九天門が開かれ、北宸(ホクシン)が姿を現すと、天河軍の将士たちは歓声を上げ、元帥の帰還を歓迎した。その声は天界に響き渡り、泰白紀星(たいはくきせい)たちは驚愕。天帝(てんてい)は北宸(ホクシン)を雲域天港に呼び戻すよう命じるが、誰も応じようとしなかった。

数ヶ月後、霓裳(ゲイショウ)は転生し、王家に生まれた。その誕生を見守る北宸(ホクシン)の目は潤んでいた。月樹の花は燃えるように咲き誇り、永遠に枯れることはない。北宸(ホクシン)は愛する者の幸せを永遠に守り続けると誓った。

磐石(バンジャク)は悟定真人(ウーディンチェンレン)を祁来山に連れ帰り、妖怪たちに紹介した。一方、楊岩(ヨウガン)は天帝(てんてい)の妖族討伐の命令を知り、姚寸心(ヤオ・ツンシン)や楊嵐(ヨウラン)、悟定真人(ウーディンチェンレン)が祁来山にいることを心配し、祁来山に向かうことにした。

翎雲子(りょううんし)と青雲子(せいうんし)の会話が風鈴(フウレイ)の耳に入り、磐石(バンジャク)が凌雲閣を去ったことを知る。風鈴(フウレイ)は磐石(バンジャク)を追いかけようとするが、同門の仮対を押し切って下山した。

磐石(バンジャク)は楊嵐(ヨウラン)の気持ちを知り、距離を置こうとするが、九天門軍が東昇之洲に向かうことを知り、短嘴妖(たんすいよう)に警戒を強めた。

楊嵐(ヨウラン)は悟定真人(ウーディンチェンレン)を連れ戻そうと祁来山に潜入するが、妖怪たちに囲まれてしまう。楊岩(ヨウガン)は磐石(バンジャク)に悟定真人(ウーディンチェンレン)の解放を要求するが、磐石(バンジャク)は勝負を持ちかける。

磐石は楊岩(ヨウガン)に敗れそうになるが、行者棍を修復する。楊嵐(ヨウラン)が止めに入ろうとするが、誤って怪我をしてしまう。楊岩(ヨウガン)は楊嵐(ヨウラン)を治療し、悟定真人(ウーディンチェンレン)を祁来山に残すことに。

楊嵐(ヨウラン)は楊岩(ヨウガン)に同行することを拒否し、姚寸心(ヤオ・ツンシン)は楊岩(ヨウガン)に改めて自分の気持ちを伝える。楊岩は姚寸心(ヤオ・ツンシン)を受け入れ、二人は和解する。楊岩は磐石に楊嵐(ヨウラン)への想いを尋ね、仙と妖の恋は許されないことを告げる。

磐石は楊岩の言葉に仮発し、二人は口論になる。楊嵐(ヨウラン)は二人の会話を聞いて激昂し、磐石を連れ出す。日の出と共に磐石は楊嵐(ヨウラン)への想いを自覚し、楊嵐(ヨウラン)もまた磐石への気持ちを再確認する。

第23話の感想

第23話は、北宸(ホクシン)の帰還と、磐石と楊嵐(ヨウラン)の恋の行方に焦点が当てられた回でした。

北宸(ホクシン)の帰還は、天界に大きな衝撃を与えました。天帝(てんてい)は北宸を捕らえようとしますが、誰も応じようとしません。北宸の圧倒的な人気とカリスマ性が伺えます。

一方、磐石と楊嵐(ヨウラン)の恋は、仙と妖という立場を超えたものとして描かれています。楊岩の仮対にもかかわらず、二人は互いの気持ちを確認し合い、未来への希望を感じさせる終わり方でした。

つづく