蒼蘭訣(そうらんけつ) ~エターナル・ラブ~ 第15話 あらすじ/ネタバレ

長珩(ちゃんはん)と雲中君(うんちゅうくん)の対峙

長珩(ちゃんはん)は忘川に到着するが、雲中君(うんちゅうくん)がすぐに追いつき、迫ってくる。雲中君(うんちゅうくん)の問いに、長珩(ちゃんはん)は小蘭花(しょうらんか)への愛を正直に打ち明ける。しかし、実力の差は歴然で、長珩(ちゃんはん)は昊天(こうてん)塔に幽閉されてしまう。

結黎(けつれい)と殇闕の出会い

夜、結黎(けつれい)は一人で外を歩いていると、殇闕に出会う。結黎(けつれい)は昼間の出来事で眠れず、散歩に出たと話す。結黎(けつれい)が孤独であることを知った殇闕は、共感して長話を始める。殇闕は月尊(げっそん)に従うことを幸せに感じているが、結黎(けつれい)は人心は測り難く、予防策が必要だと考える。殇闕は結黎(けつれい)の考えを否定し、言い争いになり、結黎(けつれい)を追いやってしまう。

小蘭花(しょうらんか)と結黎(けつれい)の計画

朝、小蘭花(しょうらんか)は結黎(けつれい)に謝罪に行くが、まだ怒っている様子。そこで、東方青蒼(とうほうせいそう)からもらった骨蘭を贈り、誠意を示す。結黎(けつれい)は許し、小蘭花(しょうらんか)と一緒に逃げる計画を立てる。しかし、小蘭花(しょうらんか)は東方青蒼(とうほうせいそう)と心脈が繋がっているため、彼に迷惑をかけたくないと思い悩む。結黎は、月(げつ)族の始祖である塩女が作った断情絶念の簪、藏心簪を贈る。これは幽玉戒以外で唯一、心を隠すことができる神器である。

蝶衣(ちょうい)との戦い

二人は出発するが、蝶衣(ちょうい)に阻まれる。小蘭花(しょうらんか)はすぐに骨蘭を結黎に託し、自分一人で戦う。その頃、東方青蒼(とうほうせいそう)は骨蘭の異変を感じ、小蘭花(しょうらんか)が危険であることに気づく。手首に激痛が走り、新しい傷が現れる。怒りに満ちた東方青蒼(とうほうせいそう)は、三界を平定することを誓う。

命簿(めいぼ)の謎

蝶衣(ちょうい)が命簿(めいぼ)を拾おうとした瞬間、法器が壊れてしまう。その時、長珩(ちゃんはん)の幻影が現れ、小蘭花(しょうらんか)を救出する。小蘭花(しょうらんか)が目を覚ますと、水雲天(すいうんてん)の司命(しめい)殿にいた。長珩(ちょうこう)がそばで待っている。小蘭花(しょうらんか)は、東方青蒼(とうほうせいそう)が命簿(めいぼ)を修復するために蒼塩海に連れて行ったこと、命簿(めいぼ)の謎は自分にもわからないことを明かす。長珩(ちょうこう)は、命簿(めいぼ)を修復すれば謎が解けると言う。小蘭花は疲れを忘れて、すぐに修復に取りかかる。

容昊(ようこう)の策略

長珩(ちょうこう)は意味深な笑みを浮かべて殿を出て行き、海市(かいし)に姿を消す。実は、この長珩(ちょうこう)は容昊(ようこう)の変装であり、小蘭花に命簿の修復を自発的にさせるための策略だった。東方青蒼(とうほうせいそう)が海市(かいし)にやって来ると、容昊(ようこう)は慌てて長珩(ちょうこう)の姿に戻り、幻境に戻る。東方青蒼(とうほうせいそう)は幻境に入り、迷霧に包まれる。各層には小蘭花の幻影があり、本物を見つけなければ脱出できない。

命簿の修復と危機

小蘭花はついに命簿を修復し、謝惋卿(しゃわんけい)という凡人の名前を見つけて驚く。長珩はすぐに命簿を要求するが、小蘭花は誤解を装って時間を稼ぎ、彼の正体を確かめようとする。異変を感じた小蘭花は逃げようとするが、偽の長珩が祟気(すいき)を放ち、小蘭花を閉じ込める。

東方青蒼(とうほうせいそう)は小蘭花の危機を感じ、海市(かいし)主が逃げる直前に幻境を突破する。小蘭花は命簿を取り戻し、東方青蒼(とうほうせいそう)は海市(かいし)主の正体を暴こうとするが、蝶衣(ちょうい)が突然現れて小蘭花を襲う。東方青蒼(とうほうせいそう)は仮面を捨てて小蘭花を守る。

化魂墟での休息

小蘭花は東方青蒼に謝り、化魂墟までついて行く。東方青蒼は怒り、勝手に動いたことを責める。小蘭花は彼の気遣いを感じ、二度と勝手に動かないと約束する。東方青蒼の怒りは少し収まり、化魂鼎を一振りすると、暗雲が消え、光が差し込む。

しかし、小蘭花は体力を消耗し、倒れてしまう。東方青蒼は仕方なく、彼女を森の中に連れて行く。彼は藏心簪を使って小蘭花の心を探ろうとするが、小蘭花は拒否する。小蘭花は自分の心を見られたくないと正直に言い、二人は言い争いになる。

蝶衣(ちょうい)と容昊(ようこう)の取引

一方、蝶衣は重傷を負った容昊(ようこう)を山洞に連れて行く。凶神太歳(たいさい)がそれを聞きつけ、東方青蒼が容昊(ようこう)を傷つけたことに興味を示す。容昊(ようこう)は恩返しとして、神女(しんじょ)小蘭花(しょうらんか)を連れてきて、太歳(たいさい)を界外に出すことを約束する。

第15話の感想

第15話は、緊迫感のある展開と複雑な人間模様が描かれた回でした。長珩と雲中君(うんちゅうくん)の対峙、結黎と殇闕の出会い、小蘭花と結黎の逃亡計画など、見どころ満載です。

特に印象に残ったのは、小蘭花と東方青蒼の心の交流シーンです。命簿の修復を巡ってすれ違いながらも、お互いを気遣う姿が切なくも美しいものでした。また、結黎の過去が明らかになり、彼女の行動に深みが増しました。

つづく