有翡(ゆうひ) -Legend of Love- 第18話 あらすじ/ネタバレ

沈天庶(しんてんしょ)の脅迫

沈天庶(しんてんしょ)は羽衣(うい)班の弟子たちを人質に、霓裳(げいしょう)夫人から海天一色(かいてんいっしき)の宝藏の秘密を聞き出そうとします。霓裳(げいしょう)夫人は弟子たちの命を救うため、宝藏に関する一部の真実を明かしますが、より深い秘密については知らないと主張します。

沈天庶(しんてんしょ)の撤退

沈天庶(しんてんしょ)は霓裳(げいしょう)夫人の性格と周以棠(しゅういとう)の接近を察知し、強引な手段に出ることは得策ではないと判断します。情報を聞き出した後、羽衣(うい)班の弟子たちを解放し、その場を去ります。

霓裳(げいしょう)夫人の好奇心

千歳憂(せんざいう)として霓裳(げいしょう)夫人と縁を結んだ謝允(しゃいん)が、本来の姿で現れます。彼の正体が明らかになったものの、謎めいた過去は依然霓裳(げいしょう)夫人の興味を引きます。

四十八寨(しじゅうはちさい)の暗流

四十八寨(しじゅうはちさい)では、暗樁の反乱という衝撃的なニュースが寨全体を揺さぶります。特に李晟(りせい)たちの消息が途絶えたことで、李瑾容(りきんよう)は焦燥に駆られます。彼女は寨の防衛を鄧甄(とうしん)に任せ、精鋭部隊を率いて下山し、周以棠(しゅういとう)と合流して事態を解決することを決意します。

李晟(りせい)と呉楚楚(ごそそ)

李晟(りせい)と呉楚楚(ごそそ)は四十八寨(しじゅうはちさい)へ向かう途中、夜に一軒の宿屋に泊まります。李晟(りせい)は一日何も食べていない呉楚楚(ごそそ)のために点心を用意し、彼女が自分の怪我を気遣う姿を見て、温かい気持ちになります。しかし、突然の優しさに戸惑い、そそくさとその場を去ります。

周翡(しゅうひ)の回復

霓裳(げいしょう)夫人の手厚い看護により、周翡(しゅうひ)は完全に回復していませんが、自由に動けるようになります。宿屋で食事をしながら、二人は江湖の武術について語り合います。木小喬、沈天庶(しんてんしょ)などのトップクラスの達人や、李チョウ(りちょう)、殷聞嵐(いんぶんらん)(いんぶんらん)などの宗派の創始者について話しているうちに、周翡(しゅうひ)は憧れを抱きます。彼女は、これらの達人との差を自覚していますが、江湖の中でもかなりの名声を得ています。しかし、彼女は自分に厳しく、常に何かが足りないと感じています。

周翡(しゅうひ)の悪夢

夜になると、周翡(しゅうひ)は悪夢に悩まされます。夢の中では、地煞の追跡に対処することができますが、李瑾容(りきんよう)に罰せられるシーンは彼女を恐怖に陥れます。彼女は、山での自分の行動が李瑾容(りきんよう)に知られれば、罰を免れないことを知っており、不安を感じています。

李妍(りけん)と楊瑾(ようきん)

江湖の噂は誇張される傾向があり、周翡(しゅうひ)が一人で地煞と戦い、衡山山麓で鄭羅生(ていらせい)を殺したという武勇伝は、衡陽(こうよう)城内外で語り継がれています。李妍(りけん)は馬吉利(ばきつり)と一緒に下山した後、遊びに夢中になって市場をぶらついていると、ちょうど語り部が祖父の李チョウ(りちょう)について事実無根の噂を広めているのを耳にします。怒りに駆られた彼女は、自分が李チョウ(りちょう)の孫娘であることを公言します。

この発言は周翡(しゅうひ)の耳にも届き、擎雲溝(けいうんこう)の主である楊瑾(ようきん)の注意も引きます。南刀(なんとう)の伝承者である彼は、若いながらも名声を博した周翡(しゅうひ)に敬意を抱き、彼女と勝負することを望みます。李妍(りけん)は後に李チョウ(りちょう)との関係を否定しますが、楊瑾(ようきん)は彼女が南刀(なんとう)の伝承者であると確信し、武術の切磋琢磨をするために、彼女の行方を追います。

そして、路地裏で楊瑾(ようきん)は李妍(りけん)を見つけます。しかし、不意の試合は李妍(りけん)が全く技を繰り出せないまま倒れてしまい、あっけなく終わってしまいます。楊瑾(ようきん)は予想外の展開に驚きながらも、少年らしい純粋さと執念を見せます。彼は李妍が回復したら再戦することを決意し、二人は不思議な縁で結ばれます。

第18話感想

第18話は、緊張感と人間ドラマが交錯する見応えのあるエピソードでした。沈天庶(しんてんしょ)の脅迫、周翡(しゅうひ)の悪夢、李妍と楊瑾の出会いなど、物語が大きく展開していく中で、登場人物たちの心情が繊細に描かれていました。

特に印象に残ったのは、周翡(しゅうひ)の悪夢のシーンです。地煞の追跡から逃れるシーンはアクション満載で迫力があり、一方、李瑾容(りきんよう)に罰せられるシーンは周翡の心の弱さを浮き彫りにし、彼女の葛藤がよく伝わってきました。

また、李妍と楊瑾の出会いは、コミカルでありながらも二人の性格が垣間見える面白いシーンでした。李妍の無鉄砲さと楊瑾の純粋さが対照的で、今後の二人の関係が気になります。

つづく