磐石(バンジャク)と楊嵐(ヨウラン)の葛藤

磐石(バンジャク)は楊嵐(ヨウラン)のために天桃を探していたが、玄聖神将が磐石(バンジャク)に拷問されていると聞きつけた諾伽(だくが)が怒り、磐石(バンジャク)に戦いを挑む。楊嵐(ヨウラン)が止めに入り、二人は牽製し合う。諾伽(だくが)は磐石(バンジャク)に恩義を感じているが、九天門軍の情報はもう渡さないと言い放つ。

磐石(バンジャク)は顧敬(グー・ジン)が天桃と交換で玄聖神将を解放した後、祁來山を攻めてくると予想し、呂青(りょせい)と短嘴妖(たんすいよう)に火器開発を急がせる。

風鈴(フウレイ)の漂流と磐石の聖天九龍棍奪取

風鈴(フウレイ)は命からがら小舟に乗って海を渡っていたが、疲労で眠ってしまう。その頃、磐石は聖天九龍棍を手に入れるため鏡海瑶宮に潜入する。老海王(ろうかいおう)は亀丞相(きじょうしょう)に嘘をつかせ、不在を装う。

磐石は老海王(ろうかいおう)の本心を見抜き、姚聽心(ようちょうしん)を拉緻し、一万金精で軍師にするよう要求する。隠れていた老海王(ろうかいおう)はたまらず姿を現し、磐石に懇願する。姚聽心(ようちょうしん)は老海王(ろうかいおう)を助けるため、磐石に従うことに同意する。

磐石は聖天九龍棍を手に入れ、巨柱を目覚めさせる。泉眼に触れたことで海嘯が発生し、風鈴(フウレイ)の舟が転覆してしまう。

風鈴(フウレイ)の救出と磐石の決意

鴻蒙心魔(コウモンシンマ)は清風子(せいふうし)を操り、風鈴(フウレイ)を救出させる。磐石は聖天九龍棍を手に入れたものの、姚聽心(ようちょうしん)を連れて行く。姚聽心(ようちょうしん)は磐石が自分を側室にしようとしているとわざと言葉を濁し、老海王(ろうかいおう)と磐石は義理の父娘となる。楊嵐(ヨウラン)は激怒し、磐石の説明を聞こうともしない。

巡邏中の小妖が海で気を失っている風鈴(フウレイ)を発見し、磐石に報告する。磐石は風鈴が海嘯で海に落ちたと知り、後悔の念に駆られる。風鈴は無事だったため、磐石は彼女を部屋で休ませる。

一方、楊嵐(ヨウラン)は風鈴が祁來山に来たことを知り、動揺する。姚聽心(ようちょうしん)は楊嵐(ヨウラン)に、祁來山の妖たちが風鈴に挨拶に行ったのに、楊嵐(ヨウラン)だけが部屋に閉じこもっていると囁く。楊嵐(ヨウラン)は嫉妬しつつも、風鈴に会いに行くことを決意する。

北宸(ホクシン)の作戦と六妖王の動向

北宸(ホクシン)は天河軍を率いて六妖王のアジトを攻撃し、六妖王を追い詰める。その時、九頭虫(きゅうとうちゅう)が現れ、岳父である海王の命で悪蛟王(あくこうおう)たちを救出する。天河軍は三人の妖王を捕らえるが、北宸(ホクシン)はわざと逃がす。六妖王同士の疑心闇鬼を煽るためだ。

老海王(ろうかいおう)は娘と六妖王と合流するが、白素(はくそ)が助けに入ったことで悪蛟王(あくこうおう)の怒りを買い、殺されそうになる。

第25話の感想

第25話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。磐石は聖天九龍棍を手に入れ、祁來山をより強固な拠点にするための準備を進めます。一方、楊嵐(ヨウラン)は磐石の行動に戸惑い、嫉妬心を募らせていきます。

特に印象に残ったのは、磐石と風鈴の再会シーンです。磐石は風鈴を海から救い出し、自分の部屋で休ませます。風鈴は磐石に抱きつき、磐石は彼女を強く抱きしめます。このシーンは、二人の強い絆を感じさせるものでした。

また、老海王と姚聽心(ようちょうしん)の関係も興味深かったです。老海王は磐石に娘を奪われ、苦渋の決断を迫られます。姚聽心は父を助けるために磐石に従いますが、内心は複雑な思いを抱いているようです。

つづく