蒼蘭訣 ~エターナル・ラブ~ 第20話 あらすじ/ネタバレ

繁華の街で出会う運命

結黎(けつれい)は、街で最も賑わう娯楽施設である飛仙閣を見つけ、入閣を希望する。しかし、入閣の規則は厳しく、東方青蒼(とうほうせいそう)は莫大な財を費やして入閣を許可される。

飛仙閣の中では、小蘭花(しょうらんか)は人混みの中で長珩(ちゃんはん)の姿を見つける。彼女は、長珩(ちゃんはん)が人間界で試練を受けているのではないかと推測する。東方青蒼(とうほうせいそう)が長珩(ちゃんはん)の存在に気づけば、事態は悪化するだろうと考えた小蘭花(しょうらんか)は、舞を見ることを理由に東方青蒼(とうほうせいそう)の注意をそらす。

舞台に現れた謝惋卿(しゃわんけい)は、優雅な舞を披露する。その手には蝶が舞い、神秘的な雰囲気を醸し出す。小蘭花(しょうらんか)は、謝惋卿(しゃわんけい)の首に業火(ぎょうか)の印を見つける。彼女は、謝惋卿(しゃわんけい)が伝説の赤地女子(せきちじょし)ではないかと疑う。東方青蒼(とうほうせいそう)は、小蘭花(しょうらんか)の動揺に気づきながらも、何も言わない。

小蘭花(しょうらんか)は、長珩(ちょうこう)が人間界では蕭潤(しょうじゅん)という名前の放蕩息子になっていることを知る。蕭潤(しょうじゅん)は、謝惋卿の舞に感銘を受け、高額の報酬を支払う。小蘭花(しょうらんか)は、東方青蒼(とうほうせいそう)が蕭潤(しょうじゅん)に気づくことを恐れ、骨蘭をなくしたと嘘をつく。しかし、東方青蒼(とうほうせいそう)は小蘭花の嘘を見抜き、彼女の手を強く握る。

それぞれの思い

謝惋卿の部屋で、蕭潤は幼い頃の婚約について話す。しかし、謝惋卿は罪人の娘であることを理由に拒否する。蕭潤は、謝惋卿を娶ることで家族の名誉を回復できると考えるが、父親は激怒し、彼を追い出す。

飛仙閣を出た小蘭花は、東方青蒼に背負われることを拒否する。彼女は、東方青蒼が水雲天(すいうんてん)を攻撃した日のことを思い出し、彼を敵視する。東方青蒼は、小蘭花の変化に戸惑いを隠せない。

上元節の夜、街は賑わいを見せる。結黎(けつれい)は觴闕(しょうけつ)を連れて去り、小蘭花と東方青蒼は二人きりになる。小蘭花は東方青蒼に真実を尋ねるが、答えは得られない。東方青蒼は、木鞠を見て過去の記憶に浸る。

一方、蕭潤は賭博で全財産を失い、玉を賭けようとするが、敗北する。彼は玉を取り戻し、逃走する。謝惋卿は、人生に何かが欠けていると感じている。その時、笛の音が聞こえてくる。その音は、彼女の弟子である容昊(ようこう)によるものだった。

第20話の感想

第20話は、小蘭花と東方青蒼の関係に大きな変化が見られた回でした。小蘭花は、東方青蒼が長珩(ちょうこう)を認識していることに気づき、彼を敵視するようになります。東方青蒼は、小蘭花の変化に戸惑い、彼女が以前のように自分に対して素直に感情を表現しなくなってしまったことに寂しさを感じている様子でした。

また、この回では謝惋卿と蕭潤の過去も明らかになりました。謝惋卿は、罪人の娘であることを理由に蕭潤の求婚を拒否します。蕭潤は、謝惋卿を娶ることで家族の名誉を回復できると考えていましたが、父親の反対に遭い、失意のどん底に陥ってしまいます。

一方、結黎(けつれい)は觴闕(しょうけつ)と仲を深め、上元節の夜に街を散策します。小蘭花と東方青蒼は二人きりになり、小蘭花は東方青蒼に真実を尋ねますが、答えは得られません。東方青蒼は、木鞠を見て過去の記憶に浸り、小蘭花は一人寂しくその場を去ります。

つづく