蒼蘭訣(そうらんけつ) ~エターナル・ラブ~ 第30話 あらすじ/ネタバレ
月主の花冠を手作りする小蘭花(しょうらんか)は、自然の恵みである草花を使って、他に類を見ない美しい冠を作り上げようとしています。彼女は友人の結黎(けつれい)の嫁衣も準備しますが、結黎(けつれい)は誤解して怒ってしまいます。小蘭花(しょうらんか)は彼女の誤解を解き、優しい性格と強い意志を見せます。
しかし、二人の結婚式を祝う間もなく、月(げつ)族と仙族の戦いが始まろうとしています。月(げつ)族は劣勢で、東方青蒼(とうほうせいそう)は業火(ぎょうか)の力を失っています。戦神の長珩(ちゃんはん)が戻ってきたことで、仙月戦争の影が二人の間に忍び寄ります。
東方青蒼(とうほうせいそう)は心配しますが、小蘭花(しょうらんか)は戦争の暗雲を無視し、結婚式について話し続けます。彼女の楽観的な性格は、二人の関係に明るい光を照らします。東方青蒼(とうほうせいそう)は彼女の決意を知り、どんなことがあっても彼女を守ることを誓います。蒼鹽海(そうえんかい)は彼の領地であるだけでなく、小蘭花(しょうらんか)の心の故郷にもなりました。
ある夜、小蘭花(しょうらんか)は謎の声で目を覚まします。彼女は闇の中をさまよい、一筋の光に導かれて、謎の人物・謝惋卿(しゃわんけい)に出会います。謝惋卿(しゃわんけい)は突然現れて警告し、すぐに姿を消します。東方青蒼(とうほうせいそう)は小蘭花(しょうらんか)の異変に気づき、彼女の手を握って慰めますが、小蘭花体内の祟気(すいき)が彼に移ってしまいます。
かつて無敵だった東方青蒼(とうほうせいそう)は、愛によって弱点を抱えるようになりました。彼は絶望の淵に立たされますが、小蘭花の優しさによって夢の中の警告を思い出し、二人で未知の挑戦に立ち向かいます。
長珩(ちゃんはん)の突然の訪問で、小蘭花は息蘭一族的故郷に連れ戻されます。そこはすでに廃墟となっており、小蘭花は息山(しょくさん)神女(しんじょ)であることが明らかになります。彼女は戸惑いながらも、東方青蒼(とうほうせいそう)との絆をより強く感じます。玄武(げんぶ)の予言は結婚式に影を落としますが、小蘭花は二人の愛は本物だと信じています。
蒼鹽海(そうえんかい)に戻った小蘭花は、巽風(そんほう)に囚われてしまいます。過酷な環境と不味い食事に苦しみますが、彼女は東方青蒼の深い意図を感じ取ります。結黎(けつれい)が現れ、東方青蒼が彼女を裏切ったと告げますが、小蘭花は彼を信じます。
結黎(けつれい)の助けで脱出した小蘭花は、東方青蒼が祟気(すいき)に侵され、命の危機に瀕していることを知ります。彼の冷たい言葉に傷つきながらも、彼女は彼を救う決意を固めます。彼女は彼の言葉ではなく、二人の絆を信じています。この愛は、生死の試練を乗り越え、さらに強固なものとなります。
第30話の感想
第30話は、小蘭花と東方青蒼の愛が試されるエピソードでした。二人は結婚式を目前に控えていましたが、月(げつ)族と仙族の戦いが勃発し、さらに小蘭花は祟気(すいき)に侵されてしまいます。
小蘭花は、困難に直面しても希望を捨てず、東方青蒼を救うために奮闘します。彼女の勇敢さと優しさは、東方青蒼の心を揺さぶり、二人は絆を深めていきます。
東方青蒼も、小蘭花への愛を貫きます。彼は、彼女を傷つけるような言葉を口にしますが、それは彼女を守るためであり、彼の深い愛情の表れです。
つづく