蒼蘭訣 ~エターナル・ラブ~ 第12話 あらすじ/ネタバレ

食事の時間になった。蒼盐海での出来事を思い出し、小蘭花(しょうらんか)は粗末な食事を覚悟していたが、出された料理は色鮮やかで食欲をそそるものだった。思わず食べようとした小蘭花(しょうらんか)を、東方青蒼(とうほうせいそう)は咳をして注意する。慌てた小蘭花(しょうらんか)は侍従に下がるよう命じた。

東方青蒼(とうほうせいそう)は小蘭花(しょうらんか)に食事のマナーを教えるが、彼女は拒否し、自分の境遇への不満をぶつける。仕方なく一人で食事をする東方青蒼(とうほうせいそう)だったが、小蘭花(しょうらんか)は料理を下げさせてしまう。子供じみた行動だが、彼女の無力さを表している。

小蘭花(しょうらんか)が何かやらかすのではないかと心配した東方青蒼(とうほうせいそう)は、彼女に付き添う。この日は天界への反攻作戦の会議が開かれる。小蘭花は東方青蒼(とうほうせいそう)の強引なやり方に反発し、会議中に計画書を燃やしてしまう。東方青蒼(とうほうせいそう)はなんとか事態を収拾する。

夜、入浴の際、小蘭花は東方青蒼の背中を流す。しかし、その様子を誰かが見ていた。小蘭花は東方青蒼に臣下たちのことを尋ねる。彼らは巽風(そんほう)の座を狙っており、東方青蒼は内通者を炙り出すためにあえて彼らを泳がせているという。

巽風(そんほう)は東方青蒼の行動を疑い、決闘を申し込む。小蘭花と東方青蒼は断ろうとするが、巽風(そんほう)は小蘭花を突き放してしまう。東方青蒼は觴闕(しょうけつ)に助けを求め、小蘭花はなんとか衝突を避ける。巽風(そんほう)は小蘭花が東方青蒼ではなく、小花精であると確信する。夜、彼は海市(かいし)主に真実を告げる。

一方、小蘭花は幽閉され、雲中君(うんちゅうくん)は涌泉宮の警備を強化する。長珩(ちゃんはん)は心配しながらも、丹音(たんいん)の協力を得て丹音(たんいん)と姿を入れ替えて脱出する。丹音(たんいん)は長珩(ちゃんはん)に好意を抱くが、澧沅(れいげん)の登場で気まずい雰囲気になる。丹音は小蘭花が息蘭一族ではないかと推測するが、澧沅(れいげん)は否定する。

澧沅(れいげん)が去った後、容昊(ようこう)が現れる。焦った丹音は正体を明かしてしまう。雷雨が降る中、東方青蒼と小蘭花は重要な局面を迎えるが、海市(かいし)主が現れる。祟気(すいき)が襲いかかるが、長珩(ちゃんはん)が庇う。東方青蒼は小蘭花を逃がす。海市(かいし)主は複雑な表情を浮かべる。蝶衣(ちょうい)は長珩(ちょうこう)を殺そうとするが、海市主が止める。長珩(ちょうこう)は小蘭花を連れて行こうとするが、拒絶されてしまう。目の前の人物が小蘭花ではないことに気づいていないのだ。

第12話の感想

第12話は、怒涛の展開が続く回でした。小蘭花と東方青蒼の衝突、巽風(そんほう)の疑念、長珩(ちょうこう)の脱出と丹音との関係の変化、容昊(ようこう)の登場など、見どころ満載でした。

特に印象的だったのは、小蘭花が計画書を燃やしたシーンです。東方青蒼の強引さに反発し、自分の意思を貫こうとする姿は、彼女の成長を感じさせてくれました。また、長珩と丹音のやり取りにも注目です。互いに好意を寄せながらも、複雑な関係にある二人が、今後どのような展開を見せてくれるのか楽しみです。

つづく