蒼蘭訣(そうらんけつ) ~エターナル・ラブ~ 第4話 あらすじ/ネタバレ

疲れた小蘭花(しょうらんか)は、ベッドに倒れるとすぐに眠りに落ちた。夢の中で、彼女は突然の変故に遭遇し、目に見えない手に起こされ、外の世界に連れ出された。そこには、同じく捕らえられている東方青蒼(とうほうせいそう)の姿があった。そして、彼らの前に立っているのは、かつての知人である長珩(ちゃんはん)だった。

長珩(ちゃんはん)の冷酷な態度と剣光は、すべてを一瞬にして終わらせた。東方青蒼(とうほうせいそう)の命は消え、小蘭花(しょうらんか)は恐怖に震えるばかりだった。目を覚ますと、東方青蒼(とうほうせいそう)も悪夢にうなされて飛び起きていた。二人は、それぞれが不安な気持ちを抱えていた。

翌日、東方青蒼(とうほうせいそう)は小蘭花(しょうらんか)の部屋に入り、彼女がまだ眠っているのを見て起こそうとしたが、うまくいかなかった。焦った彼は、寝具を引っ張ってしまった。すると、彼の頭上の聖印が光り輝き、彼は林の花壇に引き寄せられて、奇妙な行動で花を数え始めた。この異変により、東方青蒼(とうほうせいそう)は自分が小蘭花(しょうらんか)の何らかの力に支配されていることに気づいた。

謎を解くため、東方青蒼(とうほうせいそう)は觴闕(しょうけつ)を呼び寄せ、古書をくまなく調べた。そして、膨大な文献の中から「同心咒」の秘密を発見した。この呪いは、二人の運命を結びつけ、喜びも悲しみも共有し、一方が受けたことはもう一方も感じることができる。しかし、小蘭花(しょうらんか)はそれに気づいておらず、東方青蒼(とうほうせいそう)は何度もその影響を受けていた。

真実を知った小蘭花(しょうらんか)は、東方青蒼(とうほうせいそう)が無意識に行った花を数える行為を笑い飛ばした。東方青蒼(とうほうせいそう)は焦っていたが、身体の本能的な反応にはどうすることもできず、小蘭花(しょうらんか)と一緒に朝食をとって、束の間の静けさを楽しんだ。

時が経つにつれて、二人の微妙な関係が明らかになってきたが、小蘭花(しょうらんか)は東方青蒼(とうほうせいそう)の本当の正体を知らないままでいた。偶然の誤解から、小蘭花(しょうらんか)は「東方青蒼」を「東方強」と聞き間違えてしまった。東方青蒼は无奈に感じながらも、そのまま「強」と呼ばれることにした。小蘭花(しょうらんか)は、「強」が魔尊東方青蒼と同じ姓であることを少し心配していたが、東方青蒼が自分が恐れている魔尊本人であることに気づいていなかった。

ある日、小蘭花は花壇で花精たちと昔の戦について話しているうちに、東方青蒼を悪く言ってしまった。それを聞いていた東方青蒼は、思わず笑ってしまい、姿を現して彼女を制止し、別の本を読むように命じた。ちょうど二つの種族の戦いの記念日だったため、水雲天(すいうんてん)は勝利の喜びに浸っていたが、東方青蒼は歴史を思い出し、怒りを抑えきれずに食器を割ってしまった。小蘭花は彼がケーキを作るときに力を入れてしまったと思い、指導のために近づいた。二人の交流には、温かさだけでなく、微妙な火花も感じられた。

運命の書の修復という重責を背負った小蘭花は、東方青蒼の監視のもと、努力を続けていたが、進展は遅く、疲れ果てて眠ってしまった。一方、長珩(ちゃんはん)は小蘭花を助けるために霊薬を錬成していたが、緊急の用事で雲中君(うんちゅうくん)に呼び戻されてしまった。

東方青蒼は多くの文献を調べた後、ようやく小蘭花を育てる秘法を見つけた。手順は複雑だったが、運命の書の修復と小蘭花の健康のために、彼は早起きして、小蘭花のために心を込めて準備をした。この経験は、二人の絆を深めるだけでなく、東方青蒼が自分の心の変化に気づくきっかけにもなった。

第4話感想

第4話は、小蘭花と東方青蒼の絆が深まる重要なエピソードでした。夢の中で東方青蒼の死を目の当たりにした小蘭花は、彼への想いを強く意識し始めます。一方、東方青蒼は「同心咒」によって小蘭花と運命を共有することになり、彼女の感情や痛みを共有するようになります。

二人の関係は、誤解や衝突を繰り返しながらも、徐々に進展していきます。特に、小蘭花が東方青蒼の正体を知らずに「強」と呼び、彼のことを悪く言った場面は、コミカルでありながら、二人の関係性を象徴するようなシーンでした。

また、小蘭花が運命の書の修復に苦戦する様子や、東方青蒼が彼女を支えようとする姿も印象的でした。二人の努力が実を結び、小蘭花が少しずつ成長していく姿は、見ていて応援したくなります。

つづく