蒼蘭訣(そうらんけつ) ~エターナル・ラブ~ 第23話 あらすじ/ネタバレ

散布された画像の行方

結黎(けつれい)と觴闕(しょうけつ)は、散らばった画像を集めるという困難な任務を遂行し、無事に城に戻ってきた。しかし、そこで彼らは東方青蒼(とうほうせいそう)と小蘭花(しょうらんか)の微妙な争いに遭遇する。

予期せぬ目撃

結黎(けつれい)は場の空気を察し、觴闕(しょうけつ)に仲裁を促すが、彼は逆に結黎(けつれい)の曲水に対する想いをからかう。この插曲は争いを鎮めるどころか、さらに微妙な雰囲気を作り出す。

小蘭花(しょうらんか)の“変身”

結黎(けつれい)は策略を変え、小蘭花(しょうらんか)を“醜く”変身させることで蕭潤(しょうじゅん)を遠ざけようと企む。小蘭花(しょうらんか)は鏡に映る滑稽な姿に戸惑うが、それが一時的な手段だと理解する。

東方青蒼(とうほうせいそう)の“深加工”

しかし、東方青蒼(とうほうせいそう)は小蘭花(しょうらんか)の変身を不十分だと判断し、彼女をさらに“醜く”仕上げる。小蘭花(しょうらんか)は泣き出しそうになるが、東方青蒼(とうほうせいそう)は満足げだ。彼は小蘭花(しょうらんか)に、蕭潤(しょうじゅん)の前でわざと粗野な振る舞いをするよう指示する。

蕭潤(しょうじゅん)の意外な反応

ところが、蕭潤(しょうじゅん)は小蘭花(しょうらんか)の“醜態”に怯むどころか、その装いを独創的で清新だと称賛する。小蘭花(しょうらんか)は狼狽し、話題を変えるために画像の欠点を指摘するが、蕭潤(しょうじゅん)はそれを真摯に受け止め、画技を向上させると約束する。

小蘭花(しょうらんか)の“潑婦”ぶり

小蘭花は最後の手段として、潑婦のような振る舞いをするが、蕭潤はそれを嫌がるどころか、靴下を脱いで彼女と並んで座り、彼女を俗世から離れた仙人だと評する。さらに、宿世の縁について語り出し、場はさらに気まずくなる。

東方青蒼(とうほうせいそう)の登場

その時、東方青蒼(とうほうせいそう)が現れ、小蘭花は3年間連れ添った妻であり、現在妊娠中であると宣言する。この発言は小蘭花と蕭潤を驚愕させる。東方青蒼(とうほうせいそう)は小蘭花を連れ去り、蕭潤から画像を取り戻す。

それぞれの願い

夜になり、小蘭花と東方青蒼(とうほうせいそう)は河灯を流す。東方青蒼(とうほうせいそう)は蒼鹽海(そうえんかい)の運命を自らの手で変えたいと願う一方、小蘭花は忘川河畔に平和が訪れ、戦争がなくなることを祈る。二人は互いの考え方の違いを理解し、それぞれの願いを灯に託して流す。

謝惋卿(しゃわんけい)の解放

一方、謝惋卿(しゃわんけい)は束縛から解放され、真の伴侶を求める。翌日、蕭潤は東方青蒼(とうほうせいそう)を訪ね、小蘭花への想いを伝えながらも、身を引くことを表明する。

花朝節の危機

蕭潤の決意により、花朝節の大婚計画は頓挫する。東方青蒼と小蘭花は結黎(けつれい)と共に蕭潤を説得するが、彼の意志は固い。窮地に陥った時、結黎(けつれい)は婚礼当日に入れ替わりを行うという奇策を提案する。

東方青蒼の葛藤

小蘭花は賛成するが、東方青蒼は赤地女子(せきちじょし)性の元神(げんしん)を気にかけて当初は反対する。しかし、最終的には大局を考慮し、兄として小蘭花と蕭潤の結婚を承諾する。

新たな波乱の予感

画像を巡る騒動は一応の解決を見たが、赤地女子(せきちじょし)性の元神(げんしん)、二族の和平、そしてそれぞれの想いが絡み合う複雑な問題は、今後も続いていく。

第23話の感想

第23話は、さまざまな思惑が交錯する波乱の展開を見せました。結黎(けつれい)と觴闕(しょうけつ)の奮闘、東方青蒼と小蘭花の微妙な関係、蕭潤の意外な反応など、見どころ満載でした。

特に印象に残ったのは、東方青蒼が小蘭花のためにとった行動です。小蘭花を“醜く”変身させたり、妊娠を偽ったりと、手段を選ばない彼の姿は、愛ゆえの強引さを感じさせました。また、小蘭花が東方青蒼の思いを受け入れ、彼の妻として振る舞う決意をしたシーンは、二人の絆の深さを改めて感じさせられました。

一方、蕭潤の純粋な想いと、それを受け入れられない小蘭花の葛藤にも心を打たれました。蕭潤の宿世の縁に関する発言は、今後の展開を暗示しており、目が離せません。

つづく