)夫人の治療を求めます。ちょうど羽衣班(ういはん)の公演中でしたが、謝允の叫び声で公演は中断されます。霓裳(げいしょう)夫人は助けることの代償が大きいことを知っていましたが、周翡(しゅうひ)が南刀(なんとう)の伝人であることを知ると、李チョウ(りちょう)への感謝と敬意が蘇り、危険を顧みず助けることを決意します。しかし、治療が終わりに近づいた頃、沈天庶(しんてんしょ)が店に到着します。霓裳(げいしょう)夫人は内力が消耗しているにもかかわらず、必死に平静を装います。
危機
危機が迫っていることを知った灵雨は、謝允と周翡(しゅうひ)に謝罪し、貴重な霊薬をプレゼントします。周翡(しゅうひ)は謝允に迷惑をかけたくないと考え、謝允が薬を取りに行っている間に姿を消します。しかし、謝允がすぐに気づき、周翡(しゅうひ)を助けます。最終的に、霓裳(げいしょう)夫人は命を懸けて浮波手を使用し、周翡(しゅうひ)を救うだけでなく、李チョウ(りちょう)への恩返しと南刀(なんとう)の伝統を守ります。一方、店の外では、沈天庶(しんてんしょ)の陰謀が迫っており、新たな戦いが始まろうとしています。
有翡(ゆうひ) -Legend of Love- 第17話 感想
第17話は、緊迫感と感動が入り混じった素晴らしいエピソードでした。特に、謝允と周翡(しゅうひ)の強い絆と、霓裳(げいしょう)夫人の自己犠牲の精神が印象に残りました。
謝允は周翡を救うためにあらゆる手段を尽くし、命を懸けても助けようとする姿に心を打たれました。また、周翡も謝允への信頼と愛情が強く、謝允のために危険を顧みない姿に感動しました。
霓裳(げいしょう)夫人は、周翡を助けるために命を懸けて浮波手を使用しました。これは、李チョウ(りちょう)への恩返しと南刀(なんとう)の伝統を守るためであり、彼女の強い意志と覚悟を感じました。
つづく