悪竜城の陰に覆われた磐石(バンジャク)は、悪蛟王(あくこうおう)に一区の首領になることを認められ、しばらくの自由を得る。しかし、その裏には悪蛟王(あくこうおう)のある策略が隠されていた。

陽光が降り注ぐ中、磐石(バンジャク)は白猿(バイユエン)や短嘴妖(たんすいよう)らと共に今後の対策を話し合う。悪蛟王(あくこうおう)を疑う白猿(バイユエン)と短嘴妖(たんすいよう)だったが、まだ確証がないため、悪竜城に留まり調査を続けることに。

そんな中、松鼠精の呂青(りょせい)が磐石(バンジャク)を訪れ、従属を申し出る。呂青(りょせい)はかつて鰐魚精の参謀だったため、磐石(バンジャク)は警戒するものの、その実力を侮れないことを悟る。

白猿(バイユエン)らの調査で、悪竜城には30年ごとに仙妖大戦が勃発し、装備の乏しい雑牌妖族が敗北を繰り返していることが判明。しかし、天軍は本気で攻城せず、いつも決戦直前で停戦となる。

呂青(りょせい)の情報も加え、磐石(バンジャク)は生き残るためのチャンスを掴むことを決意。夜に単身悪竜城に潜入し、真実を明らかにしようと試みる。

北宸(ホクシン)は磐石(バンジャク)の行動を察知し、密かに後を追う。そして、磐石が陣法に囚われた際に救出。磐石は北宸(ホクシン)を疑うものの、協力しなければ突破できないため、二人は手を組み、悪蛟王(あくこうおう)の寝宮に侵入する。

そこで偶然、悪蛟王(あくこうおう)と九天門軍昭聖神将(しょうせいしんしょう)の密談を目撃。妖と金精の交換を企む悪蛟王(あくこうおう)の姿を目にした磐石は、北宸(ホクシン)と共に逃走し、北宸(ホクシン)の正体を暴く。

翌日、呂青(りょせい)が六区の首領を率いて磐石に従属。磐石は戦いで九人の首領を降伏させ、悪蛟王を驚かせると同時に、密かに仮乱を企てさせる。

楊嵐(ヨウラン)が危機を伝え、悪竜城からの脱出を促す。しかし、小紅(しょうこう)が人質として悪蛟王に捕らわれてしまう。仮乱を起こした妖たちが磐石を攻撃し、悪蛟王は磐石を餌に妖同士を戦わせる。

磐石は孤軍奮闘するものの、次第に劣勢に。白猿(バイユエン)や短嘴妖(たんすいよう)も駆けつけ、磐石と共に戦う。悪竜城の外は妖たちの影で覆われ、血が飛び散る。磐石はまるで戦神の如く立ち向かい、悪蛟王は惜しい人材だと感じ、一炷香耐えれば安全な場所を与えることを約束する。

楊嵐(ヨウラン)は命を懸けて磐石を助け、一命を取り留める。戦いが終わり、磐石は力尽きて倒れる。激怒した悪蛟王は、妖医に磐石を救うよう命じる。楊嵐(ヨウラン)は隙を見て妖医の力を使い、磐石を蘇生させ、姿を消す。

楊嵐(ヨウラン)の声で目覚めた磐石は、依然として危険な状況に置かれていた。牛妖(ぎゅうよう)は重傷を負い、短嘴妖(たんすいよう)も傷が深い。悪蛟王はキャンプを掌握していた。しかし、磐石の目は屈しない光を放っていた。真の戦いはこれからだと彼は知っている。

二名の妖医は磐石の生命力の強さに驚き、悪蛟王に報告する。磐石と楊嵐(ヨウラン)は、次の仮撃を密かに計画していた。

第13話の感想

第13話は、磐石の成長と決意が描かれた重要なエピソードでした。悪蛟王の策略に翻弄されながらも、仲間たちと協力して真実を突き止めようとする姿は、彼の正義感とリーダーシップを感じさせました。

特に印象に残ったのは、磐石が単身悪竜城に潜入するシーンです。危険を承知の上で行動する彼の勇気と、困難に立ち向かう不屈の精神は、視聴者を熱くさせました。また、北宸(ホクシン)との共闘も意外な展開でしたが、二人の協力によって悪蛟王の陰謀を暴くことができたのは、見応えのあるシーンでした。

つづく